2014年7月8日火曜日

夜の部@七月大歌舞伎

いつも思うのですが澤瀉屋のみなさんの舞台はしっかりきっぱりしていてすがすがしさを感じます。中車さんも目に力を入れて迫真の演技でした。

天守物語、「色彩」に魅了されました。
千変万化の空と雲、闇の怖さ、なによりも富姫の艶やかさでしょうか、髪型や、打掛がすばらしい、以前 展示してあった打掛をみましたが こんなに輝いていたかしら・・ 
やはり舞台で玉三郎さんが身に付けてこそのお衣裳です、日が暮れて羽織る龍が描かれた打掛もすばらしく いかにも異界に棲む生き物の感じがして見入ってしまいました、裏地は波模様と裾に向かって染められた少し暗い赤がまたすごく素敵です。
金色の毛を振って大きな獅子が突然動いてお城の人たちと戦う場面もすばらしい!
片岡我當さんの近江之丞桃六の力ですべてが明るい世界に戻り 千歳百歳の恋が叶って終わります。 片岡我當さんが神々しくて、その余韻のなか再び幕が上がり我當さんを中心に海老蔵さんと玉三郎さんが登場しお辞儀をされていました。
美しい舞台でした!
2014.7.7

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