2010年11月29日月曜日

牡丹亭香港公演・照明など

葵青劇院ホール内のオブジェ@香港 2010.11.21


香港では女形の杜麗娘をどう思ったかしら?
広東オペラ(粤劇)には男役で一世を風靡した任剣輝(ヤムキンファイ)という役者(女性)がいたのだから性差を特別にとらえることはないと思う。

香港では昆劇の言葉をどう思ったかしら?
牡丹亭の言葉 蘇州の古語については 玉三郎さん自身 牡丹亭を紹介する特集番組の中で 言葉の問題は乗り越えられない とおっしゃっていたと思う、私は普通語も広東語も蘇州語も上海語もさっぱりわからないし 歌舞伎でさえ字幕がついていたらと思うが 芸術は言葉を必要としなくても理解できるところがいいところ、日本語字幕がついていたので発音など問題にもならなかった。

それよりも舞台の芸術性をただただみたい。
坂東玉三郎さんが藝術監督で主演の舞台なのだから。
香港公演で照明がすばらしいと、いままで何回も観ているのにやっと気付いた、古典劇の様式を纏っていながら 玉三郎さんと蘇州昆劇院の俳優の方々の演技が照明によって より現代的に昇華された舞台になっている。

玉三郎さんのこれまで積み重ねた力が眼差しや指先にまでこめられて杜麗娘が表現される、歌舞伎のいろいろな役もすごいと思うけれど 玉三郎さんの杜麗娘にまたまた!(何度目かしら?)感動したわ、Margaret。

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