春の真昼の霞に 鋭き明り点けたる小径あり かたはらにたんぽぽのかたはらに 孔雀の尾の如き草生あり そが小径にのがれて さびしくいこふ京人あり 美しく幽けき面 小径がつけし明りの中に更に鋭き明りをつけたり。 村山槐多詩文集 「槐多の歌へる」より
(草生・くさふ)(幽けき・かそけき)
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