2015年3月15日日曜日

BALLARE バラーレ@赤坂Actシアター

坂東玉三郎様
DAZZLEの皆様
素晴らしい舞台をみせていただきありがとうございました。
春の祭典の美しい旋律が頭のなかで響き余韻が続いています。

ここずっと聴いていたストラビンスキーの「春の祭典」のことを思うとドキドキしてしまって 照明が落ちて幕が上がるまでこんなに緊張したのはなぜか初めてでした、踊りが始まってしまえばあっという間にひき込まれほんとうに素晴らしい時間を過ごしたのでした。

始まってすぐに一人のダンサーに釘付けになりました、春そのもの、春の柔らかな空気、春のしなやかな強さ、身体の重みをまったく感じさせない動き、舞台を滑るように這う、背骨 胸、肩 腕・・なんてしなやかで大きい、指先まで春の雰囲気があり、音楽はすでに彼に消化吸収されて動きに表出されるのです、それからずっと彼を見続けました。(幸せな時間でした・・) 乙女が生贄になるかわりに彼がその役になりました。(うーむ、ボストリッジの歌うブリテンのカンティクル5番を思い起こさせる、なんて甘美な)

マーラーの交響曲第4番では 映画「ベニスに死す」の最後の場面を思い起こし、次の「タンゴ・アルゼンチーノ」ではレスリーチャンが出演した映画「ブエノスアイレス」や97年コンサートの「紅」のシーンを思い出したのでした。 総勢33名?のダンサー(男子)が踊るタンゴは圧巻です。
3曲ともそれぞれに個性的な味がありとても楽しみました、曲についてプログラム『バラーレ』楽曲・作品解説 文・長谷川達也 より一部引用します、
「春の祭典」1913年イーゴリ・ストラヴィンスキー作曲
「交響曲第4番」1900年グスタフ・マーラー作曲
「タンゴ・アルゼンチーノ」1983年パリで初演されたショーより
 坂東玉三郎さんがセレクトしてくださいました。
 VERANO PORTENO(ブエノスアイレスの夏)
 JEALOUSY (ジェラシー)
 CANARO EN PARIS(パリのカナロ)
 EL CHOCLO(エル・チョクロ)
 LA PULANADA(ナイフで一突き)
 TANGUERA(タンゴの好きなお嬢さん)
 MI NOCHE TORISTE(わが悲しみの夜)
 ADIOS NONINO(アディオス・ノニーノ)

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