2014年6月28日土曜日

坂東玉三郎講演会2014@明治大学

2014.6.27
明治大学でおこなわれた坂東玉三郎講演会にいきました、明るく率直なお話がきけてとても面白かったです。
新歌舞伎座のこと、日本文化をささえる人々の減少、街から師匠が消えていること、よい芝居をつくるにはたくさんの時間が必要なこと、芸術への姿勢、幼いころ知った死生観(まるで「メメント・モリ」を思わせる)、今回の体験講習は「鷺娘」から「成就しない女の情念」を表現する面の切り方と情?の引き寄せ方?(私が表現するとそれは綱引きになってしまうのです)を習いました。
芸術への憧れ、憧れをもつ大切さ、などについてのお話をききました。

パリ太陽劇団の「堤防の上の鼓手」がすばらしかったこと(会場で観劇した人に挙手させたところほんの数人が挙手しました) 2年をかけて仕上げた芝居だそうです。

人が楽しむ4条件(要素)by玉三郎
(その4要素はどれひとつ欠けてもいけない)を教えてくださいました、
また3日前に「太鼓打ち」にふたつのタイプがあることに気がついたそうです、 「太鼓と戦う太鼓打ち(肉体をみせる)」と「音楽性のある太鼓打ち」だそうです。

太鼓を奏でて音楽をきかせるということかしら、「絵を描くように太鼓を打つ」という演奏家は私に絵をみせてくれるとおもうわ。

「今日のボクはざっくばらん」 by玉三郎
以前青山で行われた講演会でも感じたのですが 玉三郎さんが数百人の聴衆を前に率直にお話くださってとても驚いたことがありましたが 明るく楽しく率直に そしていい加減な言葉は出てこない誠実さなど またまたその若竹のようなお人柄に今回もこころをうたれたのでした。

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