2014年2月24日月曜日

ミヒャエル・ゲース

2014.2.20 トッパンホールにシューベルトの歌曲を聴きにいきました、イアン・ボストリッジの歌曲を聴いているのでクリストフ・プレガルディエンという人が歌うとどういうふうなのかちょっと聴いてみたかったの。
ボストリッジとは声の質が違うのでおのずと表現される世界も違うように感じたわ。

しかしプログラムの歌詞対訳を読んで シューベルトが過ごした31年間はどういう環境だったのかしらと思いやったわ、作詞はゲーテやハイネ他によるもので 詩には豊かな自然がいっぱい、山に森 夜の闇と星と月 風と鳥 谷と霧 海と汐の満ち干き 春と花 狩人と獲物 川と舟などなどに心模様をきれいな旋律にのせている、「水車小屋の娘」にしても伴奏は流れる水の音が多いし、1800年初頭 実生活は甘い自然に満ち満ちていたの? もはや現在のコンクリートジャングルからは想像できない。

以前プレガルディエンとミヒャエル・ゲース(ピアノ)の「冬の旅」を聴いているマーガレットから「ゲースのピアノはすばらしい」と教えられていたので ピアノに注目しました、選曲された構成曲やアンコール曲をとおして ゲースならではのユニークなテンポと自由自在なテクニックがシューベルトの魂を表現していたと思う、思いのほかいい音楽会でした。

Michael Gees, piano
8才でスタインウェイ・コンクールに最年少で優勝
16才 すべてを投げ出して放浪
19才 20分の即興演奏でハノーファー?に合格
ジャズや作曲も手がける
プレガルディエンとは長年にわたり共演、世界の有名ホールでリサイタルを行っている
’09よりケルン音楽大学で即興演奏の指導も行っている
(トッパンホール 歌曲の森 第12篇のプログラムから抜粋して引用しました)

早速  Michael Gees のCDを探して注文した、盤名は「ImproviSatie」と「Beyond Schumann」 サティとシューマンをゲースが解釈し表現した世界らしい、ゲースのピアノを早く聴いてみたい。

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