2011年1月30日日曜日

高野聖5

青空文庫 泉鏡花 高野聖 二十三 
ここではゴーゴリの「妖女(ヴィイ)」や「耳なし芳一」のような 僧が魔物と対峙して一夜をやり過ごすようすが語られる。

青空文庫 泉鏡花 高野聖 二十五
翌朝里へむかう宗朝は 馬を里で売り鯉を買って帰る親仁と行き会い声をかけられる。
 地体(じたい)並(なみ)のものならば、嬢様の手が触(さわ)ってあの水を振舞(ふるま)われて、今まで人間でいようはずがない。
 牛か馬か、猿か、蟇(ひき)か、蝙蝠(こうもり)か、何にせい飛んだか跳(は)ねたかせねばならぬ。谷川から上って来さしった時、手足も顔も人じゃから、おらあ魂消(たまげ)たくらい、お前様それでも感心に志(こころざし)が堅固(けんご)じゃから助かったようなものよ。
青空文庫 泉鏡花 高野聖 二十六
婦人(おんな)の素性が親仁によって語られる
白痴(ばか)の素性も語られる

うーーむ そうでしたか…
一気に終りまで読んだわ、とても面白かった、もう何回か読んでみよう。

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