2012年9月30日日曜日

あら 月が

台風が吹き荒れていたのに 月が煌々と光っているわ。
これで一段落かしら…

2012年9月26日水曜日

美しいうつくしい「此の君」

国立劇場大劇場で行われた 宗家藤間流 藤間会(2012年9月26日 夜の部)にでかけました。
坂東玉三郎さんが「此の君」を踊られるのです。
『此の君』は竹を君子と呼ぶ謂れから始まり、竹と酒とは似ていると語るあたりから砕けて、雨や風によって風情を増す竹の美しさを述べる作品です。 (プログラムより)
舞台は 銀色の屏風と その前に玉三郎さんが居るだけですが 玉三郎さんのオーラの大きいこと、 客席は静まり返ります。

上手に 唄と三味線の女性の方々と 鼓と笛の方がいます。

とても落ち着いた曲が流れると どこかのお屋敷の奥まったお座敷で 御酒を嗜みつつ 庭の竹林ごしに 秋の月を眺めている気持ちになりました。

玉三郎さんは 薄~い竹の色?の織の入ったお着物に 白地に金色の模様の帯をして 竹が描かれた金色の扇で どこまでも品よく 秋の清明な 清涼な しかし やわらかな踊りを見せてくださいました。

ほんとうに美しく Margaret も私も大感激でした、いつまでも見ていたい玉三郎さんでした。 
お忙しいなか 踊りをみせてくださってありがとうございます!

2012年9月19日水曜日

黒い丸い楽器はハピドラム

6月八ヶ岳高原音楽堂でおこなわれた「光の道」で林英哲さんが奏でていた「黒い丸い楽器」の名前がわかりました、先日9月8・9日の「光の門」の演奏会で 「この楽器の名前はハピドラムといいます」 と教えてくださいました。
林英哲さんは絶妙にハピドラムを撫でるようにたたいて 妙なる音を響かせます、 またひとつ言葉を覚えたわ、ハピドラム ハピドラム …

八ヶ岳で使っていたハピドラム

2012年9月17日月曜日

坂東玉三郎さんの女暫@松竹座

やってきました、道頓堀近くの松竹座へ。
こんなにクラシカルな建築なのに写真右端に蛸の足!が映ってしまいました。 演目の浮世絵のなかに「女暫」の巴御前様がいます。

大阪松竹座 9月12日
女暫の巴御前

坂東玉三郎さんの巴御前は それはもう 大きくて美しくて なにからなにまで 輝いていました。
それはそれは 幸せな時間でございました。。
花道にすっくと立ったお姿 忘れられません。
一緒に観劇したPascalさんも感動しきり、なんてかわいい髪形なんだ! かっこいい! 女王みたいだ!……
幕間に舞台写真を買いました、それはそれは素敵な巴御前の写真です。
帰ってから何度もだしては眺めているの。

2012年9月15日土曜日

夏の終わり



カーブを曲がったら正面に虹が・・
空も雲も きれい

2012年9月14日金曜日

富士の初冠雪

2012年9月12日
大阪へ下る途中 美しい富士が裾野まできれいに見えました、頂上は粉砂糖で化粧したようになっていて 地上はこんなに暑いのに あれは「雪?」「う~む」「夏でも溶けない雪?」「う~む」 と考えてしまったのですが その日の朝 初冠雪と観測されていたのですね。

初冠雪の定義は 「山岳で夏の最高気温がでた後に初めて観測された積雪」 だそうです。
2012年は9月12日でした。

もう夏も終わるのね、音楽は玉置浩二さんの「夏の終わりのハーモニー」を聴きながら運転しました。

2012年9月13日木曜日

大阪往復

車で、いくつも大きな川を渡り 高い橋を渡り 眺めの良い湾岸道をとおり大阪松竹座まで行ってきました。 ふ~っ! まずは無事に帰れてよかった、高速道路の運転は緊張するのよね。
松竹座のある難波・道頓堀界隈に驚きしきり、それでも 串揚げ・お好み焼き・たこやきを暑い中食べてみました、どの店も 元祖・本家・日本一なので迷いましたけど、暑い熱い道頓堀の味がしました。

玉三郎さんの「女暫」があればこそ・・ 往復約1000キロもなんのその?!

松竹座夜の部を観劇後道頓堀を通る
大津SAから琵琶湖を望む
浜名湖

2012年9月12日水曜日

永遠の春




一 笑 万 古 春

一 啼 万 古 愁

此 境 非 你 莫 属

此 貌 非 你 莫 有

          
ひとたび ほほえめば永遠の春が訪れ

ひとたび 涙すれば 永遠の悲しみが襲う

君のことを歌ったような詩だ

君にはそんな魅力がある

(映画字幕より)

レスリー・チャン張國榮 の誕生日9月12日に寄せて 映画「さらば、わが愛 覇王別姫」 の袁四爺(葛優)の上記の告白からはじまるこの動画を載せました。
レスリー・チャン張國榮 がとても美しい、フィルムのなかでまさに永遠の春を咲かせています。

レスリーがBGMの「當愛已成往事」を歌っています。

・・・忘了我就没有痛 将往事留在風中

2012年9月10日月曜日

音の不思議

林英哲さんをはじめて見たのは 2011年3月31日 東京国際フォーラムで行われた花柳壽輔さんの傘寿の会でした、演目は「耳なし芳一」で 坂東玉三郎さんの平家の女官の亡霊を見にでかけたときです。

舞台には大太鼓が置かれて 林英哲さんが打ち鳴らして舞踊がはじまるのです、とても印象的な舞台で そのとき太鼓奏者としてお名前を知ったのでした。

一度演奏を聴いてみたかったので 翌年2月「五輪具」を見に行きました、そのとき音の集中砲火を浴びて心底びっくりしたのでした。

劇場(世田谷パブリックシアター)のせいか 座った席がちょうど音が集まるところだったのか たしか 「天真北斗」だったとおもうのですが 横一列に並んだ締め太鼓が打ち鳴らされて 音の塊りが私に襲い掛かりました。

それはまるで大勢の地獄の「阿鼻叫喚」の叫びに聞こえ ぞっとして鳥肌が立ちました、音がひき始めると音たちは徐々に浄化されていき 天のように清らかな音に変わってゆくのです。そんな経験は初めてで、その後 演奏会はいかなくてはと思いました。

ほんの数分のことでしたが地獄から天界までの昇華を表現していました、「光の門」でもダンテの神曲から 同じテーマを表現されていました、太鼓の音はシンプルながら表現の幅が広く またこちら側の受け取る幅もとても広くしてくれています。
林英哲さんが演奏で引用していたテネシー・ウィリアムズの言葉、人生のどの選択肢はどれも正しい、を 演奏をどのように感じてもどれも正しい と勝手に解釈しよう。

不思議な経験ができる生のパフォーマンスとはこういうものなのねと納得したのでした。

ダンテの神曲@林英哲

9月8日、9日 林英哲氏のソロパフォーマンス「光の門」を聴いてきました。
八ヶ岳の高原音楽堂で行われた演奏会の続編ということです。

内容はダンテの神曲から 地獄・煉獄・天国を林英哲氏が表現します。
バックに映る映像は ギュスターヴ・ドレの版画です、朗読(詩を詠む)と演奏が合わさると地獄はまるで血の匂いがするような世界です。

八ヶ岳の演奏会「光の道」が一段とパワーアップしています。

ダンテの神曲は 谷口江里也さんの訳から と聞いて さっそく注文しました、画で見る神曲です、林英哲氏は昔細密画を勉強していたので ギュスターヴ・ドレの画は好きなのだそうです、とても象徴主義的な版画です。

とてもすばらしい演奏会でした。
演奏会の後には サイン会とトークショーがありました、最初のウェアハウス(倉庫)の演奏会の話が面白かったです、真っ暗・光がひとつもない闇で演奏を始めたそうです、太鼓の音の振動が光として脳に伝わるのだと・・ ほんとうはなんの照明のしかけもないのに 音の衝撃が光になると何人もの観客にいわれたのだそうです。

CDの盤面にサインをいただきました!

2012年9月6日木曜日

本屋さんへいかなくちゃ

9月10日発売
文芸春秋10月号
中央公論10月号
いきいき 10月号


TV番組
9月8日 TBS 16:30~

ラジオ番組
9月9日 TBSラジオ 22:30~

エェーーッ! たいへん!
「阿古屋」を録画しそこなった?!!

2012年9月2日日曜日

雨乞狐

きのう 9月1日大阪松竹座で九月大歌舞伎が初日を迎えました、夜の部に勘九郎さんが踊られる「雨乞狐」の演目があります。

そのせいかしら、昨日今日と たっぷり雨が降りました。
ほんとうに恵みの雨です。
こんなに 雲と雨が身近に嬉しかったことはありません、勘九郎さん ありがとう。

来週 大阪へ行って夜の部を観劇予定です、「女暫」 「口上」 「雨乞狐」 「雁のたより」が楽しみだわ。