
中国古典文学大系53戯曲集下還魂記(岩城秀夫訳)40頁
第10幕 夢に驚くから 再び、
杜麗娘と柳夢梅の逢瀬の場面には 「花神」が登場して采配します。
(花神 束髪冠、紅衣の扮装で花を挿して登場)
花神
催花の御史は花天を惜しみ
春のわざ検点す 又た一年
客の傷心をぬらす 紅雨の下
人の懸夢を匂(ひ)く 綵雲の辺
(略)
春の気は万物を育み
虫のごとうごめきて
春の心をかきたて
嬌めかしさの凝り
翠のほころびて
胸のうち顫う
影の上のえにしにて
想いは内に成り
うつし世に結ばる
あわれ汚せしか花園
2009年11月 上海で公演された坂東玉三郎さんの中日版牡丹亭では豪華な衣装に身をつつんだ大花神・花神たちが春を歌い踊りました。
とても幻想的なひと幕で舞台から春がこぼれるようだった、Margaret よかったよね。
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