2017年2月14日火曜日

梅の香るこのごろ

満開の梅がいい匂いです、大雪に見舞われている方々には申し訳ないくらい毎日陽が降り注ぎ白く輝く富士山が望めます。
手指の捻挫は日ごとに良くなっているけれど鈍い痛みと動かし難さが残っているのよね。

1月29日(日)にはユーロスペースへドキュメンタリー映画「ざ・鬼太鼓座」と林英哲さんのトークを見にでかけました、が上映会場は満員で立ち見でした、映像のなかで「鬼太鼓座」の芸術活動のレベルがあまりにも高いことに驚きました。
もっと大勢の座員を想像していたのですが 思ったより少人数でした、あのすばらしいレベルまで技を高めていった努力と緊張・集中の原動力はいったい何だったのだろうと思いました。

ある意味外界から遮断されて閉鎖的な場所で きりきり縄をなうように進んでいった生活、それこそ映画の題材になるお話のようで少しつらい。。

2月4日(土)には横浜能楽堂へ能「生贄」と組踊「孝行の巻」を見に行きました。 今回は眠気に襲われることなく 能も組踊も堪能しました。面白かったです。

2月10日(金)には国立劇場へ文楽「冥土の飛脚」を見に行きました。
歌舞伎でみたことがあるのですが 役者でなく人形でみたいと思いました。 字幕付きなのでお話もよくわかり 浄瑠璃も聴きごたえがあって 最後の道行の場は太夫が5人太棹が5丁で演奏し お話を盛り上げます。 小劇場の大きさもよく人形の扱いもすばらしかったです。
これからも歌舞伎で観た演目を文楽でみたいと思いました。
もう一度曾根崎心中をみたいのですがチケットが売り切れです。

5月のオーチャードホール「幽玄」まで玉三郎さんの舞台がないため 雅楽や能や組踊をみて楽しもうと思っています。

鼓童x坂東玉三郎さんの公演名は「幽玄」です、玉三郎さんが解説を書いていらっしゃる円地文子・白洲正子著「古典夜話」の「幽玄と変身」の段をお風呂でゆっくり読んでいます、でもね
白洲  世阿弥は「二曲三体人形図」のなかで「稚児姿は幽玄の本風なり」といっています。
幽玄の本風 ?? 

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