2010年4月28日水曜日

坂東玉三郎さんの千代

千代は菅原伝授手習鑑の寺子屋に登場します。
千代は松王丸の妻で子供は小太郎、夫婦の間で話はついていてすべてを承知のうえ 小太郎を武部源蔵の寺子屋へ寺入りさせます。前半から後半へ移るとき舞台では劇的に場面が動きます。坂東玉三郎さんだからあれほど場の空気がどっと動くのだと思うわ。

小太郎や 小太郎や と我が子の姿を捜す千代 
いればお役には立てなかった
いなければ 我が子は亡くなって お役に立った・・
その時 千代に切りかかる源蔵 演ずるのは仁左衛門さん

(ここからスローでお願いします)

千代は小太郎に持たせた文庫をとり中身を投げ飛ばし(ているようにみえた)文庫のふたで源蔵の刀を受けます。

文庫から最後に出てきたものは 我が子に着せる経帷子と南無阿弥陀仏と書かれた幡、あぁはじめから我が子を身代わりに差し出す覚悟だったのねと合点
菅秀才どののおん身代わり 
お役に立ててくださったか 
ただしはまだか
さぁ  さぁ  さぁ さ さ 
ようすがーーーぁ 
ききたーーーーぁーぃ!!
ガラッと場面が動くその心理描写をスローで何回も観たいわ、アップで。
さぁ さぁ さぁ さ さ ようすがぁーーーぁ みたーーーーぁーぃ!!

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