2012年12月25日火曜日

可愛いお孝さん@日本橋

2012.12.25
雪の一石橋の場面 葛木さんの肩に手をそっとおき頬をあずけるお孝さん 「お孝、コレ」という葛木さんにこたえます、
他愛なく寝て居ます
このシーン 玉三郎さんがとても可愛い!
雪に汚れないように足元が覗く着物姿もとっても可愛い!

今回は舞台写真の販売がありませんでした(残念)、このシーンの写真が欲しかったなぁ。
記念に売店で恵比寿大黒のお守りが入った印伝風のアクセサリーを買いました、雪の一石橋で帯の下に着けていた赤い細い帯(名前がわからない)の模様に似ていたから。


傳吾との縁きりの場面もいいです、「八橋」を思い出しますが こちらのほうがずっと詩的で 玉三郎さんがさらさらと詩を口にするととてもいいのよ、 
殺されもしたし、
苦労もしたし、
可愛がられたし、
すぐにも死にたし、
長生も一所にしたし、
・・・
今日はとくにお孝さんの恋が破れる悲しい生理学教室の場面にひきこまれました。


でもせっかくの舞台なのに 今日の客席は日本橋の台詞でいえば 「風もないのに騒々しい」・・ 咳・お喋り・携帯着信音・バッグを開け閉めするジッパーの音・飴の袋をさわる音などなど 気になりました。 

場面転換(待合桃園)のとき黒い幕がぴったり合わさらず中央に隙間ができてそこから舞台裏の光や人の行き来がちらちらみえたことも気になったわ。 幕開きの座敷に雪が落ちてきたり、朧月の一石橋にも雪が落ちてきましたっけ、きっと寒い晩だったのね。

出演者勢揃いでカーテンコールをしてくださいました。
楽しい12月でした、ありがとうございました。
(台詞は鏡花小説・戯曲選より引用しました)

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