2013年6月11日火曜日

明日は衛星劇場で「隅田川」

明日6月12日17:30から衛星劇場で「隅田川」(2005年/平成17年6月・南座) が放送されます。
 
昨年10月に藝大奏楽堂で能「隅田川」とブリテン作曲の教会オペラ「カーリューリバー」をみたので 歌舞伎の「隅田川」がとても楽しみです。 玉三郎さんが子供を亡くした母親の悲しみを表現するのです。
先日7日の明大リバティーアカデミーオープン講座で 「隅田川」を例にとって 子供を亡くした母の悲しみをどのように表現するのかを話してくださいました。
(以下は講義を聴いて私なりに理解したことをメモしたので曲解などあるかもしれません)
 
子供をもたないけれど最愛のものをなくすことを助けにしたら・・
母性は父性の側(がわ)だけを女にかえて表現する
愛情だけでは母性になりにくい
年齢を重ねると経験の引き出しが増える
 
江戸時代の母性はどこでつかむ?(斎藤先生)
究極は想像力です、浮世絵などをみて この絵のこの人は
取り乱したら??
泣いたら??
悲しんだら?? とやってみる
過不足なくお客さまに伝えられるか?
充分取り乱すけれども それはコントロールされて しかも 美しく・・
 
(講義では 玉三郎語録とよべる言葉がたくさん発せられました)
「お客さまが納得したことは妄想と誤解である」
「納得できる幻想をいだかせてあげる」
 
「隅田川」をじっくり鑑賞します。

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