2011年1月30日日曜日

高野聖5

青空文庫 泉鏡花 高野聖 二十三 
ここではゴーゴリの「妖女(ヴィイ)」や「耳なし芳一」のような 僧が魔物と対峙して一夜をやり過ごすようすが語られる。

青空文庫 泉鏡花 高野聖 二十五
翌朝里へむかう宗朝は 馬を里で売り鯉を買って帰る親仁と行き会い声をかけられる。
 地体(じたい)並(なみ)のものならば、嬢様の手が触(さわ)ってあの水を振舞(ふるま)われて、今まで人間でいようはずがない。
 牛か馬か、猿か、蟇(ひき)か、蝙蝠(こうもり)か、何にせい飛んだか跳(は)ねたかせねばならぬ。谷川から上って来さしった時、手足も顔も人じゃから、おらあ魂消(たまげ)たくらい、お前様それでも感心に志(こころざし)が堅固(けんご)じゃから助かったようなものよ。
青空文庫 泉鏡花 高野聖 二十六
婦人(おんな)の素性が親仁によって語られる
白痴(ばか)の素性も語られる

うーーむ そうでしたか…
一気に終りまで読んだわ、とても面白かった、もう何回か読んでみよう。

2011年1月29日土曜日

高野聖4

青空文庫 泉鏡花 高野聖 二十二
宗朝が蛭の森を抜けて深山(みやま)の孤家(ひとつや)にたどりつき、水浴びをし、夕餉を馳走になって、寝る支度をするところまできたわ。もちろん孤家の婦人(おんな)は坂東玉三郎さんと思って読み進めているわ。

真昼のように明るい月明かりの夜 孤家で婦人(おんな)がこの人と呼ぶ白痴(ばか)は いったい何かしら?人なのかしら?人だとしたら誰? 描写は操り人形のようであるのに
謡(うた)が唄(うた)えますわ。二ツ三ツ今でも知っておりますよ。さあお客様に一ツお聞かせなさいましなね。
と婦人(おんな)に言われて白痴が唄えば その清らかで美しい声は宗朝をして涙させるのです。
まず前(さき)の世のこの白痴(ばか)の身が、冥土(めいど)から管でそのふくれた腹へ通わして寄越(よこ)すほどに聞えましたよ。
 私は畏(かしこま)って聞き果てると、膝に手をついたッきりどうしても顔を上げてそこな男女(ふたり)を見ることが出来ぬ、何か胸がキヤキヤして、はらはらと落涙(らくるい)した。
ここの描写もすごいなぁ、いったい婦人(おんな)と白痴(ばか)の関係ってどういう…

博多座の坂東玉三郎特別公演のチラシには白痴のキャストはないわ、でてこないのね。

2011年1月28日金曜日

今日のワンポイント

フルスイング
テンポは一定
メトロノーム56の3拍子
このテンポはドライバからサンドまで同じです
アイアンではゆっくりに感じるはず、トップで余裕を感じて留まるはず。

しっかりアドレスして イチ
トップの位置で ニー
フィニッシュの位置で サン

トップとフィニッシュの位置(肩の前にグリップ)に充分注意を払うこと
フィニッシュでは右肩が左肩より前に出ているように

けっこう早いテンポであれこれ考えてるヒマはなかった。

悪い癖
中心が左へずれる ⇒ その場で打つ を意識して!
フェアウェイウッドはボール・芝の順!

2011年1月27日木曜日

高野聖3

青空文庫 泉鏡花 高野聖 九 の冒頭に
「およそ人間が滅びるのは、地球の薄皮(うすかわ)が破れて空から火が降るのでもなければ、大海が押被(おっかぶ)さるのでもない、飛騨国(ひだのくに)の樹林(きばやし)が蛭になるのが最初で、しまいには皆(みんな)血と泥の中に筋の黒い虫が泳ぐ、それが代(だい)がわりの世界であろうと、ぼんやり。
という文章がある。

この世の代がわりの様子をこんなふうに描写する鏡花先生の感性は 宇宙が暗黒物質に呑みこまれて果ては素粒子にまでちぎられてしまうというBig Ripの世界(NHKの番組でやっていて銀河の腕が引きちぎられていくCGにぞっとしたばかりなの、Margaretは見たかしら)に通じるものを感じてさらにぞっとしたわ。。
この先は…  

高野聖2

宗朝の話がハンパなく怖いんです、こんなに怖いとは知りませんでした、鏡花先生の想像力はとどまるところがありません。

奥深い山道を上っていると蛇が一疋 また一疋と、だんだん大きな蛇がでてくるのよ。
そのうちぽたっと落ちてきたのはおおきな山蛭(山海鼠やまなまこ・丈は三寸ばかりって10cm?)で ちぎって大地にたたきつけても 土が柔らかいのでつぶれない… そのうち黒い雨のように蛭が降ってくるなんて、空間が蛭で埋め尽くされるのよ Margaret、怖いでしょう?

この先どうなるのかしらと思うけど 今日はここまでにするわ。

2011年1月26日水曜日

高野聖

青空文庫で泉鏡花の「高野聖」を読み始めたわ、Margaretはもう読んで知ってるでしょうけど恥ずかしながら私は初めてなの。
やっと風変わりな寝相の僧 宗朝がでてきてこれから彼のお話がはじまるところ。  

2011年1月23日日曜日

コースで注意すること②

スコアにこだわる真摯な姿勢・必ず目標スコアでまとめる姿勢が大事
そのため 必ず2パット目を上りのやさしいラインに残す

アプローチの状況判断をする
●ボールの状態をみる
(フェアウェイ?ラフ?浮?沈?傾斜は?)
●ホールカップ周辺の状態をみる
(カップ周辺の傾斜、パットが入りやすい低い位置にとめたい)
●ボールからホールカップまでの状況をみる
 ボールから最寄のグリーンエッジまでの距離
 グリーンエッジからピンまでの距離

そして考える
まず パターを使ってずっと転がして寄せられないか?
だめなら チップショットで大半を転がして寄せるられるか?
仕方ないとき ピッチショットで大半を飛ばし少し転がして寄せるのか?

アプローチは選択肢が多いうえにふり幅の大小などで イメージするショットになりにくい、なので「読み」がよければ「コースとの勝負」に勝った ということになる。

コーチに「どうしたらいいでしょう」という質問は不可、私はここは○○番を使いたいがそのときのふり幅は?というように具体的に自分の考えをはっきりさせてから質問するように。

ゴルフほど自分ひとりで好きなようにプレイできるスポーツはないのですよ
>以上byコーチ

2011年1月22日土曜日

今日のワンポイント

ルアーを投げるようにクラブを振るには、

まず 真下にクラブを振る練習
クラブを逆さに持ち ひじを直角に曲げ肩の高さまであげ そこから肩・ひじ・手首の順に真下に振り下ろす。

それができたら
ひじを直角に曲げ肩の高さに上げ、右にターン 
⇒ トップオブスイングの位置

ここから右の壁に向って真下に振り下ろしながら 体(腰)を回転させ 左側でシャフトが床に平行になるところまで一気にクラブを振りぬく。

このとき音が左側で出るように。

当面の私の練習課題だわ。

2011年1月20日木曜日

阿闊(あふー)のパターカバー


長年使ってなじんでいるパターに阿闊のカバーをかぶせた。

ギョロ眼でラインを読んでくれるにちがいないし、メンタルで弱気にならないようはっぱをかけてくれるにちがいない、早く一緒にコースへ行きたいなぁ。


2011年1月19日水曜日

poranの愛車3号


3号には大金を投入したらしい

2011年1月18日火曜日

わが心の歌舞伎座

時間ができたので 歌舞伎座さよなら公演のドキュメンタリー映画「わが心の歌舞伎座」をみてきた。
映画は 1950年に復興された歌舞伎座が60年に渡って培ってきたものを さよなら公演を通して エッセンスとして見せてくれる。

Margaretや交換留学生と通った公演の数々をなつかしく思い出す、なんといっても 大御所の方々が自ら思い出話を語ってくださるし、映像はすべて名場面ばかりで 3時間の上演時間は飽きることがなかった。

「毎日が初日」「歌舞伎の派手な外側の底には人間のほんとうの生き様がある」(その他すてきなお話ばかりだったけれど残念なことに憶えていられない…)などなど、俳優の方々は命を削って表現されているのだなぁと感動したわ。

まぶしい舞台をのぞむ客席からしか歌舞伎座の様子は解らなかったけれど 楽屋口からはじまる内部の映像は 生き物の内部に入っていくような感じで 玉三郎さんの写真集「THE LAST SHOW」に写っていた場所もたくさん出てきて とても新鮮だったわ。

もちろん玉三郎さんも登場して 鏡花の作品について解説してくださいます、映像はほんとうに美しい天守物語の富姫、海神別荘の美人、これまた美しい海老蔵さんの姿も一緒に楽しめます。

そして阿古屋の映像もありました、つい先日ル テアトル銀座で観た玉三郎さんの琴や胡弓の演奏を 再び大画面で見られてとても幸せだったわ。 

2011年1月15日土曜日

コースで注意すること①

12日のラウンドはコースで注意すべきことを学ぶ実習会だった、どれだけ覚えているかしら。

使用ボールを宣言する(2個分 〇〇の〇番)
暫定球を打つときもボールを宣言すること

ティショットは順番待ちの間に考えをまとめておく
ターゲットラインを必ずしっかり見つける
(目立つスパッツを前後に見つける、
 右のスパッツに向って振り下ろし、
 左のスパッツへ振り抜くように)
まずヘッドをターゲットラインに直角にきっちり合わせてから構えに入る
(足を肩幅に広げることからアドレスに入らないように、
 クラブヘッドを直角に合わせてからグリップにいき、
 手から肩、肩から足の順番になるように)
アドレスに入る前は素振りもOKだが 構えたら素振りしない
(ターゲットラインがずれるのが一番怖い)
音を立てない(おしゃべりしない)

コースでは走らない!(品よく)
体の向きを目標に合わせてはダメ(ボールは右へ)
木に中てたくなかったら体を木に向けること

複数のクラブを持ってグリーンに上がるときは次のティグラウンドへ近いカラーへ置く(忘れないように)

パットは気持ちで負けないこと
(ショートするのは入れるぞという気持ちが足りないから)

どんなに凹むことがあってもジッと耐えネガティブな言葉を吐かない
(周りへの影響を配慮する)

2011年1月12日水曜日

ゴルフ

何ヶ月ぶりだろう、天気予報に雪マークがついたり、この冬最低気温が更新されるこのごろ、約束の日が来てしまった、ゴルフはでかけるまで いつもすごく憂鬱だ。。

なんのために早起きしてー
なんのために持ち物点検をしてー
なんのために天気予報を気にしてー
なんのために寝る時間を気にしてー
ふだんかけない目覚まし時計をセットしてー 
と 喜々とゴルフ場へ向えない自分が情けない
そして車のトラブル!にもめげずに約束の時間にロビーに立ったわ。

天気予報とは裏腹に風がなく日差しが暖かくて 松がとても美しかった、次回はカメラを持っていこう。
目標スコアへは5打足りなかったけれど またのお楽しみ。

終わって家に帰れば たのしかった また行きたい と当日は思うのに。。

2011年1月9日日曜日

都心の静寂


2011.01 東京・丸ビル35階

2011年1月8日土曜日

ル テアトル銀座

坂東玉三郎さんの特別公演が行われているル テアトル銀座の様子、

エレベーターの扉が開くと玉三郎丈がお出迎え。
たくさんの繭玉が飾られてホールはお正月のにぎわい。



獅子舞が練り歩きホールにいる人たちの頭や手を噛んでいる
(悪魔・病魔を退散させるんですって)
健やかな一年にしたいからMargaretにならって私も手を噛んでもらったわ。
今年もよろしくね!Margaret。

2011年1月6日木曜日

今日のワンポイント

今日のMコーチのお話は

テイクバックからクラブを下ろすとき ヒンジングしている腕は
はじめに肩が開き(動き?)
つぎにヒジが伸び
最後に手首が伸びます
(ルアーの釣竿を投げるように)
その動きを利用して加速して振り抜きましょう

ピッチショットのふり幅
クラブヘッドが
ひざ-ひざ(7時5時)
腰-腰(8時4時)
直角に天井を指す(9時3時)
50yard飛ばすと決めたら全球50yard飛ばすように!

ゴルフのマナー
次は何をすべきか解ることがすべての基本

2011年1月5日水曜日

坂東玉三郎さんの遊君阿古屋

きりきり あ ゆ め ~~! 

と言われて登場した玉三郎さんの遊君阿古屋、それはそれは美しいいでたち、重そうに思えた衣裳はしっとりとやわらかく重さを感じさせない・・ほんとうはとても重いのかしら。

時折見える膨らんだお腹に はっとする。 
しかし 懐胎している姿が こんなに色っぽいとは・・ 

物憂げに優雅な身のこなしで 情のある重忠の詮議がなによりつらい、疑われるのであれば いっそ殺してほしいと 重忠の前に身を投げ出す阿古屋、う~む すごい!(ひとたまりもない)

その後 景清を慕いつつ琴・三味線・胡弓を演奏する阿古屋は どこか放心しているような面差しながら 景清への愛情が体を伝わって音になってこちらに聴こえてくる。
演奏に注意を払うことを通り越して 勝手に手が動いている(ようにみえる)、これが至芸というもの?

そして これは 贅沢な演奏会 だと思ったわ。
演奏者がこれだけのこしらえをして、台詞をいって、唄を唄って演奏するなんて他にあるかしら?

琴の音がこれほど強く美しいとは・・
三味線の音は エレキギターのような音も時折聴こえて おおっ現代的!と。
胡弓なんか もう 現代音楽でしょう!

三味線の方と合奏?並奏?するんですが その方々は真剣な眼差しで玉三郎さんを見つめて調子を合わせます、真剣な演奏の場面は息をのんで聴き惚れて見惚れたわ。

最後に阿古屋を自分の屋敷へひけ といった重忠はあのあと はてさて 阿古屋をどうしたのかしら? 気になる~!

2011年1月3日月曜日

香港の風景⑳

2010.11.21
午後3時から新視野藝術節のクロージングプログラム・坂東玉三郎さんと蘇州昆劇院合同の牡丹亭香港公演3日目(最終日)を観劇しました、何列か前で靳飛氏も観劇されていました。 公演は盛大な拍手のうちに幕を閉じ とうとう香港のお楽しみも終わってしまいました、満足しつつ香港最後の夕食をしに友についていきました。


古くからのレストランで 場所を変えながらも もう何十年と続いている店だそう(メニューの文章より)、写真はその挿絵です、きっと昔の頃のレストランなのでしょう。


食事を終えて歩いていると満月が摩天楼の間にでていました、私の気持ちも満月のようでした。 今回の旅行は何から何まで友にお世話になりました、ほんとうにありがとう!好朋友!!

2011年1月2日日曜日

香港の風景⑲

2010.11.21

近くの本屋 KUBRIC へ向う、どこか本屋に行きたかったの、油麻地ならここが近いかしらと選んだけれど、友が言うには このKUBRICもレスリー・チャン張國榮ゆかりの場所だそうで、えっほんと?うれしい! と思ったわ。

ネットで想像していたのは日本の大型書店だったけれど 思ったより小さな、藝術系を中心に揃えた方向性のある本屋さんで ちょっとしたカフェもあったわ。


KUBRICへ来た記念に金属の鳥の飾りが気に入って布カバーのノートを一冊購入した。
ノートは香港のデザイナーCARRIE CHAU の WUN YIN Collectionのもの、とても個性的なデザイナー、少ないけれど鳥のモチーフに魅かれる。 

2011年1月1日土曜日

玉三郎さん@NHKニュース

元日の歌舞伎公演は65年ぶりというアナウンサーの声で画面を見れば・・

玉三郎さんの遊君阿古屋が胡弓を弾いている
そして
口上まで・・
元日からお仕事されている姿にほんとうに頭が下がります。


元日公演は18時からでしょう? 
20:45のニュースに放送してくれるなんて、
NHKさんもありがとう!

Margaretは見たかしら?
もうすぐその姿を直に目にできるわね!