2019年1月のことです、テノール歌手イアン・ボストリッジが来日していくつもステージで歌を歌ってくださいました。
彼の代表曲であるシューベルトの冬の旅や水車小屋の娘などを聴きにいきました。
ボストリッジは細身のスーツで登場、彼の歌いっぷりはとても躍動感があります、振りをつけているのではなく 作品の内容が身体を動かしているようです、冬の旅も水車小屋の娘も 若き青年の果てしない悩み・苦悩が ボストリッジの身体を借りてそのまま現れて来るように感じました。
非常に 赤裸々 フレッシュ(flesh) という感じを受けます。
意図したのではないでしょうが ボストリッジのスーツの絹の裏地は「深紅」だったのです、ほんとうの「赤」「血赤」にみえました、青年たちの流す「血」のようでした。
すばらしいステージでした。
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