2010年11月30日火曜日

今日のワンポイント

久しぶりのレッスンで自分だけ今年の総括をしたの、今年はだいぶさぼったので来年は真面目にやろうかな と。
総括はまだ早すぎますよ~ まだまだレッスンはありますからねーっ!
byコーチ
そうね、香港から帰ったら気が抜けちゃって。

ワンポイントは左グリップが通る道について。

右グリップが支点になるので 左グリップを体近くに引き寄せるようにもってくること。
左グリップを支点にすると押してボールを打つようになってしまい 右へボールが出ます??

しっかり手のひらを返すストレッチをしてフォァアームローテーションが出来るようにしましょう。

ドライバの構えでたくさんダメだしが、
●まずグリップをしっかり正しく
●左足を下げて
●ボールは左脇まえ(ボールは顔の前にありませんよ~)
●腰はわずかに左により、左に高く
●右腕はすこしたわませて
●左腕は自然にまっすぐ

ほんといかにさぼってるかよく分るでしょ Margaret。

2010年11月29日月曜日

牡丹亭香港公演・照明など

葵青劇院ホール内のオブジェ@香港 2010.11.21


香港では女形の杜麗娘をどう思ったかしら?
広東オペラ(粤劇)には男役で一世を風靡した任剣輝(ヤムキンファイ)という役者(女性)がいたのだから性差を特別にとらえることはないと思う。

香港では昆劇の言葉をどう思ったかしら?
牡丹亭の言葉 蘇州の古語については 玉三郎さん自身 牡丹亭を紹介する特集番組の中で 言葉の問題は乗り越えられない とおっしゃっていたと思う、私は普通語も広東語も蘇州語も上海語もさっぱりわからないし 歌舞伎でさえ字幕がついていたらと思うが 芸術は言葉を必要としなくても理解できるところがいいところ、日本語字幕がついていたので発音など問題にもならなかった。

それよりも舞台の芸術性をただただみたい。
坂東玉三郎さんが藝術監督で主演の舞台なのだから。
香港公演で照明がすばらしいと、いままで何回も観ているのにやっと気付いた、古典劇の様式を纏っていながら 玉三郎さんと蘇州昆劇院の俳優の方々の演技が照明によって より現代的に昇華された舞台になっている。

玉三郎さんのこれまで積み重ねた力が眼差しや指先にまでこめられて杜麗娘が表現される、歌舞伎のいろいろな役もすごいと思うけれど 玉三郎さんの杜麗娘にまたまた!(何度目かしら?)感動したわ、Margaret。

2010年11月26日金曜日

牡丹亭香港公演・展示パネル

葵青劇院に展示されていたパネルたちとお花






お花は左から
● 大師説戯工作室
  葉肇鑫(金) 汪世瑜
● 日本領事館 総領事 隈丸優次
● 日本ロレックス(株)
  代表取締役 ブルース・R・ペイリー
2010.11.19

2010年11月23日火曜日

坂東玉三郎さんの牡丹亭香港公演つづき

セントラル(中環)に掲げられた新視野藝術節の旗


劇院にはパネルが展示されていて パネルの玉三郎さんと一緒に写真を撮る方がたくさんいました。


葵青劇院は赤坂ACTシアター(1324席)より小さい903席の劇場で ローマの円形劇場のように舞台を囲み傾斜をつけた席の配置になっていてとても見やすかったです(席の列が一から終りまで隙間なく続いているので中央から出にくいが)、なので 舞台と客席が一体になったように感じました。

香港は広東オペラ(粤劇)が親しまれているせいか 観劇を楽しむ姿が印象的でした、例えば「写真」の幕、春香が痩せてしまった杜麗娘に気づいて
まあ!お嬢さま、一夜のうちに、こんなにおやつれになって!
というセリフに笑いが起きます、たしか赤坂では笑い声は起きなかったと思うのですが 香港の方々のリアクションは速くて素直、堅苦しくなくリラックスして見ていたように思います。

香港では回生する場面は 舞台うしろの黒いビロードのような幕がするする揚り 背を向けて跪いている紅い旅支度の杜麗娘の玉三郎さんが立ち上がる演出でした。

その黒いビロード(かどうかわからないがツヤ消し)の幕と演者にあたるスポットライトがとても効果的で舞台を覗いてるような気分になりました。
たぶん昔 夜に 貴族たちが自宅に俳優を招いて牡丹亭を演じさせたら こんな感じになるのかしらと。

玉三郎さんはじめ俳優の皆さんはとてもお化粧のノリがよくふっくらして「きれい!」

初日の客席には八千代座の流れからか ダークなスーツに真っ白なシャツがさわやかな中村獅童さんの姿がありました、ここでお見かけできるとは。

連日最後はスタンディングオベーションで「好!」の掛け声も飛び 拍手喝采は鳴り止みません、カーテンコールは3日とも3回、玉三郎さんが「牡丹亭上三生路」と高らかに歌って締め、最終日はことに嬉しそうなお顔で春香役の沈国芳さんを抱き寄せ 観客の声援と拍手に応えていました。玉三郎さんが胸の前で小さく両手を合わせ 方々へお礼をするように頭を下げる姿が忘れられません。

2010年11月22日月曜日

坂東玉三郎さんの牡丹亭香港公演



葵芳駅前の葵青劇院 2010.11.19

2010年11月18日木曜日

坂東玉三郎さんの日中版「牡丹亭」香港公演

坂東玉三郎さんが2009年11月上海蘭心大劇院で全幕の杜麗娘を演じた後 今年6月に上海で 10月に東京で牡丹亭公演がありました、そして明日から香港で日中版「牡丹亭」公演があります。

レスリーチャン張國榮の暮らした香港で 玉三郎さんの杜麗娘を鑑賞できるなんて なによりの貴重な機会なので香港へ行くことにしました、大都市香港で演じられる牡丹亭の印象はどんなかしら。

2010年11月19日 20:00開演
2010年11月20日 20:00開演
2010年11月21日 15:00開演
劇場は葵青劇院、日本語字幕有。

2010年11月17日水曜日

坂東玉三郎さんのレクチャー@牡丹亭香港

今夜 香港文化中心で 坂東玉三郎さんと牡丹亭公演プロデューサーのジンフェイさんが日中版牡丹亭の制作過程と心得についてトークされます、 
⇒ 牡丹亭講座@香港

2010年11月14日日曜日

牡丹亭 遊園2

先日 映画「さらば、わが愛 覇王別姫」(陳凱歌監督 1993年)のなかで 蝶衣(張國榮レスリー・チャン)が日本軍の将校たちに昆曲・牡丹亭を披露した場面を取り上げましたが もう一箇所 レスリー・チャン張國榮が杜麗娘のこしらえで国民党幹部の前で牡丹亭「遊園」を舞う場面(わずか40秒位)があります。

ここは玉三郎さんの牡丹亭の筋だと レスリー・チャン張國榮の蝶衣が日本軍に披露した直前の場面です。



杜麗娘
園林まで来てみなければ、春の眺めのそんな様子も、知りようがないわ。
(あでやかに紅紫と咲き・・とつづく)

中国古典文学大系53戯曲集下還魂記(岩城秀夫訳)37頁
第10幕 夢に驚く から

2010年11月13日土曜日

今日のワンポイント

自分のグリップを確認しよう

左親指つけ根のパッドでグリップをしっかり押さえるために グリップの真後ろの山を
1)中指・薬指のつけ根のライン
2)第一関節の1/2のライン
3)第一関節のライン
どのラインに合わせて握ればいいか確かめてみましょう、グリップはクラブの太さやその人の手の大きさなどで変わるので自分のグリップを見つけること。(自分は左:指のつけ根、右:1/2のところ)

左親指は中心より少し右へだす、その左親指の右側を右手生命線にぴったりつけて右手でくるむこと。
右人差し指は反らし指先は鉤状に、第一関節の腹が「目標」を指します。

「右人差し指第一関節の腹」がコツ、カギです。
バックスイングとフィニッシュでクラブの重さを支え、ヒットの時はターゲットを指します。

グリップがしっかりできれば自然に脇が締まります。
さぁ打ってみましょう、どうですかぁ?なるほどそのとおり!でしょう?!byコーチ

2010年11月12日金曜日

牡丹亭 遊園

映画「さらば、わが愛 覇王別姫」(陳凱歌監督 1993年)のなかで 蝶衣(張國榮レスリー・チャン)は日本軍の将校たちに昆曲・牡丹亭を披露します、その場面は「遊園」でした。

坂東玉三郎さんの「牡丹亭」第一幕「遊園」にこの場面があります、玉三郎さんはご自身の声で歌い舞い踊られます。
16才の杜麗娘が侍女春香と春の庭園に遊びにきて 古井戸や荒れた垣根がある庭に花々が咲き乱れるようすを歌うところです。
 

あでやかに紅紫と咲きそろい
寄り添うは
こわれし井戸くずれし垣
良き辰(とき)の美(うるわ)しの景(ながめ)
見る人もなく 
心に賞(め)で事を楽しむは
いずくの庭ぞ

中国古典文学大系53戯曲集下還魂記(岩城秀夫訳)37頁
第10幕 夢に驚く から

2010年11月10日水曜日

牡丹亭香港公演



2010年11月19日から3日間 香港レジャー・文化局主催「新視野藝術節」のクロージングプログラムとして 坂東玉三郎さんの牡丹亭が公演される予定です。

何事もなく無事に催されますように。

2010年11月9日火曜日

姍姍来到

姍姍来到はゆっくり歩いてくるという意味ですが 沈国芳さんのブログの坂東玉三郎さんのエピソードの中にでてくる言葉です。

春香役の沈国芳さんは 初日に「重」のところをどういうわけか「処」(発音が似ている)と唱ったそうです、二日目の幕があく直前に玉三郎さんが舞台裏に「姍姍来到」ゆっくり歩いてやってきて沈さんの前で立ち止り「唱一遍」と言いました、沈さんはちょっと驚きながらもすぐに唱い、玉三郎さんはそれを聴くと微笑みながらOKサインをだして舞台のほうへ去ったそうです。
 
坂東玉三郎さんの藝術に対する真面目で厳しい姿はまるで一筋の絹の乱れもないようだ と書かれています。

杜麗娘の姿で「姍姍来到」しチェックを入れる玉三郎さんの姿を想像し微笑んでしまいました。
「姍姍来到」いいでしょう? Margaret。

蘇軾の詩「定風波」は柳夢梅役の兪玖林さんのブログに牡丹亭東京公演を終えた心境に引用された詩ですが理解が追いつきません、宿題です。

中文を教えてくれたPさん ありがとう!

2010年11月8日月曜日

定風波

莫聽穿林打葉聲,
何妨吟嘯且徐行。
竹杖芒鞋輕勝馬,
誰怕?
一蓑煙雨任平生。
料峭春風吹酒醒,
微冷,
山頭斜照卻相迎。
回首向來蕭瑟處,
歸去,
也無風雨也無晴。

蘇軾 (1037-1101)

何を詠んでいるのかな。

2010年11月4日木曜日

坂東玉三郎さんと山鹿温泉

牡丹亭東京公演を成功裡に終えて 坂東玉三郎さんはなんともいえない満たされた気持ちを味わっていらっしゃるのではないのでしょうか。

公式HPの「今月のコメント」によれば 玉三郎さんは八千代座のある山鹿で温泉に浸かりながら いろいろ想いを巡らせていらっしゃるらしい。

上からどんなに素敵な景色が降りていることかしら・・
私たちは楽しみに待ちましょう、ねっMargaretとPascalさん。

2010年11月2日火曜日

牡丹亭舞台の設え

上海公演@蘭心大劇院(2009年11月)

東京公演@赤坂ACTシアター(2010年10月)


牡丹と蝶が描かれた透けた薄絹の緞帳、幕が上がる前からそこはもう牡丹亭・・
シンプルな薄絹とそれを照らす照明が 揺れる書割になって 場面が春の庭園になったり室内になったりする、巾の広い薄絹はロンドンに特注したものとか。。
字幕も左右の柱に組み込まれ 大きな液晶画面が左右にドンと置かれた上海蘭心大劇院よりも美しい納まりに配慮されていたわ。