泉鏡花の「日本橋」を読んでいるわ、春の光がちらほら感じられるはじめはたんたんと文を追っていたけれど 羆の筒袖 のあたりから 不穏になっていき ひきこまれて最後まで一気に読んでしまいます。
昔 父が箱根の山で狩った狸の毛皮をお土産に持ってきたことがあって それはなめしが足りなかったらしく動物のいやな臭いがして つい赤熊の描写でそれを思い出しました。
闇と焔が絡まりあう終わりには あぁ とため息をつき 鮮烈さには眼を伏せたいくらい、いつも一番遠ざけておきたいもの・・ かなと思う。
12月 日生劇場の公演がとても楽しみです。
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