2013年3月12日火曜日

坂東玉三郎さんの「四つ竹」@琉球舞踊

はるか昔 ブラジルに移民する沖縄の方の三線と歌を聴いたことがあってそのもの悲しい響きはいつまでも心に残っていました、琉球舞踊を観るのははじめてです、楽曲と衣装とリズムと踊りに圧倒されました。

「四つ竹」(ゆついだき)の踊り手さんは男性だったのですね、背の高さがそろっていて 目が大きな顔立ちも似ていて最初みたときはきれいな人と思っていたのですが 玉三郎さんが登場して みなさん背が高いのだと気づきました。

黄 赤 紫 その他 極彩色の紅型の衣装と丸い大きな笠を頭にのせた踊りはすばらしいかったです、特に玉三郎さんの衣装は裾に沖縄の海を思わせる波模様が重なり そのうえは(海の)宝?づくしのよう、肩からは鳳凰の模様でとてもお似合いでした。

私は赤に魅せられてしまいました、襦袢、裏地と足袋のピュアな赤がとても映えて美しいのです、ゆっくりした踊りは足先から動くのかしら、裾から現れる赤い足袋の足先と足の運び、それにずっと集中してしまいました。。

みなさん 堂々とした踊りで なぜかパリのブールデル美術館でみた女神たちを重ねてしまいました。琉球舞踊がこれほどすばらしいものだと知ってとてもうれしいし、よくぞここまで伝統をまもって来られて ありがとうございます と思ったわ。

きっと女神・・
ブールデル美術館2013.2.14

2013年3月11日月曜日

梅は匂ひ@「柳」琉球舞踊

 
琉球舞踊「柳」の歌詞から「梅は匂ひ」を思い出す
(近くの梅林2013.3.11)

パリ旅行を忘れないように思い出して毎日記録していたけれど 3月3日に磐田公演で坂東玉三郎さんの「熊野」と「藤娘」を観て 9日には林英哲さんの「七つの輪具」を聴きに横浜紅葉坂まででかけ、昨日10日は国立劇場小劇場で琉球舞踊と新作組踊を観ました。
それぞれすばらしい公演でとても楽しみました。

新垣悟さんの琉球舞踊「柳」はすばらしい! やわらかい「能」ではないかしら、琉球舞踊は宮廷で来賓をもてなす踊りときいたことがあるけれど 音楽と踊りが一体となって歌詞がつたわります、どこまでもやわらかく どこまでもつよく・・ とても感動的で涙がでてきました。

柳は緑
 
花は紅
 
人はただ情け
 
梅は匂ひ
 

2013年3月10日日曜日

Musee Bourdelle@paris2013.02.14

 
ここにきたかったの

 
心ゆくまでみてないでしょ
だって まだわからないんですもの
 

2013年3月9日土曜日

Montparnasse@paris2013.02.14

Montparnasse-Bienvenueで下車、お昼を食べ ブールデル美術館へ向かいます。 お昼は通り道に生牡蠣の店があったので入り 白ワインで冷えた身体を温めました。
ブールデル美術館は無料です、展示室内や昔のアトリエ、庭までブールデルの作品でいっぱいです、いまだにエネルギーに満ちみちています。

  

2013年3月8日金曜日

地下鉄の歌手@paris2013.02.14

ポルト・ドーフィヌ駅からシャルル・ド・ゴール エトワール駅に戻り 今度は6号線に乗り換えビラケム橋でセーヌ川を渡り南へ向います。
車内で突然音楽が鳴り ラテン?情熱の砂漠?誰かラジカセでも持ち込んでる?とみわたしました、そのうちマイク片手に見事なシャンソンを歌う人がいます、上手でした! パリでは地下鉄がスタジオになるのね。

2013年3月7日木曜日

メトロポリタン@paris2013.02.14

Poissyを後にして Charles de Gaulle-Etoileで地下鉄2号線に乗り換え Porte Dauphineポルト・ドーフィヌ駅へ来ました。 美しい昔のメトロ出入口が残っているので見に来たのです。
小さなちいさな入口を想像していたのですが堂々として立派なものでした、どこからどこまで有機的な感じです。 なるほどアール・ヌーボーなのね、パリだわ~。
デザインはHector Guimardギマールです。

美しいなぁ
当時のフォント?ギマールの筆致らしい
立派でしょう 丸い照明も素敵なの
後姿 今にも羽ばたきそう

2013年3月6日水曜日

サヴォア邸室内@poissyparis2013.02.14

ナポレオン三世の時代やアール・ヌーボーの世界からこれが生まれたときはどんな嵐があったのかしら。 
生活感のあるものが何もないから彫刻と同じに詩情がうまれる?
人が暮らせば物が溢れるわ そのときはどんな部屋になっているのかしら??
 たしかに「明るい時間」だわ いい部屋だったなぁ
 コルビュジエチェアと同じ曲線の浴室用カウチとでもいったらいいの?
温かい蒸気のなか寝そべってみたい・・
でも開放的な間取りでその蒸気はいったいどこへ?
 このガラス扉 枠や金具のバランスときたら!
(ガラス扉は実際はとても危険よね)
これも80年ほど前のコルビュジエデザイン?

2013年3月5日火曜日

サヴォア邸@poissyparis2013.02.14

サヴォア邸にやってきました。
Villa Savoye
82 rue de villiers
78300 Poissy

ル コルビュジエ Le Corbusier(スイス出身) 設計
1931 完成
サヴォア家の週末用別荘で「明るい時間」と名付けられる。
(パンフレットより)
やっと着いたわ
門を入って曲がると見えてくる「サヴォア邸」
コルビュジエの「空中に浮かぶボックス」

2013年3月4日月曜日

木@poissyparis2013.02.14

戸建て住宅街の上り坂をあがっていく、似たような住宅が並ぶが際立って個性的なものはなく それぞれに住人の好みにしつらえてあって(フランスらしい)とても落ち着いた雰囲気の町だわ、ある住宅前の木、はじめて見る、なんの木かしら、動き出しそうなの。
 
 何の木?

2013年3月3日日曜日

POISSY@paris2013.02.14

RER A5線終点のPOISSYポワシー(プジョーなど大きな自動車工場がある)で降り 地図をたよりに歩きはじめます、とても寒いみぞれ交じりのお天気で少し閉口する。
石造建築のノートルダム・ド・ポワシー教会に圧倒されつつ脇をとおりぬけ 静かな住宅街に入っていきます。
 あちら方向ね
 暗い日に暗い建物は威圧的
雨どいのガーゴイルたち
 12世紀ごろ最初に建てられ何回も増改築されているらしい

2013年3月2日土曜日

RER A線@paris2013.02.14

到着翌日は一番行き難そうなところから廻ることにしました。
 オベール駅(Aubel)からRER A線に乗って郊外へ向かいます。
Aubelオベール駅  トンネルに天井をつけなくてもいいのね
 Aubelオベールえきなか
RER A線で新都心ラ・デファンス方面へ
ラ・デファンスまでお役所・企業へ通勤する人たちで混雑していました、新凱旋門(グランダルシュ)を見ればよかったかな、またの機会に。

2013年3月1日金曜日

月の西@paris2013.02.13

パリは遠いわね、半日飛行機に乗るの、「太陽の東、月の西」という童話を思い出したわ。
飛行機雲を追いかけて西へひた走る 
下はシベリアの真っ白な氷と雪の世界

 やっとホテルに落ち着いたわ、今 日本時間なら何時?とつい計算してしまう、そしてため息がでるの。
わぁ パリらしい
縦縞はビロードなの こんなカーテンをみたのはじめて!パリだわ!
これから数日よろしくね。

2013年2月28日木曜日

今日のワンポイント 右手は上

ひと月ぶりにレッスンに行った、暖かい日でシャツ一枚で大丈夫、久しぶりの友とおしゃべりが楽しく ストレスが少し減ったかな。

今日のコーチのお言葉は 「右手は上」
グリップでは右手が左手の上です、スイングに入ってフィニッシュするまでいつでも右手が上です、ということは
左手の小指が主導権を握っています、左手小指を手前に引くようにして 右手を上にしてボールにあてましょう。
振りはじめはグリップをしたに落下させるようにし、そのあとは右手を上にして水平に右から左へ振ってみてください、ヘッドの重みで下がりますから ボールにあてにいってはいけません。
必然的に左脇は開きません、テコの原理でヘッドスピードをあげて力強く振ってみましょう。

ドリルは左手だけの「布団たたき」です、ひじをぬいたりしてはいけません。 右上腕の力こぶも鍛えましょう、右手を上にしてスイングするには曲げてクラブを支えていられるだけの力がいるのです。
以上byコーチ

なるほどなるほど 脇があかないのよね!

2013年2月27日水曜日

パリの劇場

シャトレ劇場もオペラ座ガルニエ宮もどちらも 歴史の重みを感じる壮麗な劇場でした。
いろいろな場所から観劇したかったので1階2階3階の各所から鑑賞しました。
オペラ座の椅子はゆっくり大きく座り心地がよかったです。 シャトレ劇場の座席は前後の余裕がなかったです。

牡丹亭公演があったシャトレ劇場
輝夜姫公演があったオペラ座ガルニエ宮

2013年2月25日月曜日

パリ牡丹亭カーテンコールの写真②

千穐楽 観客の拍手に応えて幾度も挨拶をしてくださいます、上手へまわったあと、柳夢梅さんと下手へ来て深々とご挨拶。
 
Pascalさん、写真ありがとうございます。

2013年2月24日日曜日

パリ牡丹亭カーテンコールの写真①

皆様お揃いでご挨拶なされてくださります。

柳夢梅様の隣が初お目見えする冥府の判官様です 2013.02.15

2013年2月22日金曜日

司笛

カーテンコールで笛を吹く鄒建梁さん
「牡丹亭」で笛を担当していた方を 赤坂Actシアターの公演パンフレット 演奏者のページで調べました、鄒(ツォウ)さんです、音の低いたて笛も吹いていらっしゃいました。

司笛
ZOU JIAN LIANG
鄒建梁
国家一級演奏員

前の投稿で「笛の方」などと書いて失礼いたしました。
Pascalさん 写真ありがとうございます。

2013年2月21日木曜日

文化勲章コマンドゥール受章おめでとうございます

2013年2月19日 坂東玉三郎さんがフランス芸術文化勲章コマンドゥールを受章されました。
おめでとうございます!! 心よりお慶び申し上げます!
フランス オレリー・フィリペティ文化・通信相の言葉がすばらしい。
「あなたは男、女、どちらの性にも属すことのない、誰にも到達できないある種の理想像を演じています。そこには規格外で魅惑的な美があります」
2月18日市内某所ホテル脇に警護隊のような白バイの列がいたのは関係あるかしら、バイクにはGENDARMERIE(騎馬警官隊)とありました。。近くの人に尋ねたら誰か(聞き取れない)が来ていると言ってた・・? 前方には更にPOLICEの白バイが3台止まっておりましたよ。
 
かっこいいGENDARMERIE騎馬警官隊
騎馬警官隊
 

2013年2月20日水曜日

三日三晩@シャトレ劇場牡丹亭

2013年2月14日から16日の千秋楽まで 三日三晩シャトレ劇場に通いました。
パリの劇場の壮麗なこと・・
そこに響く玉三郎さんの昆曲「牡丹亭」の世界に浸りました。
 
日本では玉三郎さんの公演の観客はほとんどが女性ですが パリでは男性率が非常に高くて(ほぼ半分くらい)学生のような若い人から中高年までとても多く 老若男女の差なく文化を楽しむ姿がパリなのねと感じたわ。
右下の扉の向こうに玉三郎さんのポスターが見える
「牡丹亭」は進化しつづけています。
冥府の幕(たぶん)が増えて 真っ赤な火の粉をまき散らす閻魔大王(判官?)に対して真っ白の衣装で登場する杜麗娘の魂役の玉三郎さんがまた とても!すばらしい!!

昆曲は舞台前のオーケストラピットで演奏され主旋律の笛を吹く姿を見られるのもとてもよかったです。カーテンコールのとき玉三郎さんは笛の方を立たせて拍手を送り、また笛の方も玉三郎さんに拍手を返すようすもよかったです。
カーテンコールでこちらを向いてひと節
パリの観客は拍手喝采し拍手を揃えて大盛り上がりでカーテンコールを促していました。
Pascalさん、美しい写真をありがとうございます!

2013年2月12日火曜日

Dalí


ポンピドゥーセンターのダリ回顧展を見にいこう。(~3月25日)
ニューヨークMOMA、マドリッドのレイナ・ソフィア美術館に保存されている珠玉作品を含む150点の絵画作品により、ダリの画業とその個性に光を当てる展覧会。数々の貴重な映像作品やドキュメンタリーと併せ、スペインの市民戦争、第二次世界大戦、ナチス・ドイツのホロコーストなど、大きな悲劇的歴史を歩んだ20世紀の歴史とともに、ダリの歩みとその特異な表現方法の真髄に迫る回顧展。(MMFの情報から)

2013年2月6日水曜日

1900年

パリはどんなところ?と興味のままに調べていくと いろいろが1900年パリ万国博覧会あたりにつながっていく。
今度の旅でそのころを感じられたらなぁ。

アントワーヌ・ブールデル
モンパルナス
オスマン男爵のパリ改造
万国博覧会の建築群
エッフェル塔
グランパレ
プティパレ
サラ・ベルナールの肖像画
ベル・エポックの煌びやかな文化

貞奴の影響力 ジャポニスム
三代目坂東玉三郎(女性)のセントルイス万国博覧会は1904年だったし。

「ジュール・ヴェルヌ」はその名前だけで惹きつけられてしまう
オルセーとオランジェリー美術館の絵画たち
ルーブルでは彫刻を見たい
そして寒いのにセーヌ川クルーズもある・・
以上は昼間ね、

夜は玉三郎さんの牡丹亭や石井真木作曲の輝夜姫を観るわけで
すべてはこなせそうにないかも。

2013年2月5日火曜日

再びの訃報

市川團十郎さんの訃報をテレビで知ってほんとうに驚いています。
いつも大きな声でひとつひとつ丁寧にインタビューに答える姿勢から誠実なお人柄を感じていました、最後に見たのはどの舞台だったでしょう・・
 
新歌舞伎座にそのお姿を拝見できないとは思いもしませんでした。
これまで命懸けの舞台だったのですね。。
これから心して観劇しなくては と思います。

心からご冥福をお祈りいたします。

2013年2月4日月曜日

Félix Ziem

Le Petit Palais (プティパレ)では2月14日から フェリックス・ジエムの展覧会が始まるのでぜひ寄ってみたい。
Maison des Musées de France のパリ市立美術館の情報から
Félix Ziem, "J'ai rêvé le beau"
フェリックス・ジエム 「私は美を夢見た」
バルビゾン派の画家たちと親しく、ターナーやロランを信奉し、旅をこよなく愛した異端の画家フェリックス・ジエム。19世紀絵画の特別な位置を占めるこの作家は、遠い異国の地を夢見る多くの人々の心を、そのキャンバスで虜にした。“綺麗な空、静かで荘厳な湾、そこで私は美を夢見た”。1879年11月18日、作家の日記の引用である。本展は、絵画、水彩、デッサンなど100点余りの作品を並べ、ジエムの旅の道筋をたどる、独特の内容となっている。 

2013年2月2日土曜日

おふらんす

坂東玉三郎ページに パリのメトロでしょうか、シャトレ劇場公演のポスターの写真がのりました。
素敵なポスター!
掲示版のしゃれていること! タイルの枠?がいいですね~
いかにもおふらんすな感じ。 
もうすぐ直に見ることができるのね。