「しーーばーーらーーーくーーーーぅ~」
とどこからかかすかにひびいてくる玉三郎さんの声。
再び少し大きめに
「しーーばーーらーーーくーーーーぅ~」
と聞こえます。
花道を大きな素襖と可愛いとしか思えない力紙と紅白の梅の髪飾りをつけ大太刀を背負って巴御前に扮した坂東玉三郎さんが登場します、待ってましたとばかり大向こうから「やまとや!」と掛け声がたくさん飛びます。
玉三郎さんの「女暫」を堪能しました。
きっぷのよい巴御前ぶり、華やかで、大きくて、きれいで、冗句も入れてセリフもおかしく、揚幕からでて、また下がるまでなんと楽しかったことか、ふだんクールなMargaretがとなりで「ふふ ふふふ」と楽しそうに笑ったもの。
これぞエンターテインメント!
衣装の色彩がとても美しい。紅白に金のふちどりの市松模様の襦袢?、その上の鶴の文様が図案化された緑の着物。後見さんが素襖をとって上の着物の片袖をはずすところではドキドキしてしまうのでした、そして紫色の足袋がなぜか印象にのこっています。
いつも書きますが 生の舞台を観ることができてほんとうにしあわせ。
ありがとう 玉三郎さん!
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