
中国古典文学大系53戯曲集下還魂記(岩城秀夫訳)251~255頁
第52幕 状元を捜す から
ここは臨安の街、状元の試験を受けたあと 柳夢梅は杜麗娘の両親を尋ねて淮城へ出かけています。
柳夢梅は状元の試験に見事に合格したので祝宴に呼ばれています、本人がいなければ宴が開けないので 軍校たちが街中を捜しています。
そこへ昔広州の果樹園で柳夢梅と暮らしていたせむしの郭駝も柳夢梅を捜して臨安にたどりつき 告示板に尋ね人「状元柳夢梅」の名前を見て驚喜します。
告示板同里読書橋上のレリーフ
欽点状元、嶺南の柳夢梅
年二十七歳、中肉中背、色白
一同(軍校二人と郭駝)
柳夢梅よ 天よ
柳夢梅よ 天よ
何度も何度もうろついて
影も姿も見当たらぬ


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