2018年9月25日火曜日

さわぎ @ 端唄 初春


毎日毎晩家はさわぎでおおさわぎ

友がお師匠さまから新春にむけて「初春 騒ぎ入り」をいただいてきた。
なので毎晩三味線の練習に力を入れている 
チャンチャランチャ チャラララランがエンドレス‥
深夜までおおさわぎなの~!
さぁさ ういた ういた
やーと やーと やーと とね

2018年9月18日火曜日

能 遊行柳 観世流 @国立能楽堂

2018.6.15
国立能楽堂
遊行柳 青柳之舞 観世流
 前シテ 老人 坂井音重 面:三光尉(さんこうじょう)
 後シテ 老柳の精 坂井音重 面:石王尉(いしおうじょう)
 遊行上人 殿田健吉
 大鼓 亀井忠雄
 小鼓 観世新九郎

4月にみた西行桜の桜色ともいうべき舞台に感動したのと 柳が好きなので柳の精をみたくてチケットをとりました。

今にも朽ちそうな老柳(の精)が遊行上人から南無阿弥陀仏の念仏を十回唱えてもらい仏の世界へ成仏していくお話しでした。

老柳は誰も通わないふる路にあります、荒れ果てた風景を地謡がうたいます、
人跡絶えて荒れ果つる、葎(むぐら)蓬(よもぎ)生(う)刈萱(かるかや)も、乱れ合ひたる浅茅生(あさじう)や袖に朽ちにし秋の霜、露分け衣きて見れば、昔を残す古塚に、朽木の柳枝さびて、蔭踏む道は末もなく、風のみ渡る気色かな、風のみ渡る気色かな
(プログラムより)
深緑の絹に覆われて柳の枝葉が上部に置かれた作り物の中から老柳の精が登場します、その姿に衝撃を受けました、伸びた白髪に囲まれた面(石王尉)は老人というより血の気のない頬のこけたデスマスクのような面で それほど年老いてもまだ朽ちたままこの世にあって成仏できないということを一瞬にして理解できました。

遊行上人から有難い御法の念仏をいただいて老柳の精は喜び舞って成仏していきます。
教へ嬉しき法の道
青柳に鶯伝ふ、羽風の舞
柳の曲も歌舞の菩薩の、舞の袂を返す返すも、上人の御法を受け、喜ぶ
報謝の舞も、これまでなりと、名残りの涙の
暇もうさんと、木綿附(ゆうつけ)の鳥も啼き・・
(プログラムより)
老い 成仏 ・・ 「死」をこんなに軽々と越えていけたら。

2018年9月13日木曜日

このごろ@2018年8月から9月にかけて

風が変わり セミに代わって虫が鳴きます、案外秋の訪れは早かったわね。
散歩を再開しました、夕空がブルーとピンクだけだったので急いで携帯カメラを取りに帰った2・3分でこんなに暗い空になってしまった。。
ネコは昼寝というより一日中寝ているかな
 
建物が取り壊された跡地は草原になっていました
 芙蓉の花ってきれいなのね!
 友はお楽しみ会へ、すごく三味線が上達しているらしい
文楽好きの友の誘いで浄瑠璃を聴きに来ました
はじめて大阪の話芸を楽しみました

2018年9月12日水曜日

1956.9.12

1956年9月12日は 香港の大スター 故張國榮レスリーチャンのお誕生日です、亡くなって15年、存命であれば今日62才になります。。

いつもYoutubeで〝私はこんな張國榮レスリーチャンが好き” っていう動画を探すのですがどれもこれも素敵でしばらく幾つものレスリーに見入ってしまいます。

今年のレスリーのお誕生日に この動画を選びました。
Happy Birthday!

LeslieClub -YouTube
 Video from Leslie Cheung's Fansite: leslieclub.com 
His movies reached you 
 His music touched you 
 His charm attracted you 
His Passion affected you
Leslie Cheung - He is what he is !
(動画の説明より引用しました)

2018年9月4日火曜日

光と闇@幽玄

2018.9.3
歌舞伎座秀山祭夜の部 新作歌舞伎舞踊「幽玄」を待ちきれず見にいきました。
全力集中して観劇しました、ノックアウト状態は久しぶりで あぁなんと消耗したことか 台風が迫った蒸し暑い夜に家に辿り着く力が残っていてよかった。

光と闇の世界を堪能しました、光と闇といえば 壮大な宇宙まで連想してしまいました。

光の世界は清明な「羽衣」です、伯竜他釣り人たちは姿・服・仕草などとても品がよく 漁師というよりは釣りを楽しむ天上人であり そこへ一段上の天界からやってきた天女が現れます、天女というよりは菩薩だ・・すばらしい唐織の装束をまとい あの鳳凰の羽で織られたような長絹の黄金色は時に茜色にキラキラと輝きます、夕焼けの空じゃない?
唐織はすばらしい朱に金の青海波に松や梅の模様でした。

そして ずっと見たかったものをみることができました、能面を着けない能 それは玉三郎さんにしかできないと思います、面を着けないためにシテの詞章をはっきり聴けるのです、それもシャンソンコンサートで鍛えられた喉から発声されるすばらしい声です、舞はお手の物でほんとうにすばらしい舞台でした。

闇の世界は「道成寺」です、舞台がパッと明るくなるのは最後のところだけだったと思います、スポットの照明で表される情念や妄執がすごいです、今回作り物の出雲の大蛇ではなく 玉三郎さんは日本振袖始で演じるヤマタノオロチのいでたちで登場しました、その出が怖かったです、頭を覆った美しい糸巻模様の唐織の下はきっと般若の面、般若の面よね と集中していたらなんと隈取でオロチになっていました、そしてオロチが大見得を切ります。。

鼓童の太鼓は羽衣では大打ちするところがなく静かに囃子方に徹していたのですが「道成寺」では歌舞伎座の大空間に響き渡る大音響でした、ほんとうに消耗したのでございます。。

大団円の大人数の登場と鼓童が作り出す舞台は歌舞伎座でも狭いくらいで さらに大きな舞台がふさわしいかと思いました。