2011年2月27日日曜日

HEREAFTER

身近な人を失くしたこともあって「死後の世界」を扱った映画 クリント・イーストウッド監督作品「Hereafter」を観てきた。

何年も前に 週刊文春の 阿川佐和子さんがトニーレオンにインタビューした記事のなかで レスリーチャン(張國榮)が亡くなったことについて トニーは 「レスリーは 『人はどこからきてどこへ行くのか』 に興味があったようだ」 と話していたと思う。 
どこからきてどこへ とは 「どこ"where we're going"」 の存在を信じていたのかしら。

もっと昔に読んだシュタイナーが著した人智学の壮大な世界にはその答が書いてあったっけ。。

この映画では亡くなった双子の少年の兄が「浮いてる感じはクールだ」と言ったり「死はスイッチをオフにするようなもの」とほかの登場人物も言っている。

立花隆さんが臨死体験について文芸春秋に寄せた記事を読んだことがあるが、キュープラー・ロスが臨死体験者から集めた資料について述べていたと思う、人間の脳内には死に際してスイッチの入る部分があって まばゆいばかりの光を見、それに向うと感じるのだというのが結論だったと思う。

真実はどうであれ光と浮遊感・上昇感につつまれて大切な人の最期が痛みや苦しみから解放されたと信じたい。

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