2017年12月30日土曜日

炎の色@キャンドル

キャンドルの炎といえばやわらかな黄色と思うけれど 炎にピンクや青、緑、白 紫など色が出て燃えるキャンドルをはじめて見ました。
綺麗だなぁとみていたらクリームが焦げてしまいました;

2017年12月27日水曜日

瞼の母@十二月大歌舞伎

2017.12.11
2017.12.16
2017.12.26
歌舞伎座 第三部 
一、瞼の母
水熊のおはま 坂東玉三郎
番場の忠太郎 中   車

忠太郎はどれほど母を探し求めていたか・・。
登場する半次郎の母おむら・三味線を弾く老婆・夜鷹のおとらと忠太郎の会話から 子を想う母の姿が前半の伏線で示される、ところがやっと母に巡り合えた段で とんでもないことに忠太郎は母に拒絶されてしまうのだ。

このどんでん返しのような場面 玉三郎さん演じるおはまの氷のような冷たさが唸ってしまうほど好きだ、娘のお登勢がいくら可愛いとはいえ人情の篤い江戸の人がここまで拒絶できようか? 母おはまは煙管を落としたところからもう忠太郎は我が子だと直感で知ったと思う、それなのに忠太郎の言い分を頑として聞かない、火鉢にもたれて耐えているように見えるが口から出てくる言葉は他人行儀な「忠太郎さん」だ。

おはまの拵え 鯉の滝昇りの図案が洒落て染められた羽織りに縞の着物、小紋の裏地 絞りの半襟など 大店の女将の貫禄がすばらしい、それに加えてあの冷たい台詞まわしは いいなぁ! ほんと憎々しく感じてしまうほどだ。

友の反応が面白い、とても涙とは無縁に思えていたクールな若い男性は号泣したし そんな(号泣するほどの)泣ける場面ありましたっけというお嬢さんもいた 私はうるうるぽろぽろでございました。
一途な忠太郎さんすばらしかったです。

2017年12月25日月曜日

請勿越軌 (Cheng Mat Yut Gui) - Leslie Cheung Kwok Wing (張國榮)



最近よく荻野目洋子のダンシング・ヒーローとバブリーダンスの話題を耳にします。
レスリーチャン張國榮が荻野目洋子の「湾岸太陽族」をカバーした「請勿越軌」を思い出します、ノリのよいリズムが快い。
リズムに乗ってどんどん用事がすめばいいのですが あれもこれも聴きだすととまらず この忙しい時にね なにしてるのかな・・

 張國榮「請勿越軌」1987

2017年12月20日水曜日

傾城恋飛脚@文楽鑑賞教室

2017.12.19
国立劇場小劇場
傾城恋飛脚 新口村(にのくちむら)の段
Bプロ
口 竹本古住太夫
  鶴澤清公
前 豊竹呂勢太夫
  鶴澤燕三(えんざ)
後 竹本千歳太夫
  豊澤富助

亀屋忠兵衛 吉田蓑二郎 かしら:源太
遊女 梅川 豊松清十郎 かしら:娘
親孫右衛門 吉田玉男  かしら:定之進

日高川入相花王@文楽鑑賞教室

2017.12.19
国立劇場小劇場
日高川入相花王 渡し場の段
Bプロ
豊竹芳穂太夫(よしほだゆう)
豊竹靖太夫(やすたゆう)
豊竹咲寿太夫(さきじゅだゆう)
豊竹亘太夫(わたるだゆう)
竹本碩太夫(ひろたゆう)
鶴澤清丈
鶴澤友之助
鶴澤清公
鶴澤錦吾
鶴澤清允

清姫:吉田蓑紫郎 かしら:娘・角出しのガブ
船頭:吉田文哉      かしら:三枚目

2017年12月11日月曜日

能・観世流 隅田川@国立能楽堂

2017.12.9
国立能楽堂
隅田川 観世流
シテ 梅若丸の母 観世銕之丞  面:曲見
子方 梅若丸 谷本康介
ワキ 渡守 宝生欣哉
ワキツレ 旅人  則久英志



琉球舞踊と組踊@名古屋能楽堂

2017.12.6
名古屋能楽堂
琉球舞踊
 若衆踊 若衆ぜい 新垣悟 田口博章
 二才踊 高平良万歳
 雑踊 加那よー
 雑踊 鳩間節
 雑踊 花風  歌三線 西江喜春
 女踊 諸屯 宮城能鳳 歌三線 照喜名朝一
組踊 手水の縁  歌三線 照喜名朝國  
         東江裕吉(山戸)新垣悟(玉津)
  

能 観世流 紅葉狩 鬼揃@国立能楽堂

2017.11.30
国立能楽堂
観世流 紅葉狩 鬼揃
国立能楽堂
前シテ 女 観世芳伸 面:孫次郎
後シテ 鬼 観世芳伸 面:般若
 ツレ 侍女(五名) 面:小面
 ツレ 鬼 (五名) 面:般若
ワキ 平維茂 則久英志
 

2017年12月10日日曜日

秋の公園・ある実り


4月に桜が満開に咲いていて 
8ヵ月後、葉は紅葉して散ってしまったけれど 
可愛い実が実ったの ほのぼの。

2017年11月24日金曜日

琉球古典芸能 華やぎの声と舞の技@紀尾井小ホール

2017.11.14
紀尾井小ホール
一、かぎやで風節
二、こてい節
三、女踊「柳」
四、二才踊「前の浜」
五、二揚仲風節
六、語り組踊「手水の縁」
七、「菅撹変奏曲」
八、加那ヨー天川
九、よしやいなう節

古典正調だと思いました、語り組踊という形式は初めて見ました、山戸と玉津は飾られた衣装の前に正座し舞踊なしで唱えました。

私は以前新垣悟さんの女踊「柳」に大変感動したのでぜひ「柳」の曲と舞を見たくチケットをとりました、全神経を集中しすぎたせいか盛上りを感じる前に終わってしまったように感じました、とてもゆっくりした長い曲だと記憶していたのですが。。?はてなぜだろう。
美しく綺麗だったのですが照明のせいでしょうか 琉球の紅?赤?が飛んでしまって残念です、もっともっと綺麗と思いますがLED照明のせいか色が褪せて見えました、もったいないと思いました。

徳丸吉彦さんと中村透さんの解説がとてもよかったです、またいただいたプログラムが読みやすく解説され写真はありませんがとてもよくできていて嬉しくなりました。

秋2017

 すっかり秋が深まりました、
 人々は植木を剪定したり外回りをきれいにしています
もうすぐ新年を迎えますね

2017年11月18日土曜日

「邂逅」CD発売記念コンサート@坂東玉三郎

2017.11.8
2017.11.9
坂東玉三郎「邂逅~越路吹雪を歌う」CD発売記念コンサート
銀座ヤマハホール
演奏:三枝伸太郎(pf)川本悠自(ba)今井義頼(ds)上原なな江(Per)会田桃子(vn)吉田篤貴(vn)三品芽生(vla)島津由美(ce)熊坂るつ子(Acc)

 1.群衆
 2.ひとりぼっちの愛の泉
 3.アマリア
 4.ユーヌ・シャンソン
 5.人の気も知らないで
 6.バラ色の人生
 7.アプレ・トア
 8.コメディアン
 9.リベルタンゴ
10.枯葉
11.アコーディオン弾き
12.妻へ
13.離婚
14.18歳の彼
15.水に流して
16.最後のワルツ
17.夢の中に君がいる
アンコール 8日バラ色の人生、9日最後のワルツ
 
一曲一曲の想いと情景がはっきり伝わります、心の襞に深く埋もれていたあの日のあの時の心情が引き出され甦ります、「妻へ」はまだ未体験の情景ですが遠からずやって来るかと思うと辛くて聴いていられないほどでした。
聴き慣れた「アプレ・トア」「夢の中に君がいる」は心が安心して聴いていられるのでした。(一作目のCD「一寸おたずねします」の「雨傘」がほのぼのして好き)
玉三郎さんがお着換えする間 主にタンゴを演奏していらっしゃるバンドの方々が ビアソラのリベルタンゴを演奏してくださいました。

エメラルドの指輪はブルガリ? ダイアモンドの指輪もしていらっしゃいましたし、アンコールにお召しになっていた上着の生地はイタリア製とか・・
「リシェス」のベニス紀行に載っていた玉三郎さんのマントとステッキとラインストーンの仮面の写真が思い出されます、これからのコンサートでぜひ見てみたいと思いました。

2017年11月17日金曜日

紅葉の宿に泊まる、二

2017.11.3~4
 日がな一日このお湯に浸かっていたい
 外にも石のお風呂があって月を眺めながら入ったわ
どちらもかけ流しでお湯が溢れる
お食事は食べきれないほど 
紅葉だけじゃなくて梅に鶯もお出迎え

2017年11月16日木曜日

紅葉の宿に泊まる、一

2017.11.3∼4
宿のパンフレットに 八千代座を手掛けた棟梁が門や塀を造り、瓦や彫りの細工もその道の第一人者の職人が当たったと書いてあります。
山郷の奥にひっそりある温泉 すばらしいお湯でした。
お部屋は紅葉でいっぱい、引き戸の玄関から凝った細工がいっぱいで電燈の明かりが柔らかな紅葉になります。
 一枚一枚に模様が入っているガラス
 そこここに紅葉が散りばめられている
 

2017年11月15日水曜日

夢幻の世界@坂東玉三郎 映像x舞踊公演・八千代座

坂東玉三郎 映像x舞踊公演@八千代座
2017.11.3 夕の部
 一、口上
 二、稲舟
 三、鷺娘
2017.11.4 昼の部 
 一、口上
 二、京鹿子娘道成寺
2017.11.4 夕の部
 一、口上
 二、稲舟
 三、鷺娘

芝居小屋に吹雪が吹き荒れる、そこにいるのはどれも玉三郎さんだ 大きなアップの玉三郎さんがいるかと思えば吹雪のなか映像から抜け出たように舞台に玉三郎さんが現れる、めくるめくという感じ、とても面白かった、八千代座が色彩鮮やかな3D空間になったような、そして拍手のなか すっくと舞台に挨拶に立った玉三郎さんが大きい! 小さな芝居小屋に大きな玉三郎さん まるでTamasaburo in Wonderland、これは夢幻の世界じゃなかろうか?
2017.11 八千代座公演プログラム表紙
京鹿子娘道成寺も同じくたっぷりと玉三郎さんの舞踊を楽しめる、鈴太鼓の玉三郎さんが客席に飛び込まんばかりに近づく、これほど身近に楽しめるなんて やはりこれは夢幻の世界じゃなかろうか?
2017.11 八千代座公演プログラム表紙
実演入りの舞踊の解説はとても興味深く ツツトテシャン・・と口三味線で ほらこのようにと踊りながら解説される、いかに玉三郎さんが専門家であるかがよくわかる、きっと長い道成寺の曲も口三味線でさらさら唄うのだよね、すごいね、すごいね など友と語り合うほど 口三味線する玉三郎さんがひどく新鮮でした、歌舞伎座の公演じゃ見ることができないもの。
ほんとうに楽しい公演でした。

2017年11月14日火曜日

吉野ヶ里歴史公園2017.11.3

2017.11.3
レンタカーで福岡から山鹿までドライブしました。
途中時間があったので 吉野ヶ里歴史公園 に寄りました。弥生時代の遺構が復元されているのです、昔の人々は太い大木を何本も使ってこれほど大きな建物を作ったのね。。すばらしい。
紅い蕎麦の花 食べる蕎麦も紅いのかしら

2017年11月13日月曜日

首里城@那覇二日目

2017.11.2
前回(2017.4.15)は見学時間を過ぎてしまい正殿の中まで行けなかったので御庭に入り正殿を訪れました。美しい王宮でした。
特に書院は風が吹き抜け庭園はすばらしく眺望もすばらしいのでした。
 
県立芸大は首里城のすぐ隣にあるのね
夕刻 那覇を後にして福岡空港へ向かい、羽田から来た友と無事会うことができました。

2017年11月12日日曜日

博物館・壺屋焼き・芸祭@那覇二日目

2017.11.2
この日は夜に福岡で友と待ち合わせのため那覇で半日自由な時間がありました。
先ず、県立博物館を友の案内で訪れ 沖縄の歴史文化などを知りました、そして 国際通りを通りながら壺屋やちむん通りという壺屋焼きのお店がたくさんある通りに入り 友のおすすめの陶器屋さんに行きました。小さな猪口を二つ買いました。

そして てんぶすの工芸品の展示をみて 前回中に入れなかった首里城へ行くことにしました。
牧志からゆいレールに乗り首里駅でおりました、ところがバスが行ってしまったばかりだったので居合わせた方々とうろうろしてましたら 首里城550円 と提示してタクシーが止まりました、結局首里城まで私は200円払い到着しました。

タクシーが着いたところは県立沖縄芸術大学の前で ちょうど芸祭をやっていて生徒さんたちの作品がたくさん売られていました。 サンゴを思わせるカップと黒猫のTシャツを買って千円でおつりがきました。
この県立沖縄芸術大学は音楽学部に琉球芸能専攻があって組踊などで活躍されている方々が通われた大学です。
首里城へはこちら(北の久慶門)から行くと守礼門を過ぎたところへでました。

人間国宝・至芸の宴@国立劇場おきなわ


2017.11.1
国立劇場おきなわ
比嘉聰人間国宝認定記念
人間国宝・至芸の宴

第一部
 一、器楽合奏「瑞雲」
 二、古典音楽斉唱・舞踊
    舞踊「かぎやで風」
    斉唱「世栄節」
    斉唱「揚作田節」
 三、鼎談/喜舎場盛勝・大城學・崎山律子
 四、古典音楽独唱
    独唱「二揚仲風節」西江喜春
    独唱「赤田風節」城間徳太郎
    独唱「二揚述懐節」照喜名朝一
第二部
 組踊「執心鐘入」
 立方 宮城能鳳ほか
 地謡 比嘉聰 ほか

組踊に大変詳しい友と琉球の古典音楽と組踊を鑑賞しに沖縄に行きました。
太字の五名の方が人間国宝の方々です、独唱では張りのある味わいのある歌を歌ってくださいました。
組踊では今回国宝に認定された比嘉聰氏の太鼓が舞台にたいへん重要な役割をはたしていることがよくわかりました、また 宮城能鳳氏はすばらしい宿の女を踊られました、鐘入後の般若の面をつけた踊りもすばらしかったです、新垣悟さんの踊られた中城若松が 追いすがる宿の女を振り切る場面 緊張感がすばらしかったです、宿の女の情念が舞台から流れてきます。動きの少ない組踊の所作であそこまで表現できるのはすばらしいと友と話しました。
友は「鬼気迫る執心鐘入」「組踊の歴史的瞬間に立ち会えた」と公演を大絶賛していました。

執心鐘入 配役
 中城若松 / 新垣悟
 宿の女 / 宮城能鳳
 座 主 / 眞境名正憲
 小僧一 / 嘉手苅林一
 小僧二 / 眞境名律弘
 小僧三 / 阿嘉修
 鬼女(鐘入)/ 玉城匠

 太鼓 / 比嘉聰
 歌三線・箏・笛・胡弓

2017年11月9日木曜日

いろいろな風景@遠征

この一週間でいろいろな風景を見てきました
11月の冷えてきた東京から沖縄の温かい夏の風景を、
山鹿市から車で10分ほどののどかな山郷の秋の風景でゆっくりして、
東京のど真ん中 いや まんまんなかの銀座の洒落た風景 と行き交う人々に紛れて・・

あ~ぁ あのね
雑草がね 遊んでばかりいるから 伸びてるわよ

2017年10月31日火曜日

遠征二つ

まだまだ先だと思っていたこの日が来てしまいました、明日 遠征(それも二つ)に出発します。

国立劇場おきなわで「人間国宝至芸の宴」を見て それから山鹿市の八千代座へ坂東玉三郎映像x舞踊公演(鷺娘・稲舟と京鹿子娘道成寺)を見にいきます、5日に帰宅しますが旅の安全をご先祖様にお願いしなくては。

2017年10月30日月曜日

亀@宮古島小旅行2017.10.20

グラスボートで海中を眺めたときは船長さんが亀のいる場所を知っていて寄せてくれます、それほど大きくない亀を見つけるとみなさん喜びます。
伊良部大橋や池間大橋を渡るとき バスの窓から海面を眺めて亀を探します。 最後に池間大橋を渡っている時ついに私も海面に泳ぐ亀を見ることができました。フワフワと泳いでいました。 
こちらは博物館に展示されてたアオウミガメとタイマイです。

2017年10月29日日曜日

下地島@宮古島小旅行2017.10.19

宮古島空港に着いてからバスで伊良部大橋を渡って伊良部島に入りました、いくつか浜を眺めながら下地島へ渡りました、下地島には国際線の飛行機の発着訓練ができる滑走路がありました、ゆくゆくは国際線の空港をつくり観光客を誘致するとかの説明がありましたっけ。 浜ではビキニ水着の女性がたくさん自撮りを楽しんでいました。

2017年10月28日土曜日

宮古上布@宮古島小旅行2017.10.19

琉球の織物に興味がありました、首里織・花織・ミンサー・宮古上布・八重山・与那国 とあるのですがまだよくわかりません、リクエストして宮古島市博物館で上布の展示を見て 翌日宮古島市工芸品センターで宮古上布の製作過程を見学しました。

苧麻(ちょま)の茎から糸を紡ぎ 模様にそって経糸緯糸をくくり 藍染をしてやっと織りはじめます、織りもしばらく織っていると少しづつずれるのだそうで 待ち針をつかって直すのだそうですが それがとてもとても細かな作業でした、すべて注文品を織っているのだそうで新しい注文は年単位で待たなければならないようです。
別の部屋では織りあがった布を砧(きぬた)で打っていました、艶をだすらしいです。
とても精密・緻密な作業に感動しました、すばらしい方々でした。

2017年10月27日金曜日

アラフ遺跡@宮古島小旅行2017.10.20


旅行へ行く前に沖縄在住の友に連絡をとりました、友は人類学・考古学の専門家で先史時代を研究しています、昔ボルネオ島に数年滞在していたときにやって来て二万年くらい前に人が生活していたニアケイブを訪ねていました、友は宮古島でも発掘調査を行っていて そのことを聞きたかったのですが 「今行ってもなにもないから83号線のきれいな海の景色を見てきて」(たしかに)といわれました。

宮古島市総合博物館は小さいながら宮古島のことがとてもよくわかるように展示がしてありました、その中に友が調査したアラフ遺跡(2800年前~1900年前)の展示もありました。
琉球は沖縄本島までの北部と先島諸島の南部に文化的に区分されるそうで南部は縄文・弥生時代の影響がないそうです、そして無土器期が非常に長く1000年くらいつづいたそうです、その遺跡が宮古島東海岸にそっていくつか発掘され、なかでもアラフ遺跡は2800年前の集石遺構・貝斧埋納遺構が非常に良い状態で残っていたそうです。訪れた博物館の1コーナーにアラフ遺跡の展示をみて嬉しかったです。
アラフ遺跡展示の説明













琉球石灰岩@宮古島小旅行2017.10.19

さんご島の宮古島、東平安名崎にいきました。突端の灯台の下に立つと右は南シナ海 左は太平洋です、大きな風景に感動しました。
琉球石灰岩の巨石が海の中にも灯台の下にもありました、といったって宮古島自身が琉球石灰岩でできた巨石の島なのですよね、巨石好きな私はそれだけで感動します。
東平安名崎はほんとうにきれいでした。
 突端に灯台があります、バスで近くまで行きました
 サンゴ礁の色が美しい
 突端から 右は南シナ海左は太平洋 サンゴ礁に白波が立つ
 
 海中の琉球石灰岩
う~む大きい!穴だらけで蘇州でみた太湖石に似ているかな

2017年10月25日水曜日

クバの木@宮古島小旅行2017.10.20

新垣悟さんの鳩間節の踊りが大好きなのですが 鳩間節の歌詞にたくさんクバの木(蒲葵)がでてきます どんな木なのかずっと気になっていました。
一、鳩間中森 走り登り 蒲葵の下に 走り登り
  (鳩間中森に走って登り 蒲葵(ビロウ。
   ヤシ科の常緑高木)の下に走って登り
二、美しゃむりたる 森の蒲葵  美らさ連れたる 頂の蒲葵
  (美しく生えた森の蒲葵、
   美しく群生している頂上の蒲葵よ。)
              琉球・沖縄舞踊曲集より一部引用
ビーチへ下りるホテルの庭に「ビロウヤシ」と名札の付いた木がありました、やっと分かりました。
ビロウヤシ・クバ(蒲葵)

2017年10月24日火曜日

ビーチ@宮古島小旅行2017.10.19~20

宮古島へ行きました、小さな団体だったのでただただゆっくりと巡りました、台風21号は迫ってはいたものの東にそれていましたし、たいした影響もありませんでした、しかしせっかく来たのに海釣りに行く人たちの舟は悲しいことに出ませんでした。

10月19日は伊良部島・下地島 佐和田の浜 通り池 ドイツ村近くでグラスボートで海中を眺め 東平安名崎 宮古島市総合博物館 というところでした。

すばらしく海が綺麗でした、こんなにきれいな海をみたことがありません。
翌朝 待ちかねて浜へでました、あの大きな波の音 海の色 さんごからできた砂、くつを脱いで歩きました、波間に貝殻やさんごが打ち上げられていたので思い出に拾いました。
 陽が高くなればもっときれい
 台風21号の影響で雲が多い
 引き波のなかになにかあるでしょう
さんごがごろっとありました

2017年10月14日土曜日

林英哲 独奏35周年メモリアル・コンサート


林 英哲さん
🌈 ソロ 35周年 おめでとうございます🌟

2017.10.13 サントリーホール
あしたの太鼓打ちへ
林英哲 独奏35周年 メモリアル・コンサート
 林英哲(構成・演出・太鼓)
 英哲風雲の会(太鼓)
 スペシャルゲスト 新垣隆(ピアノ)

1.独奏 「コーネルの箱」
  作曲・演奏:林英哲(2016)
2.デュオ 「死と乙女」
  作曲・ピアノ演奏:新垣隆(2016)
  太鼓:林英哲
3.「モノクローム」
  作曲:石井眞木(1975)
  演奏:林英哲・英哲風雲の会
4.「七星」
  作曲:林英哲(1995)
  演奏:林英哲・英哲風雲の会
アンコール 「太鼓打つ子ら」 林英哲独唱
  作詞:林英哲 八丈島伝承曲

「コーネルの箱」 ジョゼフ・コーネルに捧げられた曲と思うのですが、太鼓なのにどうしてこれほどやさしく演奏できるのでしょうか、大太鼓の皮を掌でやさしく奏でる英哲さんが印象的です。
「あしたの太鼓打ちへ」 林英哲著
掌で演奏する英哲さんのページにサインをいただきました

「死と乙女」は初めて聞きましたが新垣さんとのデュオが120%の完成度でとても面白かったです。テレビで見る新垣さんとは全く印象が異なって 音楽家!なのだと感心しました。

「モノクローム」はいままで聴いたなかでは一番力が入っていたと思います、やはり残響が男性合唱に聴こえるのです、ふしぎなこと それが楽しみでもあります。

「七星」は英哲さんの大太鼓を中心に左右大太鼓が4台づつで演奏されました、物凄い和太鼓の音です、直接震動を感じるのに加えて絶え間なく床から重低音が響き椅子ごと揺れるのです、大感動でした、スタンディングオベーションに エイテツ!と大向う?も飛び拍手の嵐でした。

アンコールには英哲さんが独唱で「太鼓打つ子ら」を歌ってくださいました。
すばらしい演奏会をありがとうございました。 

2017年10月10日火曜日

パリジェンヌ岸恵子

「12才のときに子供はやめた」過酷な空襲を体験したときに思ったそうです。
たいへんに自立した意識をお持ちになっていて社会を世界をしっかりご覧になっている、すばらしくお若く美しい「女性」であるのに そこを通り抜け「強い人間」を感じさせるところがなんとも颯爽としてすばらしいパリジェンヌだと思いました @トークショー

・・わが身はね 組踊の「柳」の歌詞をめざそう 
柳は緑 花は紅 ひとはただなさけ 梅は匂い 
個人的な小さな世界だけれど そこかな。 

坂東玉三郎さんの淀の方と女@十二月大歌舞伎

2017.10.7
歌舞伎座
沓手鳥孤城落月(ほととぎすこじょうのらくげつ)
 淀の方 坂東玉三郎
秋の色種(あきのいろくさ) 
 女    坂東玉三郎

大阪城落城のお話しでした、「滅び」はすなわち「死」、いかにして死を受容してゆくかを見せていただいたと思います、これから自分にもやってきますもの。。

秋の色種はまさに季節の演目でした、ブルーグレーの薄明かりで踊られます、音楽がすばらしく 勝四郎さんの喉 勝国さんの三味線にのせて 玉三郎さんが舞います 秋の清涼な空気が歌舞伎座に吹いているようでした。
帰宅後秋の乾いた空を見上げれば美しい満月がみえます。すばらしい舞でした。

2017年10月4日水曜日

夢で呼ばれる

昨夜夢をみた
「おーーい おーい!(誰かいないのか!)」と階下で父が誰かを呼ぶ大きな声が聞こえた、続いてまた聞こえたので 慌てて駆けつけると父が動けなくてベッドへ移してほしいといったと思う
すぐに体の下に腕を入れて抱えたら なんと体重がない 紙一枚くらいの重さしかなくて えっ!と驚くが 体をベッドに横たえた、急なことでどうしよう 何をしたら・・と慌てて目が覚めて夢と解った。
ドキドキして 父はもう亡くなって6年になるのだから これは 呼ばれたのねと理解したわ。

なので早速母を誘って墓にバラを届けに行った、母のことも少しおろそかにしていたから呼ばれたと思う。 父さん また呼んでね。
 タイミング悪く散りそうな花しかなかったがまた今度ね

2017年10月2日月曜日

足を痛める

暑い夏が過ぎて毎日快適な日々が続きます。
さぁ思いきり歩こう! と
夏に履いていたサンダル系ウォーキングシューズから 履き慣れたスニーカーに替えて嬉しくて歩いたけれど 
暑い夏は歩かなかったのに急に歩き始めた(13000歩/日)ものだから 足を痛めてしまいました。

履き慣れた靴ではあるけれど 靴をかえたことで痛めることもあるのね
それに少しずつ歩数を伸ばせばよかった。。こんなことは初めて 無理がきかない年なのね

今湿布中。要安静。
普通に過ごせる幸せを想っているわ。

2017年9月28日木曜日

能 楊貴妃@横浜能楽堂

2017.9.18
横浜能楽堂
筝曲 「小町」 唄:萩岡松韻 舞:宝生和英
    箏・三絃・尺八
筝曲 「長恨歌曲」 箏:山勢松韻
    箏・三絃・尺八

能 楊貴妃(玉簾)
   シテ 楊貴妃 武田孝史
   ワキ 方士  工藤和哉

方士の工藤和哉さん いかにも遠くまでやってきた感がでていて 声もよかったです。
楊貴妃の衣裳はすばらしい唐織でした。
最後は玉三郎さんも楊貴妃の舞台で舞いながら歌った詞章で終わりました
浮世なれども
戀しや昔
はかなや 別れの
蓬莱(とこよ)の臺(ウテナ)に
伏し沈みてぞ
留まりける
玉三郎さんの楊貴妃が好きだわ、ほんとうにこの世のものでない美しい楊貴妃でしたもの。

2017年9月22日金曜日

夏の名残のアサガオ

2017.9.22
打ち捨てられた感のあるアサガオの大鉢が二つ
お彼岸ですものね めっきり涼しくなって
アサガオが最後の花を咲かせています
ブルーに白に 儚げです

2017年9月18日月曜日

生写朝顔話しょううつしあさがおばなし@文楽

2017.9.8
国立劇場小劇場
生写朝顔話
 宇治川蛍狩りの段
 明石浦船別れの段
 浜松小屋の段
 嶋田宿笑い薬の段
 宿屋の段
 大井川の段
宮城阿曽次郎  吉田玉男
秋月娘深雪  吉田一輔

文楽を観るのもまだ数度という初心者なもので 「生写朝顔話」 の阿曽次郎と深雪のお話についていくことに精一杯でした。

が 最後の大井川の段ですべてがつながりカタルシスに、泣くつもりもなかったのに気が付いたら涙が溢れていました。
増水して渡れなくなった大井川を前に絶望した深雪の身体ごとの嘆き 身を投げんばかりの悲しみがグサリと胸に刺さります、一瞬 日高川入相桜の玉三郎さんの人形振りを思い出しました。

出逢いのときに金地に青い朝顔が描かれた扇に阿曽次郎が書きつけた句を唄いつづけることで再会を願う深雪のけなげさ、強さ に感動します。
露の干ぬ間の朝顔を、照らす日かげのつれなきに、あはれ一村雨のはらはらと降れかし
金地に青い朝顔の扇に黒い墨で上の句がしたためられた扇が印象的です、後の宿屋の段ではそれが屏風に作られていて 阿曽次郎が気付くのでした、よくできたお話だと思いますし、太夫さんたちの渾身の語りと人形を操る方々の素晴らしさに目を開かれた思いです。

2017年9月15日金曜日

玉藻前曦袂たまものまえあさひのたもと@文楽

2017.9.6
2017.9.13
国立劇場小劇場
玉藻前曦袂
 清水寺の段
 道春館の段
 神泉苑の段
 廊下の段
 訴訟の段
 祈りの段
 化粧殺生石

インド中国で騒ぎをおこした九尾の妖狐が日本を乗っ取ろうと姿を現しますが 獅子王の剣と八咫の鏡によって那須の原にある殺生石に閉じ込められるお話が五時間近くをかけて語られます。

しかし恥ずかしながら まず「玉藻前曦袂」の曦袂が読めない 「ぎけつ」?
物語廊下の段で「曦袂あさひのたもと」の意味がわかります、妖狐がばけた玉藻前が女官から命を狙われたとき朝日のような眩い光を発するのです、なるほど。。
「 曦 」〔玉篇〕に「日の色なり」とみえ、日光をいう。(白川静「字統」より) 
玉藻前のかしらが妖狐(美しい狐と怖い狐)に瞬時に変面します、すごい速さです。
桐竹勘十郎氏が玉藻前・妖狐を遣います、またフィナーレともいえる化粧殺生石では九尾の狐が舞台に飛んで出たと思えば 次々と盲目の座頭・むら娘・雷さま・ いなせな男・夜鷹・女郎・奴が殺生石から現れます、すべてを桐竹勘十郎氏が一人で人形を遣い分けます、最後は殺生石の上で玉藻前が美しい妖狐に変面して見得をきって終わりました。

それぞれの段はお話も面白く 傾城亀菊が裁判官になる段も面白かったです。
道春館の段も見応えがありました、人形 鷲塚金藤次 (吉田玉男氏)がすばらしい、人形なのに眼のうごきまでしっかりとしていていかつい金藤次の苦しみ悲しみ(安堵も入ってる?)身の処し方に見入ってしまいました。

劇場も小さいですし浄瑠璃の太夫さんたちがすぐそこで歌ってくださるので迫力があります、とても面白かったです。
友が行けなくなった分も観劇したので二回も観ました。

2017年9月12日火曜日

美しい天使@張國榮


HAPPY BIRTHDAY  !
 2000年 Passion Tour 上海コンサート写真集「幸」から

ブローチのなかで歌う天使
ペンダントのなかで歌うレスリー
2000年の熱情コンサートのレスリーチャン張國榮の本来の姿は長髪でしたが中国本土の公演では長髪は認められず 短髪で行われました。 
最初それを知らなかった私はなんて素敵なレスリー!と短髪の写真を集めたものです、小さな額にいれたこの写真が大好きなのですが このカットは写真集にはありませんでした。

まったく 写真集や額のなかでしか会えないなんて…