2014年7月31日木曜日

小梅のうめぼし完成

土用がすぎて連日燃えそうなお天気です、漬けた小梅を梅酢からひきあげ照り付ける真夏の日射しに約二日(正味15時間くらい)干しました、夕方には軒下や家の中にしまって休ませました。
ほどよく干せたところでボールにとり梅酢を少量ふりかけなじませ容器へしまいました、容器ごと秤にのせたら2.7kgありました、1年分です。

2014年7月27日日曜日

熱発


日頃の逃れられないストレスと猛暑日に動いた疲れからか熱発した、ひどくだるくて横になったもののすばらしい睡眠はとれないし、熱が下がったいまも嫌な夢をみるの・・辛いなぁ

夜の部のチケットを友に預け 写真入りの筋書を買ってきてもらった、横になって休みながら天守物語のきれいな写真をながめているわ。

青空文庫のアプリを入れたので泉鏡花先生の天守物語を誰もいないときに舞台のみなさんに習って音読するのが目下のしたいことかな、物語があんなに美しく現実化されて 舞台化を望んでいた泉鏡花先生もさぞご満足のことでしょう。

率直に恋の告白をする富姫が 講演会で率直にご自分のことを語る玉三郎さんに重なります、泉鏡花先生が書いた富姫は玉三郎さんご自身だったのですね、すばらしい舞台だわ。

2014年7月23日水曜日

巻貝の奥深く@高見順詩集「死の淵より」

梅雨があけて急に暑くなると 高見順のこの詩が読みたくなる。
堀井英男がこの詩集から10篇をえらんで詩画集「死の淵より」を創った、銅版画「巻貝の奥深く」のクールさったらない。

「巻貝の奥深く」 高見順詩集「死の淵より」
巻貝の白い螺旋形の内部の
つやつや光ったすべすべしたひやっこい奥深くに
ヤドカリのようにもぐりこんでじっとねていたい
誰かが訪ねてきても蓋をあけないで眠りつづけ
こっそり真珠を抱いて できたら そのまま ちぢこまって死にたい
蓋をきつくしめて 奥に真珠が隠されていることを誰にも 知らせないで

2014年7月16日水曜日

下界のわたしたち

天守物語2回目は3階席から。
図書之助と富姫の会話の場面、富姫にあたるライトで上手に長ーく伸びた富姫の影がとても印象的、その影をじっとみていたらもしかしたら龍や蛇のように形が変わるかも、奥に映る影は短く 科白と動きで刻々と動いて面白い、涼しいお天守だった。

ひきかえ お天守を出ればそこは昼の暑さを残すムッとするような下界で、こんな特異日もあるかというくらい人身事故が重なって交通が混乱していた、ここはまごうことなき下界、富姫は風や嵐、雨を降らせて下界の人々を追うのに ここではなにかが「人」を降らせる、まるで巨大なシステムを自爆テロで麻痺させるかのよう、人々は右往左往しつつも黙々とじっと耐えるだけ。

辛い日だったわ。 

2014年7月12日土曜日

昼の部@七月大歌舞伎

よかったですねぇ!これはよかった(?)んですよね?!
まだどかんとやられたショックがのこっちゃって、こんなにびっくりしたのは初めてです。
夏祭浪花鑑、編み笠をとってからの中車さんの義平次です、海老蔵さんの「美」と中車さんの「醜」、どちらかというと「醜」が勝っていました・・ というか 怖いものみたさ 醜いものみたさ で見入ってしまいました、もういいです、もうやめてください、あれぇ~、まだまだ 老人なのになんという生命力! うわぁ~!!という感じです、椅子からずり落ちて沈み込みながら見ておりました。

玉三郎さんのお辰はそれはもう 「おあ姐さまっ!」「姐さん!」 かっこよかった~、映画の極道の妻?のように派手に啖呵を切るのかと思いきや 静かにきっぱりと「女」を立てなさったのです!よかったですねぇ! 黒い地味な夏の御着物をすっきりと着こなしてそれはそれはかっこいい。
ぜひテレビで放送してくださりませ。。

2014年7月8日火曜日

夜の部@七月大歌舞伎

いつも思うのですが澤瀉屋のみなさんの舞台はしっかりきっぱりしていてすがすがしさを感じます。中車さんも目に力を入れて迫真の演技でした。

天守物語、「色彩」に魅了されました。
千変万化の空と雲、闇の怖さ、なによりも富姫の艶やかさでしょうか、髪型や、打掛がすばらしい、以前 展示してあった打掛をみましたが こんなに輝いていたかしら・・ 
やはり舞台で玉三郎さんが身に付けてこそのお衣裳です、日が暮れて羽織る龍が描かれた打掛もすばらしく いかにも異界に棲む生き物の感じがして見入ってしまいました、裏地は波模様と裾に向かって染められた少し暗い赤がまたすごく素敵です。
金色の毛を振って大きな獅子が突然動いてお城の人たちと戦う場面もすばらしい!
片岡我當さんの近江之丞桃六の力ですべてが明るい世界に戻り 千歳百歳の恋が叶って終わります。 片岡我當さんが神々しくて、その余韻のなか再び幕が上がり我當さんを中心に海老蔵さんと玉三郎さんが登場しお辞儀をされていました。
美しい舞台でした!
2014.7.7

2014年7月2日水曜日

愛車の手術

愛車の気になっていたところを相談しにガレージへ持ち込んだ。
そうね これくらいなら大丈夫と思いますよ、30分ください、向こうでお待ちください、
といわれ、置いてあった浅田次郎の短編集の文を目で追いながら 音に耳を立てていました、無事に治るかしらとか どんな様子?かしらとか・・ 
なかなか内容が頭に入らなくて 手術室の前で待つ気分でした。
本は後でゆっくり読もうと図書館で予約しました、おもしろそうだったの。
愛車はきれいに(まっさらじゃないけど)治ってきてほっとしました、よかった。

2014年7月1日火曜日

RAINBOW

坂東玉三郎さんの公式ページの今月の写真はグランドキャニオン?でしょうか??
虹を見つけた!
雄大な景色、「蜃気楼」が見えたらある小説の景色もきっとこんなふうかしらと思うわ。