2013年4月13日土曜日

坂東玉三郎さんの相模@熊谷陣屋

柿葺落四月大歌舞伎第一部を観劇しました。
出演者が贅沢でほんとうに久しぶりの大歌舞伎を堪能しました。

「熊谷陣屋」を観るのははじめてです、どうして16歳のわが子の首を取ることになったのか・・ちょっと事情(院のご落胤??)が分かりませんでしたが 前に観たことのある「寺子屋」同様な理由なのでしょうか、相模(小次郎の母)に降って湧いたような残酷な突然の悲劇、その悲劇を玉三郎さんが演じます。

玉三郎さんが悲劇の主人公になると 舞台はそこだけ時間と空間をとびこえ 子を亡くした母の愛情が表現されます、歌舞伎の拵えも西洋のワードローブでも構わないくらい・・ 表現者「坂東玉三郎」なのがよくわかるわ、そこがなんとも魅かれるところなのですが。

しかし今でいえば 夫に我が子を殺され、夫は僧になって家を離れてしまう、「耐え難きを耐え、忍び難きを忍び・・」 あとは諦念だけで時間をすごす?
う~む、現実にはどんなことも起きるのだから 教訓としなければ。。

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