2014年8月9日土曜日

映画「書かれた顔」

渋谷オーディトリウムで行われていた「ダニエル・シュミット映画祭」で「書かれた顔」をみました。
書かれた顔
The Written Face
1995年(89分)
監督・脚本:ダニエル・シュミット
撮影:レナート・ベルタ
出演:坂東玉三郎 武原はん 杉村春子 大野一雄
日本=スイス合作。歌舞伎界で当代一の人気を誇る女形、坂東玉三郎に迫る”虚構のドキュメンタリー”。玉三郎の「鴛娘」などの舞台のほか、女優の杉村春子、日本舞踊の武原はん、舞踏家の大野一雄、101歳になる現役最高齢の芸者・蔦清小松朝も登場。
とても面白かったです、みることができてラッキーでした。どうやってこの映画ができたのかプロダクションノートを読みたいと思いました、玉三郎さんご自身、鷺娘・大蛇・日本橋を連想させるお役の玉三郎さん、まだ訪ねたことのない内子座や八千代座の舞台、杉村春子さんや武原はんさん、大野一雄さんの舞踊、 101歳になる現役最高齢の芸者・蔦清小松朝さんのピシッとしたお姿など拝見できてとても興味深かったです、もう一度みたいです。

帰宅して堀井英男の画集に大野一雄さんを連想させる銅版画があったのを思い出しました、1994年の作品「幻花」です、なぜ94年や95年のころ同じモチーフがあるのかな・・ ただ単に帽子や服の色合いなどから連想したというほんとうに短絡的なわたしです、大野一雄さんの舞踊もすごかったのです、玉三郎さんのインタビューが思い出されます。
ごっこのできる人たちといったらいいでしょうかね
例えばちょっとした空間を与えられたことによってそこが違うスペースだということをパッと創れる人たち
あるいはひとつの空間をパッと区切られたときにその中に宇宙観を表現できる人たちそれが演劇的な人たちだと思っています。(坂東玉三郎、「書かれた顔」より)
 堀井英男 「幻花」 1994年 

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