2012年9月26日水曜日

美しいうつくしい「此の君」

国立劇場大劇場で行われた 宗家藤間流 藤間会(2012年9月26日 夜の部)にでかけました。
坂東玉三郎さんが「此の君」を踊られるのです。
『此の君』は竹を君子と呼ぶ謂れから始まり、竹と酒とは似ていると語るあたりから砕けて、雨や風によって風情を増す竹の美しさを述べる作品です。 (プログラムより)
舞台は 銀色の屏風と その前に玉三郎さんが居るだけですが 玉三郎さんのオーラの大きいこと、 客席は静まり返ります。

上手に 唄と三味線の女性の方々と 鼓と笛の方がいます。

とても落ち着いた曲が流れると どこかのお屋敷の奥まったお座敷で 御酒を嗜みつつ 庭の竹林ごしに 秋の月を眺めている気持ちになりました。

玉三郎さんは 薄~い竹の色?の織の入ったお着物に 白地に金色の模様の帯をして 竹が描かれた金色の扇で どこまでも品よく 秋の清明な 清涼な しかし やわらかな踊りを見せてくださいました。

ほんとうに美しく Margaret も私も大感激でした、いつまでも見ていたい玉三郎さんでした。 
お忙しいなか 踊りをみせてくださってありがとうございます!

1 件のコメント:

パスカル さんのコメント...

よかったですね。パスカルは今療養中ですが、早く良くなって一緒に見に行きたいですね。