京都府丹後文化会館
一、お目見得 口上
二、秋の色種(あきのいろくさ)
三、羽 衣
坂東 玉三郎
杵屋 勝四郎(長唄)
杵屋 勝 国(三味線)
田中 傳左衛門(大鼓)
「幽玄」を除けば今年一月歌舞伎座以来になる玉三郎さんの公演です、久しぶりに舞台でお声をきくことができました、口上では京丹後市の素晴らしさを語っていらっしゃいました。
「秋の色種」は美しい玉三郎さんを堪能できます、久しぶりに聞く勝国さんの華やかで軽やかな三味線と勝四郎さんの惚れ惚れするような唄にあわせて玉三郎さんは扇をくるくるさせながら舞います。
ああ、この華やかさ 久しぶり なつかしい
口上では「まだ夏も始まっていないのに秋の踊りです、たいへん完成された曲なので踊るのが難しい」とおっしゃっていたような、しっとりとした秋の風情がある踊りです、黒地の着物に替えられました、「黒」がまたよく似合う玉三郎さんです。
「羽衣」では玉三郎さんのお声をきくことができました、舞台のお声も久しぶり、なつかしい。。
厳かで 軽やかな 美しい天女です。
玉三郎さんのご出演がないので 最近は琉球芸能や能に通っていたので 久しぶりの舞台がとても新鮮で やはり玉三郎さんはすごいな、遠いところまで山をいくつも越えてやって来た甲斐があったと思いました。
低く雲が湧き流れていくようなお天気のなか 連なる山をいくつもいくつもやり過ごし トンネルを幾つも抜けました、それこそ幽玄な景色でした。。
うゐのおくやま けふこえて
そんな言葉を思い起こしながら運転していました。