2014年9月20日土曜日

「槐多の残照」林英哲ソロパフォーマンス2014

2014.9.14
会場の八ヶ岳高原音楽堂では開演前に飲み物と軽食が振舞われます、帰り道の心配がないのでワインをおかわりして飲み開演前にはすっかりいい気持になっていました。
 一昨年は外から登場した英哲さん 今年はどこからかしら・・と思っていたらもうすでに壁際にいらっしゃって登場を見逃しました、濃い夕暮れのような 乾きつつある血のような 赤い衣装でした、すっかりリラックスしていたこちらをキリッと集中させるようなオーラがでていて 「槐多」について語りはじめました。 高村光太郎が槐多を詠んだ詩が印象的です。
いつでもいっぱい汗かいている肉塊 槐多。
五臓六腑に脳細胞を偏在させた槐多。
強くて悲しい火だるま 槐多。
自然と人間の饒多の中で 野たれ死にした若者、槐多よ、槐多よ。
真っ赤な照明のもと英哲さん渾身の演奏がはじまりました、身体がひとまわり大きくなったようです、きっと日々鍛えなさったのだなぁと思いました。 槐多の熱情に負けない太鼓でした、すばらしかったです。
そのあとも槐多の詩をうたいながら(心から叫びながらといったほうがいいかな) 槐多の世界を表現します、それまで村山槐多のことを知らなかったのですが 槐多の絵や詩や文を読みたいと思って早速図書を借りてきました。
ざっと目をとおしたけれど、セザンヌやゴーギャンを思わせる風景画・人物画はすごいと思います、小説は東京へ帰る道々 トンネル前の渋滞で気分を変えるために 青空文庫を音読しました、なんだろう ラブクラフトの世界を連想しました、怪奇小説風です、おそろしく、おどろおどろしくもあって、時代背景もあるのかしら。。

没後 出版された詩集「槐多の歌へる」に芥川龍之介が書いたという推賞文が 槐多を端的に表しているのかなと思います。
斯くの如く奔放でなければ、斯くの如く謙虚であり得ないかも知れない。この人に傲り天に遜つてゐる作者の心には、直ちに我等を動かすべき藝術の士の尊さがある。しかも作者は僅に二十四歳であつた。この敬虔な牧羊神の歌に同感せざる得ないものは、あながち我等ばかりではあるまい。
たったひと夜の英哲氏のパフォーマンス すばらしく貴重でした。
じっくり村山槐多の本を読みたいと思います。

2014年9月19日金曜日

高原のゴルフ

2014.9.14
朝から良いお天気 空が近いです、紫外線も強いのだろうなぁ、狭い山道をさらに登って高原のゴルフ場にいきました。 高原ではボールは飛びます と聞いていたけれど 確かにそうだったわ、でもグリーン周りでも飛んじゃって 苦労してね・・、スコアはやっぱり報告できないの。
 

2014年9月18日木曜日

星空観察会@野辺山

八ヶ岳のふもと 野辺山のあたりは日が暮れると9度くらいに下がります、寒かったけれどせっかくだからと 星空観察会のバスに乗りました、近くの野原にシートをひいて 北の方角を向いて寝ころびます、南の空の地平線あたりに出ていた雲が晴れていき 満月を過ぎた月が出てくるまでの貴重な時間 雲ひとつない全天を観ることができました。 

すごい数の星・・ぎっしりと近くに・・ 天の川を端から端まで眺めました、司会の方が強力なレーザーポインターでいろいろな星座を説明してくれます(プラネタリウムでは経験があるけれど実際の星空を指して説明をきくのははじめて)、白鳥座 カシオペア 低く見えている星座などなど アンドロメダ座にある天の川銀河に一番近い隣の銀河(といっても230万光年離れている)を指してくれたので 手持ちの双眼鏡で眺めました、はじめて肉眼でみました、いつまでも見飽きなくて 双眼鏡のなかでぼうと浮かんでいるアンドロメダ銀河に感動しました。。

踏切の警報器が鳴ったと思います、影絵のように林のなかを小海線の電車が走っていきます、 宮崎駿の世界・宮沢賢治の世界です、たのしかった。
2014.9.13

2014年9月13日土曜日

連休のお出かけ

「槐多の残照」林英哲ソロパフォーマンス2014 と 高原のゴルフラウンドに挑戦します。
「槐多の残照」
一昨年に続き、林英哲が八ヶ岳高原音楽堂で行う独奏コンサートのテーマは、大正8年(1919年)に22歳で亡くなった詩人で画家の村山槐多(むらやまかいた)。
京都で少年時代を送り、画家を目指して上京し、破滅的に生き急いだこの未完の美の殉教者は信州とも縁が深く、作品もこの地に多く残っています(上田市、信濃デッサン館)。
この地縁を背景に、酒とデカダンと愛に取りつかれた百年前の若者の詩、絵画、人生を、百年後の還暦超えした太鼓奏者が、遠いまなざしで縦横にイメージを織り交ぜながら描く異色のコンサート。
太鼓本来の特質を最大限に引き出しながら、その意味をまったく別物にしたと言えるほどの独奏スタイルを切り開いた林英哲が挑む一度きりの独奏コンサートです。(八ヶ岳サロンコンサートのページより引用しました)
「村山槐多」を知りませんでした、音楽からイメージしよう。

2014年9月12日金曜日

張國榮 明星

明星 - 張國榮 (Leslie Cheung) [live 1997] (lyrics) Youtubeより

9月12日は故張國榮レスリー・チャンのお誕生日です、いつまでも色褪せない97年の演唱會の映像を見つけました、もう17年も前の舞台です。
明星は大好きな曲ですが 銀河を模した照明にレスリーが紛れてみえる映像は 「星をみたら僕を思い出して」 という歌詞とともに 私をなんともいえない気持ちにさせるのです。
(張國榮レスリー・チャン 1956-2003)

2014年9月9日火曜日

稽古

表紙が坂東玉三郎さんの週刊朝日に目をとおしました、指導者の視点から「稽古がたりない」とおっしゃっていました。
最近 ゴルフの友は熱心に取り組んでいるので凡打が出ません、、それを見て 指導者(コーチ)もいることだし 今日は玉三郎さんの言葉にも触発されたことだし 私も これからは少しのひまをみつけて こまめに練習場に通おう!と決めたわ。
打ち慣れて筋力もついて体力もついて・・もう少し積極的になりたい。

2014年9月3日水曜日

マジック・アワー@ヴェネチア

坂東玉三郎さんの公式ページには月初めに写真が掲載されます、今月の写真はヴェネチアの夕暮れでしょうか、とてもきれいな深い色合いでベルベットの手触りのような写真です、ふぁ~と息を吐いてしばらくリラックスできる・・
刻々と変化していく時間のまさにその時 そのタイミングを逃さずにシャッターをきったのですね、素敵な写真。

映画「ブエノスアイレス」の撮影カメラマン クリストファー・ドイル著「ブエノスアイレス飛行記 BUENOS AIRES」の本には いろいろな苦労話がのっているのだけれど、ある日もたついている間に「マジック・アワー」を逃してしまい 大事なシーンが撮れなかったという話がでていました。
 「マジック・アワー」
(脚注:太陽が沈んだあと、残光がすっかり消えてしまうまでの約三十分間をこのように呼ぶ)
いつかこんなマジック・アワーの素敵な風景のなかに立っていたいと思うわ。

2014年8月31日日曜日

ブルーベリージャム

ご自宅のブルーベリーの木に生った実をおすそ分けにいただきました。
フレッシュなうちに食べきれなかったのでジャムにしました、完熟小梅のジャムが小ぶりな一瓶を残して終いなのでちょうどよかったです、二瓶半できました。
実をなべに入れ少しの水を入れて火にかけ(水は入れなくてもいいかも) 煮えたところでグラニュー糖と初夏にとれたハチミツをたっぷり入れ ついでに皮と芯をとったキウイもふたつ刻んで加えました。
トーストにのせてはやく食べたい。

2014年8月27日水曜日

唐突な秋

一昨日くらい唐突に秋がやってきた。
サルスベリの並木もいまいち花の色がくすんで冴えない。
こんなに速く輝いていた夏がいってしまうなんて。。

2014年8月21日木曜日

今日のワンポイント@あたらなくなった・・

トップだふりシャンク・・・あらゆる症状がでています、どうしたらいいでしょう?(本日のレッスンにて)

視野が狭い、視線がボールに集中しすぎです、周辺視野をとるように、ボールはそこにある・・と分かる程度、ボール右1mあたりがみえてますか??  そうすれば クラブが動くようすがわかりますよ。

だふり? 簡単です、ボールの10cm右からマットに触れてるのだから・・
ボールの10cm左を打とうとすればいいんですよ。

しゃんく?
ドライバを逆さにもって振ってみましょう 
まず右手から ボールの左側で音がするように、
次に左手で掌を返して左後方へ振りぬきましょう
両手でクラブをもち振ってみましょう
(私のスイングを真似てくれる、インサイドアウトで押し出すように振ってる、、アームが返っていないのね・・その場でターン)

フィニッシュ!
フィニッシュの型は進行方向に向かって左肩より右肩が前!です。
(身体が回ってない・・)
以上byコーチ

暑さに負けず練習だ~!   

2014年8月20日水曜日

琉球芸能南米公演

「聞得大君誕生」にご出演されていた沖縄男性舞踊家の方々は 今日から遠い南米での公演にご出演します、嘉数道彦さんのブログ「みちひこぶろぐ」で知りました。(ブログには6月の京都南座 坂東玉三郎特別舞踊公演「聞得大君誕生」「蓬莱島」の楽屋の様子をとても面白くUPしてくださってます)。
国立劇場おきなわのページより引用します、  
「独立行政法人 国際交流基金」主催、(公財)国立劇場おきなわ運営財団等の共催により、日・ボリビア外交関係樹立100周年、コロニア・オキナワ(ボリビ ア)入植60周年の記念及び、2015年の日・ブラジル修好120周年に向けた気運づくりのため、ブラジル、ボリビアの5都市において、「国立劇場おきな わ琉球芸能公演~琉球の新風(みーかじ)」を実施します。
当財団としては、ブラジル・ボリビアとの交流は、初めての取組となります。精選した若手・中堅の男性実演家(立方5名、地謡4名)により、琉球芸能の多彩な魅力を、沖縄移民の方々を中心に南米の幅広い観客に向けて伝えてきたいと考えています。
国立劇場おきなわ琉球芸能南米公演
~琉球の新風(みーかじ)・男性舞踊家の競演~
8月20日 ブラジル サンパウロ
8月22日 ブラジル リオデジャネイロ
8月24日 ボリビア コロニア・オキナワ
8月26日 ボリビア サンタクルス
8月29日 ボリビア ラパス
立方  阿嘉修、新垣悟、石川直也、嘉数道彦、佐辺良和、宮城茂雄
先日 NHKの番組「遠い祖国 ブラジル日系人抗争の真実」をみました、遠い祖国を想う人々の心が胸をうちました、心意気の入った公演は必ずや拍手喝采を浴びることでしょう。

2014年8月17日日曜日

立秋すぎのゴルフ

2014年の立秋は8月7日。
8月11日 暑いさなかゴルフにいった、前日打ち込みもしないでクラブハウス前でほんのすこしパターを練習しただけでスタートした(いかにも気持ちが入っていない・・)
暑さで頭がクラクラしちゃって(言い訳)カウントできない。

風と空はもう秋だったわ。
 

2014年8月9日土曜日

映画「書かれた顔」

渋谷オーディトリウムで行われていた「ダニエル・シュミット映画祭」で「書かれた顔」をみました。
書かれた顔
The Written Face
1995年(89分)
監督・脚本:ダニエル・シュミット
撮影:レナート・ベルタ
出演:坂東玉三郎 武原はん 杉村春子 大野一雄
日本=スイス合作。歌舞伎界で当代一の人気を誇る女形、坂東玉三郎に迫る”虚構のドキュメンタリー”。玉三郎の「鴛娘」などの舞台のほか、女優の杉村春子、日本舞踊の武原はん、舞踏家の大野一雄、101歳になる現役最高齢の芸者・蔦清小松朝も登場。
とても面白かったです、みることができてラッキーでした。どうやってこの映画ができたのかプロダクションノートを読みたいと思いました、玉三郎さんご自身、鷺娘・大蛇・日本橋を連想させるお役の玉三郎さん、まだ訪ねたことのない内子座や八千代座の舞台、杉村春子さんや武原はんさん、大野一雄さんの舞踊、 101歳になる現役最高齢の芸者・蔦清小松朝さんのピシッとしたお姿など拝見できてとても興味深かったです、もう一度みたいです。

帰宅して堀井英男の画集に大野一雄さんを連想させる銅版画があったのを思い出しました、1994年の作品「幻花」です、なぜ94年や95年のころ同じモチーフがあるのかな・・ ただ単に帽子や服の色合いなどから連想したというほんとうに短絡的なわたしです、大野一雄さんの舞踊もすごかったのです、玉三郎さんのインタビューが思い出されます。
ごっこのできる人たちといったらいいでしょうかね
例えばちょっとした空間を与えられたことによってそこが違うスペースだということをパッと創れる人たち
あるいはひとつの空間をパッと区切られたときにその中に宇宙観を表現できる人たちそれが演劇的な人たちだと思っています。(坂東玉三郎、「書かれた顔」より)
 堀井英男 「幻花」 1994年 

2014年8月8日金曜日

新垣悟さんのむんじゅる@紀尾井ホール

国立劇場で新垣悟さんが踊られた琉球舞踊「柳」をみて以来 そのお名前に注目していました、今回は東京[無形文化]祭フリンジ公演で「むんじゅる」を踊られました、
むんじゅる
麦の芯で作ったむんじゅる平笠を愛しい人から贈られた清純な田舎娘の、心の躍動感が表現されます。芭蕉布の衣裳に素足、手に持つ赤い手巾など、爽やかな雑踊の代表曲の1つです。 (プログラムより)
新垣悟さん ほんとうに清純な娘さんでした、とても細くてとても繊細にみえました、とくに手の表情が細やかで繊細です、踊りは軽やかで優しくてもっとみたいと思いました、もっと見たいのですがなかなか沖縄までは行かれないから東京へ来られるのを楽しみにするしかないです、なので「手水の縁」と「執心鐘入」の踊りがみられるDVDを購入しました、しかし、画質や音などが・・ やはり生の舞台で見たい!

ダニエル・シュミットの映画「書かれた顔」で杉村春子さんが 女が「女」を演じても面白くならない けれど 男が「女」を演じるとなぜか女以上にすばらしくなる というようなことをおっしゃっていましたが、私も「華の男芸」でみせる琉球の舞台に魅せられてしまいました、次回はいつかな。。

2014年8月6日水曜日

琉球舞踊むんじゅるをみに@紀尾井ホール

2014.07.29
沖縄伝統芸の現在-新世代の組踊と琉球舞踊-をみに紀尾井ホールへでかけました、JR四ッ谷駅からホテルオータニの向いにある紀尾井ホールまでソフィア通りの土手の上を歩きました、地下鉄丸ノ内線やJR線からみている景色でしたが歩いてみると鬱蒼と緑深いところでした、しかも人がいない・・ スズメバチがでてきたらどうしようと思うくらい。 谷の電車風景を楽しんでいたらあっという間に紀尾井ホールまできました。 プログラムの「よみがえる華の男芸の時代」三隅治雄さんの文章より一部を引用します、
本公演ではすでに組踊その他で人気の高い男性実演家を加えて、能・歌舞伎同様、「本来、男のみによって創出した舞台芸能」の特質を魅力を顕現しようとする。
沖縄の華の男たちが放射する、琉球国劇の美の香り、いまある沖縄芸能の清明の輝きを満喫していただきたい[無形文化祭]である。
 
 
 

2014年8月2日土曜日

夏祭り 

夏祭り 太鼓合戦にて


夏祭り

炎天下 昼だけど夜店をのぞきながら太鼓をみにいってきます。

2014年7月31日木曜日

小梅のうめぼし完成

土用がすぎて連日燃えそうなお天気です、漬けた小梅を梅酢からひきあげ照り付ける真夏の日射しに約二日(正味15時間くらい)干しました、夕方には軒下や家の中にしまって休ませました。
ほどよく干せたところでボールにとり梅酢を少量ふりかけなじませ容器へしまいました、容器ごと秤にのせたら2.7kgありました、1年分です。

2014年7月27日日曜日

熱発


日頃の逃れられないストレスと猛暑日に動いた疲れからか熱発した、ひどくだるくて横になったもののすばらしい睡眠はとれないし、熱が下がったいまも嫌な夢をみるの・・辛いなぁ

夜の部のチケットを友に預け 写真入りの筋書を買ってきてもらった、横になって休みながら天守物語のきれいな写真をながめているわ。

青空文庫のアプリを入れたので泉鏡花先生の天守物語を誰もいないときに舞台のみなさんに習って音読するのが目下のしたいことかな、物語があんなに美しく現実化されて 舞台化を望んでいた泉鏡花先生もさぞご満足のことでしょう。

率直に恋の告白をする富姫が 講演会で率直にご自分のことを語る玉三郎さんに重なります、泉鏡花先生が書いた富姫は玉三郎さんご自身だったのですね、すばらしい舞台だわ。

2014年7月23日水曜日

巻貝の奥深く@高見順詩集「死の淵より」

梅雨があけて急に暑くなると 高見順のこの詩が読みたくなる。
堀井英男がこの詩集から10篇をえらんで詩画集「死の淵より」を創った、銅版画「巻貝の奥深く」のクールさったらない。

「巻貝の奥深く」 高見順詩集「死の淵より」
巻貝の白い螺旋形の内部の
つやつや光ったすべすべしたひやっこい奥深くに
ヤドカリのようにもぐりこんでじっとねていたい
誰かが訪ねてきても蓋をあけないで眠りつづけ
こっそり真珠を抱いて できたら そのまま ちぢこまって死にたい
蓋をきつくしめて 奥に真珠が隠されていることを誰にも 知らせないで

2014年7月16日水曜日

下界のわたしたち

天守物語2回目は3階席から。
図書之助と富姫の会話の場面、富姫にあたるライトで上手に長ーく伸びた富姫の影がとても印象的、その影をじっとみていたらもしかしたら龍や蛇のように形が変わるかも、奥に映る影は短く 科白と動きで刻々と動いて面白い、涼しいお天守だった。

ひきかえ お天守を出ればそこは昼の暑さを残すムッとするような下界で、こんな特異日もあるかというくらい人身事故が重なって交通が混乱していた、ここはまごうことなき下界、富姫は風や嵐、雨を降らせて下界の人々を追うのに ここではなにかが「人」を降らせる、まるで巨大なシステムを自爆テロで麻痺させるかのよう、人々は右往左往しつつも黙々とじっと耐えるだけ。

辛い日だったわ。 

2014年7月12日土曜日

昼の部@七月大歌舞伎

よかったですねぇ!これはよかった(?)んですよね?!
まだどかんとやられたショックがのこっちゃって、こんなにびっくりしたのは初めてです。
夏祭浪花鑑、編み笠をとってからの中車さんの義平次です、海老蔵さんの「美」と中車さんの「醜」、どちらかというと「醜」が勝っていました・・ というか 怖いものみたさ 醜いものみたさ で見入ってしまいました、もういいです、もうやめてください、あれぇ~、まだまだ 老人なのになんという生命力! うわぁ~!!という感じです、椅子からずり落ちて沈み込みながら見ておりました。

玉三郎さんのお辰はそれはもう 「おあ姐さまっ!」「姐さん!」 かっこよかった~、映画の極道の妻?のように派手に啖呵を切るのかと思いきや 静かにきっぱりと「女」を立てなさったのです!よかったですねぇ! 黒い地味な夏の御着物をすっきりと着こなしてそれはそれはかっこいい。
ぜひテレビで放送してくださりませ。。

2014年7月8日火曜日

夜の部@七月大歌舞伎

いつも思うのですが澤瀉屋のみなさんの舞台はしっかりきっぱりしていてすがすがしさを感じます。中車さんも目に力を入れて迫真の演技でした。

天守物語、「色彩」に魅了されました。
千変万化の空と雲、闇の怖さ、なによりも富姫の艶やかさでしょうか、髪型や、打掛がすばらしい、以前 展示してあった打掛をみましたが こんなに輝いていたかしら・・ 
やはり舞台で玉三郎さんが身に付けてこそのお衣裳です、日が暮れて羽織る龍が描かれた打掛もすばらしく いかにも異界に棲む生き物の感じがして見入ってしまいました、裏地は波模様と裾に向かって染められた少し暗い赤がまたすごく素敵です。
金色の毛を振って大きな獅子が突然動いてお城の人たちと戦う場面もすばらしい!
片岡我當さんの近江之丞桃六の力ですべてが明るい世界に戻り 千歳百歳の恋が叶って終わります。 片岡我當さんが神々しくて、その余韻のなか再び幕が上がり我當さんを中心に海老蔵さんと玉三郎さんが登場しお辞儀をされていました。
美しい舞台でした!
2014.7.7

2014年7月2日水曜日

愛車の手術

愛車の気になっていたところを相談しにガレージへ持ち込んだ。
そうね これくらいなら大丈夫と思いますよ、30分ください、向こうでお待ちください、
といわれ、置いてあった浅田次郎の短編集の文を目で追いながら 音に耳を立てていました、無事に治るかしらとか どんな様子?かしらとか・・ 
なかなか内容が頭に入らなくて 手術室の前で待つ気分でした。
本は後でゆっくり読もうと図書館で予約しました、おもしろそうだったの。
愛車はきれいに(まっさらじゃないけど)治ってきてほっとしました、よかった。

2014年7月1日火曜日

RAINBOW

坂東玉三郎さんの公式ページの今月の写真はグランドキャニオン?でしょうか??
虹を見つけた!
雄大な景色、「蜃気楼」が見えたらある小説の景色もきっとこんなふうかしらと思うわ。