2013年9月2日月曜日

陰陽師@九月花形歌舞伎

以前お世話したことのある外国の方が来日し ぜひ新しくなった歌舞伎座で歌舞伎を観たいというので九月花形歌舞伎夜の部「陰陽師」の初日を観てきました。
午後4時半開演で途中35分と15分の幕間がありましたが終演は8時半でした、エピソードが詰まっているので長くは感じませんでした。

日本の漫画やアニメが大好きな彼女に英文の題名”Fortune-teller Abe no Seimei" を言いましたら、一呼吸おいて「ちがいますね、あべのせいめいは フォーチュンテラーではないですね、おんみょうじはもうすこし、え~、ちからがありますね」と答えたのには驚いてしまいました。安倍清明のこともよく知っていました、なので プログラムをとても楽しんで、特に最初と最後のシーンは素晴らしかったと感動していました。 それに古典の演目のように科白が古語で語られるのではなく現代語に近く発せられるので 外国人の彼女でも 「イヤホンガイドをしていたけれど 役者の科白そのものを理解できたから日本語がうまくなったのかも」と喜んでいました。 役者はヤングジェネレーションなのだといったら「とても見応えがあったので 歌舞伎の未来はだいじょうぶ」と返されました。新しい方向性でしょうか。

私は ススキ・萩・金木犀・桔梗など秋の草花が設えてある清明の屋敷で清明と博雅が酒を楽しむ場面が好きかな、おどろおどろしいグロテスクなシーンはちょっと苦手・・それがないとあの世界は成り立たないとも思うけれど。。 俵藤太・藤原秀郷役の尾上松緑さんは大ムカデ退治の場面などで大活躍でした、もちろん海老蔵さんの平将門は大迫力!でした、舞台美術もとてもよかったです。

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