2010年8月11日水曜日

湯顕祖の牡丹亭(43)

同里広場のレリーフ


中国古典文学大系53戯曲集下還魂記(岩城秀夫訳)200~205頁
第43幕 淮安の防禦 から

杜麗娘の父杜宝の治める淮安の城は李全軍一万により七重に包囲されていましたが 杜宝と敵軍の将李全は一騎打ちし 杜宝たちは包囲を衝いて入城します、城中の兵は一万三千、兵糧は半年分、李全は兵糧攻めにするつもりで やすやすと杜宝を入城させたのです。

楼上に集まった杜宝・文官一同
敵軍の雄叫び 
我が軍ひそと声なし
孤城に涙をそそぎ
ひそかに蒼天に祈る
杜宝が望む援軍は果たして来るのでしょうか。

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