2017.4.21(金)
国立能楽堂
「雲林院」 宝生流
前シテ 老人 渡邊荀之助 能面:小尉(こじょう)
後シテ 在原業平 渡邊荀之助 能面:中将(ちゅうじょう)
お話がとてもロマンチック。
伊勢物語に親しんでいた主人公はある夜 都北山の桜のさく「紫野の雲の林」にいる在原業平を夢にみます。
霊夢を信じて雲林院にやってくると前シテの老人に会います、老人は花咲く樹のもとで眠って夢のつづきをみなさいといいます、やがて後シテの在原業平が登場し伊勢物語の品々を舞います。
いままで見たことがなかったのでどんな見え具合かしらと脇正面のチケットをとったのですが 失敗でした、この演目こそ正面で見たかった、「業平さーん こっち向いて」と何度も心に思いました。
序の舞もよかったですし やはり中将の面から目を離せませんでした、たっぷりしたふくよかなお顔に細い髭をたくわえ でもどうして眉根を寄せていて 少し辛そうに少し悲しそうにみえるのでしょう、切れ長の眼に開いた黒目が素敵です。
謡のことばもロマンチックで こんな能もあるのですね。
よく単語として聞くだけだった「在原業平」がそこにいる…と感じられました、すごく面白かった。。
2017年4月25日火曜日
2017年4月23日日曜日
2017年4月19日水曜日
首里城など 2017.4.15
きれいな声で鳴く鳥がたくさんに オオゴマダラ(蝶)がそこここをゆったり飛ぶ風景はいいですね 海はすぐそこで色とりどりに咲く花によい声で啼く鳥 蝶もたくさんで むかし住んだことのあるボルネオの自然を思い出しました。
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小さな花が集まってる?花の名はなにかな |
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屋根の中央にシーサーが・・漆喰が塗ってあるきれいな屋根 |
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首里城守礼門 |
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首里城のシーサー |
2017年4月18日火曜日
斎場御嶽せいふぁうたき 2017.4.15
南城市東はしの海沿いに斎場御嶽せいふぁうたきがあります、知念岬に入る角の物産館駐車場に車を止め入口まで歩きます、入口でチケットを求め 説明VTR3分を流してくれます、またガイドさんもつくようでしたが時間が限られていたので 自分たちで見学しました。
石灰岩の石畳は多くの人が歩いたのでツルツルに磨かれて滑りやすく、樹々が生い茂る聖地は ガイドさんや見学者がいなければもっと神聖な場所が実感できたかな。
初代1470年から15代1875年までの約400年余りにわたって琉球王府の神事を担った聞得大君が祈りをささげた場所なのだそうです(説明書より引用)
石灰岩の石畳は多くの人が歩いたのでツルツルに磨かれて滑りやすく、樹々が生い茂る聖地は ガイドさんや見学者がいなければもっと神聖な場所が実感できたかな。
初代1470年から15代1875年までの約400年余りにわたって琉球王府の神事を担った聞得大君が祈りをささげた場所なのだそうです(説明書より引用)
おきなわ 2017.4.14
2017年4月16日日曜日
国立劇場おきなわ2017.4.15
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プログラム 華風4月号より |
2017.4.15(土)
国立劇場おきなわ
「手水の縁」
山戸 東江裕吉
玉津 新垣 悟
「手水の縁」を観に沖縄に行きました、はじめての沖縄です、航空券が思うように取れなくて前後一日を移動 中一日を観光と舞台鑑賞にあてたのでちょっと忙しい旅でした。
行きたいところは南部の「斎場御嶽せいふぁうたき」(聞得大君の儀式が行われた聖地)と決めていたので空港でレンタカーを借りました。
初めてのものがたくさん 国立劇場おきなわ 海ぶどう ソーキそば らふてぃ ミミガー シリシリ じまーみぃ豆腐 ぐるくん あぶら味噌 唐辛子のお酢 国際通りも少し歩き 夜のライトアップされた首里城にも行きました。
一番印象的なのは「手水の縁」のお二人ですね 山戸と玉津(たまつぃ)です。 楽しかったなぁ、お疲れ様でした と友と自分に。
2017年4月11日火曜日
2017年4月9日日曜日
野守@国立能楽堂
2017.4.8
「野守」 観世流
前シテ 野守の翁 井上裕久
朝倉尉(面)
後シテ 鬼神 井上裕久
白頭 黒べしみ(面)
ワキ 山伏 大日方寛
あぁ とても面白かった
野守の翁は朝倉尉(あさくらじょう)という面を着けていました、白髪を束ね頭の上に結い 細い細い杖をつき 着物をきちんときて登場です、歌舞伎座で観た玉三郎さんの茨木の登場を思い出しました、とても品格のある老人です、朝倉尉の面が能面にしては妙にリアルで 過ごしてきた人生の豊かさを感じさせるような少しの笑みと悲しみのようななんともいえない面で ずっと面ばかりに集中しました。
時に老人でないような鋭い動きもあり ますます興味深々です。
その翁が水鏡のなかに逸れた鷹を見つける話をするとき これまた 玉三郎さんが花柳壽輔さんとドビュッシーの曲で踊られた舞台を思い出しました。
水鏡 鏡 何を映し出すのか・・
老人は塚のうちに消えます、舞台の上でアイが野守の鏡の故事を語るうしろの塚のなかで 衣装替えをします、そして鬼神の登場です。
白髪の頭に黒べしみの面をつけ 豪華に光る装束で登場しました、手には大きな丸い鏡を持ち その鏡を天に向け「悲想悲悲想天まで隈なく」(ひそうひひそうてん?どういう意味かな?天のなかの最上位の世界のことらしい)と謡います。
そして鏡を地に向けると地獄を映しだすのです、地謡が力強くうたいます、
奈良の春日野のある日のお話なんでしょうがスケールの大きさに感動しました。
「野守」 観世流
前シテ 野守の翁 井上裕久
朝倉尉(面)
後シテ 鬼神 井上裕久
白頭 黒べしみ(面)
ワキ 山伏 大日方寛
あぁ とても面白かった
野守の翁は朝倉尉(あさくらじょう)という面を着けていました、白髪を束ね頭の上に結い 細い細い杖をつき 着物をきちんときて登場です、歌舞伎座で観た玉三郎さんの茨木の登場を思い出しました、とても品格のある老人です、朝倉尉の面が能面にしては妙にリアルで 過ごしてきた人生の豊かさを感じさせるような少しの笑みと悲しみのようななんともいえない面で ずっと面ばかりに集中しました。
時に老人でないような鋭い動きもあり ますます興味深々です。
その翁が水鏡のなかに逸れた鷹を見つける話をするとき これまた 玉三郎さんが花柳壽輔さんとドビュッシーの曲で踊られた舞台を思い出しました。
水鏡 鏡 何を映し出すのか・・
老人は塚のうちに消えます、舞台の上でアイが野守の鏡の故事を語るうしろの塚のなかで 衣装替えをします、そして鬼神の登場です。
白髪の頭に黒べしみの面をつけ 豪華に光る装束で登場しました、手には大きな丸い鏡を持ち その鏡を天に向け「悲想悲悲想天まで隈なく」(ひそうひひそうてん?どういう意味かな?天のなかの最上位の世界のことらしい)と謡います。
そして鏡を地に向けると地獄を映しだすのです、地謡が力強くうたいます、
まづは地獄の有様を現す一面八丈の、浄玻璃の鏡となって、罪の軽重罪人の呵責、打つや鉄杖の数々、悉く見えたりさてこそ鬼神に横道を正す、明鏡の宝なれ、すはや地獄に帰るぞとて、大地をかつぱと、踏み鳴らし、大地をかつぱと、踏み破って、奈落の底にぞ、入りにける (プログラムより)力強く踏み鳴らして舞い 最後はドスンと胡坐で落ちて終わりました、すごい迫力でした。
奈良の春日野のある日のお話なんでしょうがスケールの大きさに感動しました。
2017年4月7日金曜日
組踊「執心鐘入」@国立劇場
国立劇場開場50周年記念
組踊「執心鐘入」と琉球舞踊
2017年3月4日・5日
一部は琉球舞踊 二部に組踊 「執心鐘入」
「執心鐘入」
中城若松 東江裕吉
宿の女 宮城能鳳
座主 島袋光晴
小僧 宮城茂雄 新垣悟 阿嘉修
鬼女(鐘入) 佐辺良和
「執心鐘入」のお話は道成寺と同じでした、ただ鬼女は吊るされた鐘の中にほんとうに入っていてするすると鐘が降りてきて登場します、 鬼の面に鉄杖を持った姿は臨場感があって怖いです。
歌舞伎では花子が鐘の上に乗って鱗模様の蛇を表す着物で睨みと見得をきって幕になりますが 組踊では 座主と小僧が経を唱え その力で鬼女を追い払って幕になりました。
音楽もよく CDを購入して聴いています。
組踊や琉球舞踊は坂東玉三郎さんの国立劇場や南座の公演で初めてみましたが いまあのような公演をもう一度みたいと思ってもなかなか叶わないようです、どれほど贅沢な公演だったかを今さらになって感じています。
「四つ竹」は背の高い男性舞踊家たちと玉三郎さんが踊られるのです、それはスケールが大きくて見事な舞台でした、新垣悟さんの「柳」もすばらしかったですし。。
雑踊の「花風」は好きです、昔ブラジルへ行くという沖縄の方が弾いてくださったメロディに似ていました。
組踊「執心鐘入」と琉球舞踊
2017年3月4日・5日
一部は琉球舞踊 二部に組踊 「執心鐘入」
「執心鐘入」
中城若松 東江裕吉
宿の女 宮城能鳳
座主 島袋光晴
小僧 宮城茂雄 新垣悟 阿嘉修
鬼女(鐘入) 佐辺良和
「執心鐘入」のお話は道成寺と同じでした、ただ鬼女は吊るされた鐘の中にほんとうに入っていてするすると鐘が降りてきて登場します、 鬼の面に鉄杖を持った姿は臨場感があって怖いです。
歌舞伎では花子が鐘の上に乗って鱗模様の蛇を表す着物で睨みと見得をきって幕になりますが 組踊では 座主と小僧が経を唱え その力で鬼女を追い払って幕になりました。
音楽もよく CDを購入して聴いています。
組踊や琉球舞踊は坂東玉三郎さんの国立劇場や南座の公演で初めてみましたが いまあのような公演をもう一度みたいと思ってもなかなか叶わないようです、どれほど贅沢な公演だったかを今さらになって感じています。
「四つ竹」は背の高い男性舞踊家たちと玉三郎さんが踊られるのです、それはスケールが大きくて見事な舞台でした、新垣悟さんの「柳」もすばらしかったですし。。
雑踊の「花風」は好きです、昔ブラジルへ行くという沖縄の方が弾いてくださったメロディに似ていました。
2017年4月6日木曜日
2017年4月1日土曜日
From now on@張國榮
今日はレスリーチャン張國榮が亡くなって14年目の命日です。
レスリーの歌を聴いて過ごしています、レスリーのデュエットソングはどれもとてもいいです、私は「ミラクル」が好きなのですが サンディラムの美しい歌声とレスリーの歌声がなんとも柔らかなこのMVもとても好きです。
特にこのMVのレスリーのカメラ目線にはこちらがタジタジとなります。
柔らかな声 柔らかな顔立ち 柔らかな仕草などなど コートにソフト帽がとても似合っています、しかしなぜか カメラ目線のレスリーに照れちゃいます、レスリーらしい?のかしら?
レスリーチャン張國榮はほんとうに素敵です。
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