国立能楽堂
シテ 一角仙人 観世芳伸 面:一角仙人
ツレ 旋陀夫人せんだぶにん 上田公威 面:小面
天竺でのお話
鹿の胎内から生まれ出でたという一角仙人の面がすばらしい、どうしてこんな角の生えた異形を造りだせるのかしら、作り物の紅葉で彩られた庵に薄い装束で見るからに枯れて仙人となっている一角仙人が登場します。人も通わぬ深山にたった一人 長い年月を過ごしています。
一角仙人の謡 すばらしかったなぁ 声がすばらしい
世を捨てたはずなのに 美の化身のような旋陀夫人が訪ねてきて 酒をかわし 舞い踊って寝てしまう。。そして龍神(能では可愛らしい小方の龍神が二体)が岩から飛び出します、神通力を失くした仙人にはどうしようもなく龍神は放たれるのでした。
とても面白かったです、能はシンプルなのに 謡の詩と造形がすばらしいのでたっぷり楽しめます。
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