想像と違っていたのは 傳吾のシンボルともいえる羆の筒袖かな。
ふさふさでなくてマタギが着るような黒味がかったこわい毛の 少し油っぽく汚れかげんで 毛がねているけれどはねているような、なんともしつこそうな野性味のあるものを思っていたのだけれど。
もくもくとして肩も胸も腹もなく、ずんぐり腰の下まで着込んだのは、羆の皮を剥いた、毛をそのままにした筒袖である。(小説日本橋より)友がいったわ、「猟師やマタギじゃないんだから・・」 たしかに本を読めば「赤熊」だし 傳吾は商家を立派に経営(?お孝に会うまでは)していたのだからふわふわでいいのね。
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