2011年1月18日火曜日

わが心の歌舞伎座

時間ができたので 歌舞伎座さよなら公演のドキュメンタリー映画「わが心の歌舞伎座」をみてきた。
映画は 1950年に復興された歌舞伎座が60年に渡って培ってきたものを さよなら公演を通して エッセンスとして見せてくれる。

Margaretや交換留学生と通った公演の数々をなつかしく思い出す、なんといっても 大御所の方々が自ら思い出話を語ってくださるし、映像はすべて名場面ばかりで 3時間の上演時間は飽きることがなかった。

「毎日が初日」「歌舞伎の派手な外側の底には人間のほんとうの生き様がある」(その他すてきなお話ばかりだったけれど残念なことに憶えていられない…)などなど、俳優の方々は命を削って表現されているのだなぁと感動したわ。

まぶしい舞台をのぞむ客席からしか歌舞伎座の様子は解らなかったけれど 楽屋口からはじまる内部の映像は 生き物の内部に入っていくような感じで 玉三郎さんの写真集「THE LAST SHOW」に写っていた場所もたくさん出てきて とても新鮮だったわ。

もちろん玉三郎さんも登場して 鏡花の作品について解説してくださいます、映像はほんとうに美しい天守物語の富姫、海神別荘の美人、これまた美しい海老蔵さんの姿も一緒に楽しめます。

そして阿古屋の映像もありました、つい先日ル テアトル銀座で観た玉三郎さんの琴や胡弓の演奏を 再び大画面で見られてとても幸せだったわ。 

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