2017年5月28日日曜日

鳩間節づくし@新垣悟

鳩間節@新垣悟

大好きな新垣悟さんの鳩間節を見ることができるので 5月26日27日池袋サンシャイン噴水広場へ「沖縄めんそーれフェスタ」の沖縄の歌と踊りを見に行きました。
鳩間節は見ているだけで楽しくなります。
3ステージもみました、その度にお色直しして登場するのでなお楽しいのです。
もし踊ることができたら 忙しい友に踊って元気づけたいなぁ!

2017年5月12日金曜日

追記しました

2017.5.8 の 「坂東玉三郎 x 十五代楽吉左衛門対談」 に追記しました。

AI

さんざん迷ったけれど
小さなロボットを予約した
スマホを新しくしないとだめかな

ロボットを 可愛がる からかう エネルギーと時間がない と気づいたので予約をキャンセルしたわ 2017.5.19

2017年5月11日木曜日

「藤」 宝生流@国立能楽堂

2017.5.10
国立能楽堂

「藤」 宝生流
前シテ 里の女 朝倉俊樹
後シテ 藤の精 朝倉俊樹  面:節木増  作り物:藤かけ松

展示室にて 宝生家伝来
 紫地下り藤模様長絹(むらさきじさがりふじもようちょうけん)
 18世紀 宝生喜内家伝来
 節木増(ふしきぞう)
 17世紀 加賀侯拝領

アフタートーク
宝生流第二十世宗家 宝生和英

前シテ 里の女は ゴールドと品のよい朱色(鬘帯や裏)の上に様々な色彩の花々が織り込まれたすばらしい装束で現れました、鬘帯は図案化された白紫えんじ色の藤が織り込まれて?刺繍?されていました、豪華です、面よりも装束に魅了されました。
後シテのすばらしいこと・・終わりまでずっと見とれました、長い黒髪に「節木増」という面をつけ ゆらゆら揺れる冠をつけています、長絹は紫の地 紫といってもとてもおちついた薄いあずき色とでもいうのかな、金の扇の箔?の上に白い藤が幾房もかかっています、抑えた朱や薄緑の葉もあり とても品がよいです、朱の袴?と白い足袋にとても映えています。

序の舞もたっぷりとしていて咲き誇る白藤を思いました、「節木増」という面がすばらしく とても華があってふわ~っとしていて 藤の精は見事でした、よいものをみせていただきました。

トークで宗家がおっしゃっていた 「能をオペラのようにみるのではなくて 美術館でみるように 個人的に心を静かにリラックスして じっくりと時間をすごしてください」 ということがとてもよくわかりました。

ほんとうに一枚の大きな絵を見ているようでした、「春のかたみ」の藤の花が風に散っていく様です、最後に地謡がうたいます、
かかれる松にうす花の、色紫の、雲の羽袖をかへす舞姫、歌へや唄へ折る柳落つる梅あるひは花の、鶯のさえずりの、声の匂ひも深みどり、英遠(あお)の浜風多枯の浦波、打ち散らし吹き払ひ花も飛び行く胡蝶の夢の、春の短夜明くる横雲に、光影さす朝日山の、光影さす朝日山の、梢に青葉や、残るらん(プログラムより)
素敵な風景でしょう、短夜が明けたら新緑の世界が広がって終わります、アフタートークに登場した宗家は 「みなさん おはようございます!」 と言って登場しましたもの。

2017年5月8日月曜日

忘れないために

あぁこんな時間になってしまった、
感想もどんどん薄まってしまう、なんでも文字にmemoにつけておかなくちゃだめね
この速さだと もうすぐ年賀状書くようよ 

林英哲 鼓動@LFJ2017

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2017
LA  DANSE

2017.5.6
東京国際フォーラム ホールC

林英哲(和太鼓)
シモーネ・ルビノ(パーカッション)

林英哲: 一番太鼓 三つ舞
ゲラシメス: アスヴェンチュラス
カンジェロージ:: バッド・タッチ
クセナキス: ルボンB
水野修孝: 交響的変容 
        第3部「ビートリズムの変容」から 鼓動

才能にあふれ大人気の26才のシモーネ・ルビノさんは10才の時から林英哲さんに憧れていたそうです、ところどころ英哲さんの打ち方にも似て、というか パーカッションの範疇に英哲さんも入っているのね。
水野修孝作曲の交響的変容は3時間の大作ということでしたが ティンパニと大太鼓で演奏される 第3部「ビートリズムの変容」からの「鼓動」はすばらしかったです。
舞台の上はシンプルに大太鼓とティンパニだけですが 音曲として成り立っていて聴かせてくれました、大迫力の音は座席も揺れるほど 反響がうしろからもやってきてとても楽しかったです。
ティンパニの柔らかな金属的な音と大太鼓のリズムと震動が組み合わさり東西の太鼓を存分に味わいました。
英哲さんは前日にもモノプリズムを演奏したばかりなのに ほんとうに力強く打ち お若い!、その後ろにどれだけの努力があるのだろう と感服しました。 

林英哲モノプリズム@LFJ2017

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2017
LA  DANSE

2017.5.5
東京国際フォーラム ホールA
指揮 井上道義

シンフォニア・ヴァルソヴィア
ピョートル・コストゼワ(ティンパニ)
ピョートル・ドマンスキ(ティンパニ)
林英哲
英哲風雲の会

グラス: 2つのティンパニとオーケストラのための幻想的協奏曲(全3楽章)
石井眞木: モノプリズム(日本太鼓群とオーケストラのための)

オーケストラの前面にティンパニが二組 後ろ中央に大太鼓がセットされていました、指揮は井上道義さんです、 ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2017の今年のテーマはLA  DANSEです、井上さんの指揮はみているだけでもとても楽しいのね テーマの如く軽くステップを踏みながら手を大きくふり いや手だけじゃないの 体で踊るように指揮します、ボストリッジも歌曲を大きく体を揺らしながら歌いますが それ以上でした。 2曲ともとても大きくまとまりがありきれがあり柔らかく包容力がありました、先日聞きに行った楽吉左エ門さんと玉三郎さんの対談で楽さんは「茶碗はひとなんです」とおっしゃっていましたが 指揮も「ひと」なのですね。
モノプリズムはたいへんよかったです、どのパートも勝ちすぎることがなくてすべてがひとつにまとまっていたように感じました。

玉津@手水の縁2017.4.15

2017.4.15
国立劇場おきなわ
組踊「手水の縁」
 立方指導 宮城能鳳
 地謡指導 照喜名朝一

山 戸  東江裕吉
玉 津  新垣 悟
志喜屋の大屋子  玉城盛義
山口の西掟  嘉手苅林一
門 番  玉城 匠

薄絹の幕の後ろで音楽が演奏されます、ロマンチックな恋のお話 水を請われた玉津(「たまつぃ」と読みます、「タマチー」 なんて可愛い名!)はひしゃくで水を差し出しますが 手ですくった水をといわれます、手水を飲ませるところがドキドキします、また 山戸(やまと)が夜の闇のなか玉津のところへ急ぐところは琴の音楽がすばらしくきれいです、山戸の気持ちもよく出ていて面白かったです。
玉津が長い髪を洗う場面もあるんです。。

坂東玉三郎 x 十五代楽吉左エ門対談@国立近代美術館

茶碗の中の宇宙 楽家一子相伝の芸術
2017.3.14~2017.5.21
東京国立近代美術館

2017.3.31
坂東玉三郎 x 十五代楽吉左エ門対談
国立近代美術館講堂

楽吉左衛門さんをして(ここは)「陶芸教室だね」というほど、坂東玉三郎さんはご自身の作陶の手順を手ぶり 擬音入りで説明されます、楽さんは「ちゃんとした順番ですよ」と太鼓判を押されました。
むずかしい高台の具体的な決め方に 楽さんは「すごく端正で玉三郎さんらしい高台、率直で端正」とこれまた太鼓判を押されました。

「利休さんの待庵に座って長次郎の茶碗(大黒)でお茶を飲むということは自分は茶碗のなかにいるかもしれないという宇宙観」のおはなしはとても面白かったです。
部屋の角が円くぬぐってある小さな暗い空間で長次郎の見込みの深い茶碗を覗いたら 自分が無限無窮の空間にいる という感覚、きっとおそろしいことなのだろうなぁ。

子供のように次から次へと質問する玉三郎さん、おかげで楽さんの窯の焼き方の一から十まで詳しく理解できました、また 土のはなしも 「(土を)食べてみる」ということも知りました、どういう味がいけないのかもわかりました。

玉三郎さんが茶碗を作っていることをつい最近知った楽さん、「茶碗はひとです、そういう意味では玉三郎さんの茶碗は たいへん品のある茶碗 暴れるような茶碗でなく静かで端正」と評されました。

茶碗を持った時 すっと下がる感じの茶碗
または 浮かび心地のよい茶碗
玉三郎さんは浮かび心地のよい茶碗が好みだそうです。

楽さんは 歴代のなかでどの辺が好きか 玉三郎さんに聞きました、
玉三郎さんは「左入」と答え、それはお茶が一般の人々に広まり茶器が出回り 容易に茶碗を手にすることができて 歴代の楽のセオリーがきちんとできているからと説明されました。

それからはスライドをみながらお二人で話すのが楽しくてしかたないようす、「ここが足すに足せないし、引けないし、指なのかへらなのか とてもむずかしい」などなど、楽さんはまたしても「分かってるじゃないですか」と感心していうのでした。
「茶碗のは(あれっ聞き間違い?横でなくて底のこと?ね)大事、大きすぎると野暮ったいし 小さすぎると貧弱、高すぎると野暮」と玉三郎さんがいえば、楽さんは「よくわかってるじゃないですか」と。
いろいろを聞いて楽さんは「結構研究されてるよね、根本的な話を玉三郎さんからきくと思わなかった、これ 楽しいことですよね!」と。
聞いている私たちも楽しかったです。

人様に見せられるようなものではないのに気に入って飲む、失敗作だと思ってるのに飲みやすい茶碗があるという玉三郎さん、楽さんは「それは いい茶碗なんじゃないの?」と。良い茶碗のひとつの基準は飽きてこない茶碗というのもあると。
それは「自然」とうまくつながっている、「自然」を受け止めている、そういう茶碗はどんなに激しく表現がなされていても飽きない のだそうです。 これもいいお話しでした。

同じ年頃のお二人はこれからの人生への向き会いかたも「解放されて」「粛々と」「静かに」という言葉がでていました。

楽さんの「老い」に対する考え方がとても素敵です、「老いることはね すごく楽しい」「老いるってことは新しい自分をみつけることだから」「決して若い時代に戻りたいとは思わない」、楽さんの作品とかぶります、芸術家だ!
(2017.5.12 追記)

「越路吹雪に捧ぐ」三十七回忌特別追悼公演

2017.3.29
「越路吹雪に捧ぐ」三十七回忌特別追悼公演
日生劇場 16:30公演

姿月あさと ビギン・ザ・ビギン
貴城けい  セ・シ・ボン
美翔かずき フルフル
鳳 真由  恋ごころ
美翔かずき セレソ・ローサ
鳳 真由  ジョリー・シャポー
湖月わたる ブギウギ巴里
水 夏希  家へ帰るのが怖い
春野寿美礼 ジュ・テムレ
杜 けあき  枯葉
姿月あさと そして今は
安寿ミラ  じらさないで
寿ひずる  チャンスが欲しいの
貴城けい オー・シャンゼリゼ
水 夏希 メランコリー
真琴つばさ ジジ・ラモローゾ
安寿ミラ  洒落にしましょう
寿ひずる 夢の中に君がいる
剣 幸   愛の讃歌 (以上一部)

湖月わたる ろくでなし
貴城けい  君を待つ
杜けあき  サン・トワ・マミー
剣 幸    イカルスの星
真琴つばさ  パリ野郎
春野寿美礼  群衆
水 夏希  水に流して
剣 幸   バラ色の人生
真琴つばさ 人生は過ぎゆく
安寿ミラ  愛の幕切れ
杜けあき  誰もいない海
坂東玉三郎  妻へ
寿ひずる  ラストダンスは私に
姿月あさと ケ・サラ
ペギー葉山 シャンソン
全員  幸せと売る男
     すみれの花咲く頃

華やかなステージでした! 越路吹雪の世界はなんておしゃれなのでしょう、また美しさと歌唱が確かな出演者のみなさんはすばらしく 第一部が終り休憩に入ったときには 涙を友にみられてしまいました、「何か重なるものがあったのね」なんていわれましたが 「夢の中に君がいる」「愛の讃歌」かなぁ。。楽しい時間はあっという間に過ぎました、いい曲ばかり、宝塚の皆さんのすばらしいこと、昔にみていたら魅せられてファン道まっしぐらだったかも。。
坂東玉三郎さんはゆっくりとしみじみと「妻へ」を歌いました、低いバリトンです、響きました。
ペギー葉山さんは「シャンソン」を歌いました、お元気ねと話していたのにそれが最期のステージになるとは思いもしませんでした、ご冥福をお祈りいたします。

海人@国立能楽堂

2017.3.17
国立能楽堂

能 宝生流
「海人 懐中之舞」
 海人 大坪喜美雄
 龍女 大坪喜美雄

狂言 和泉流
「花盗人」
 野村万作
 野村萬斎