2011年4月20日水曜日

坂東玉三郎さんの岩長姫・八岐大蛇

滝夜叉姫はギリシアの女神のように感じたけれど 日本振袖始は神話からのお話で、八岐大蛇(洪水神)である醜い(と思い込んでいる)岩長姫を玉三郎さんが演じるのですが、月明かりのもと毒を仕込んだ酒甕を次から次へ空けていく姫、酒に写った自らを扇で隠したり その酔って舞う姿がすばらしい。。

そして 大蛇に変身すれば それはそれは 凄まじい姿で 吼えまくります、これまた とても男性的な舞でした。

「将門」も「日本振袖始」も坂東玉三郎さんの男らしさを堪能したように思います。
大きくてどっしりと厚みがある大蛇、女形もすばらしいけれど 海神別荘を朗読したときの深みのある公子の低音部が忘れられないChristinaは 玉三郎さんの 力強い隈取?魔物?男らしい役、に憧れる。。 

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