2015年3月27日金曜日

陶芸二人展@高輪プリンスホテル

渡辺陶生氏と坂東玉三郎氏のお二人が佐渡で制作されてきた陶芸作品の展示会が高輪プリンスホテル貴賓館で行われていたので拝見してきました、玉三郎さんお手製の茶碗のひとつひとつに温か味が感じられます、また貴賓館は映画外科室のような雰囲気!でした。
 高輪プリンスホテル貴賓館
  
二階の天井と照明
よく晴れた空には雲もなく昼の月が浮いています
一時仮住まいしていた場所が貴賓館から下ったところにまだあるのを発見して懐かしかったわ。

2015年3月25日水曜日

ヤナギ芽吹く

桜はほんの一・二輪開いたばかりですが 大きな立派なヤナギの木はすっかり芽吹いて優雅に揺れておりました、いつまでも見ていたかったけど通り過ぎただけ、それでもうれしい春。

2015年3月15日日曜日

BALLARE バラーレ@赤坂Actシアター

坂東玉三郎様
DAZZLEの皆様
素晴らしい舞台をみせていただきありがとうございました。
春の祭典の美しい旋律が頭のなかで響き余韻が続いています。

ここずっと聴いていたストラビンスキーの「春の祭典」のことを思うとドキドキしてしまって 照明が落ちて幕が上がるまでこんなに緊張したのはなぜか初めてでした、踊りが始まってしまえばあっという間にひき込まれほんとうに素晴らしい時間を過ごしたのでした。

始まってすぐに一人のダンサーに釘付けになりました、春そのもの、春の柔らかな空気、春のしなやかな強さ、身体の重みをまったく感じさせない動き、舞台を滑るように這う、背骨 胸、肩 腕・・なんてしなやかで大きい、指先まで春の雰囲気があり、音楽はすでに彼に消化吸収されて動きに表出されるのです、それからずっと彼を見続けました。(幸せな時間でした・・) 乙女が生贄になるかわりに彼がその役になりました。(うーむ、ボストリッジの歌うブリテンのカンティクル5番を思い起こさせる、なんて甘美な)

マーラーの交響曲第4番では 映画「ベニスに死す」の最後の場面を思い起こし、次の「タンゴ・アルゼンチーノ」ではレスリーチャンが出演した映画「ブエノスアイレス」や97年コンサートの「紅」のシーンを思い出したのでした。 総勢33名?のダンサー(男子)が踊るタンゴは圧巻です。
3曲ともそれぞれに個性的な味がありとても楽しみました、曲についてプログラム『バラーレ』楽曲・作品解説 文・長谷川達也 より一部引用します、
「春の祭典」1913年イーゴリ・ストラヴィンスキー作曲
「交響曲第4番」1900年グスタフ・マーラー作曲
「タンゴ・アルゼンチーノ」1983年パリで初演されたショーより
 坂東玉三郎さんがセレクトしてくださいました。
 VERANO PORTENO(ブエノスアイレスの夏)
 JEALOUSY (ジェラシー)
 CANARO EN PARIS(パリのカナロ)
 EL CHOCLO(エル・チョクロ)
 LA PULANADA(ナイフで一突き)
 TANGUERA(タンゴの好きなお嬢さん)
 MI NOCHE TORISTE(わが悲しみの夜)
 ADIOS NONINO(アディオス・ノニーノ)

2015年3月10日火曜日

春の祭典@ストラビンスキー

BALLAREの予習のためにもっぱら車の中でストラビンスキーの春の祭典を聴いています、Margaretは予習しない派なんだよね、予習しなくても感性が鋭いからいつも的確なコメントが聞けるので感心してしまう、今回は予定が合わなくて一緒できなくて残念。

車内で大音響で聴くと あれ 時代が違うけれど石井眞木が影響を受けてる? 大太鼓やティンパニ?が打ち鳴らされて劇的な感じで 我が家の周りの春とはずいぶん趣がちがう。

第2部の標題は「いけにえ」!
「おとめたちの神秘なつどい」「いけにえの賛美」「祖先の呼び出し」「祖先の儀式」「いけにえの踊り」で終わるようだ。。おとめが生贄に?
とても憶え難そうで 踊り難そうな曲なの、だから舞台が楽しみ!

2015年3月5日木曜日

お蕎麦屋さん

たしか㐂楽庵や〇〇庵という名前のお蕎麦屋さんは昔は街のそこここにあって気軽に食べられたように思う。
けれど国産の材料でつくるお蕎麦は今や高級品で値段も高い、幸い、少し歩けば手打蕎麦を食べさせてくれるお店がいくつかあるので 最近あちこちたずねている、どこも美味しい、さりげなく季節の花が活けられているのもいいなぁ、ほっとするし落ち着く。
蕎麦湯の美味しさもやっと分かってきたわ。
 お蕎麦屋さんの春

春で、朧で、

夕暮れ 東に朧月 西に美しい夕焼けがきれいだった。。
暖かく湿った空気が入って、春がきたのね。
泉鏡花「日本橋」の一節を思い出す、
・・・・・・雛の節句のあくる晩、春で、朧で、御縁日、同じ栄螺と蛤を放して、巡査の帳面に、名を並べて、女房と名告って、一所に詣る西河岸の、お地蔵様が縁結び。・・・・・・