2014年4月1日火曜日

張國榮レスリー・チャン@阿飛正傳3

今日は張國榮レスリーチャンの11回目の命日です、謹んで冥福を祈ります。

映画「阿飛正傳」の張國榮レスリー・チャンは美しい と たまたまそばにいた人のノートブックの画面でレスリーをみた Margaret が感嘆したように私に言っていた、どのシーンを見たのだろう。

24年前の映画とは思えない見事な出来栄えは この映画で香港電影金像奨最佳男主角奨を獲った張國榮レスリー・チャン、監督の王家衛、カメラの杜可風、美術の張叔平ほか係った人々のすばらしい才能によるものですね。 心惹きつけるラテン音楽がとてもよくて壮大なミュージックビデオにも思える。

ザビア・クガートのマリア・エレナの曲にのって唇を噛みながら無心にチャチャを踊る主人公旭仔Yuddyのレスリーがいい、レスリーが語る独白がその後の彼の人生に偶然にも重なっているようで ますます謎めいて囚われてしまう。
     
       脚のない鳥がいるそうだ
       ひたすら飛び続けて
       疲れたら風に乗って眠る
       地上に降りるのは死ぬ時だけだ
       (DVD「阿飛正傳」日本語字幕より)

ザビア・クガートのシボネーにのせてクリストファー・ドイル(杜可風)の手持ち?カメラが階段を上がりジュークボックスまえのレスリーを映し出すシーン、上手いなぁと思う、阿飛ぶりをいかんなく発揮しているレスリー演じる旭仔Yuddyは母を探しにここフィリピンにやってきたがパスポートを巡って事件を起こしてしまう。昔は警官いまは船員 超仔タイド役のアンディラウが対照的に善人に描かれているけれど このあとどうなる・・王家衛の映画は小道具のパスポートでいつも私を心配させる。
地元のボスらしき男を刺したあと ロス・インディオス・タバハラスの伸びのある曲 "You belong to my heart"  にのってカーテンからでてくるレスリーが美しい・・ その後の乱闘シーンも、そのあと駅のトタン屋根を身軽に駆け抜けていくシーンも・・忘れられない。
            
       おい どの列車に乗るんだ?
       乗るわけじゃない
       乗らない?
       じゃ なぜ駅に?
       野暮用さ、 用事をすます
       ご馳走さま 今度は奢るよ
                (DVD「阿飛正傳」日本語字幕より)
       苦労してつくった偽造パスポートなんだぜ
       ヘタすりゃ俺がムショ行きになっちまう
       気にいったろ。約束の金を頂きてえな。
       金?もってない。
       (プレノンアッシュ発行「欲望の翼」プログラムより)

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