平安神宮の大極殿をうしろに左右の白虎楼・蒼龍楼を従える壮大なステージ、でも ほんとうは壮大な建築空間だけではなくて
開演時間に合わせるように消えていく雲も
だんだん暮れて蒼さを増していく空も
時々飛んでゆく鳥も
せまる暗い闇も
暗い闇にだんだん浮かび上がる神殿のシルエットも
客席を吹き渡る風も
天に輝く北斗七星などの星々も
客席の背に明るく出た上弦の月も
すべてが舞台なの・・すばらしかった
おおきなおおきな空間のステージで それに負けない
坂東玉三郎さんの静御前
坂東功一さんの武蔵坊弁慶
坂東玉雪さんの船頭
坂東玉三郎さんの平知盛の霊
こんなにおおきな歌舞伎を観ることができて ほんとうに幸せだったわ。
朗々と語られる台詞 唄 三味線に鼓の音(笛の音?)すべてが そのまま天に吸い込まれて消えていくの、感動したわ、京都まで来てよかった、一生の思い出になったわ。
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