2018年11月15日木曜日

阿蘇山へ@八千代座2018.11

2018.11.1~11.3
九州 熊本県山鹿市八千代座で行われた坂東玉三郎 映像x舞踊公演を観に行きました。
今回で三回目になります、福岡と熊本から山鹿へ行ったことがあるので今年は阿蘇山を見物がてら大分から入りました。お天気に恵まれて秋の阿蘇カルデラの景色と火口をみることができました。
 
大分空港から由布岳の麓をとおり九重連山を越えてカルデラ地形をみました、峠を越えると稲刈りがすんだ田んぼや家屋 森が広がり 桃源郷に来たようでした。


ロープウェイの阿蘇山頂駅まで車で入れますがその日の風向きで火山ガスが危険と判断されると火口まで(車で行ける)は入れません、登山口は閉められていましたが 突然 風向きが良いと判断され 急いで火口まで行きました、大きさや地層、噴石やトーチカに驚き 火山ガスに咳込むのでした。
 
 
 
 Pascalさん 写真をありがとうございます、広角や望遠レンズをつかうと大きな景色も写せるのですね。

2018年10月30日火曜日

吉野山・助六@芸術祭十月大歌舞伎2018

ほんとうに贅沢な舞台を楽しみました。十月歌舞伎夜の部に4日も通ってしまいました、舞台がきれいでたのしくて 歌舞伎っていいなぁと思いました。

義経千本桜 吉野山の 源九郎狐の勘九郎さんと静御前の玉三郎さんにはうっとりです、前から思っていましたが勘九郎さんには色気を感じます、玉三郎さんの静御前は品格と柔らかさと女らしさが溢れていて お二人はお似合いで素晴らしかったです、毎回ふわっとした気持ちになりました。

仁左衛門さんの助六も楽しくてあっという間に時間が過ぎていきました、曽我兄弟の母役の玉三郎さんもとてもよかったです、台詞がよく通って 助六と白酒売りの兄弟を諭すところがすばらしい、いい場面だなぁと思いました。
勘九郎さんの声はお父様とそっくりでした。。
静御前と忠信 助六と満江の舞台写真を何枚も購入して散財しました。
勘九郎さん七之助さん巳之助さん児太郎さん みなさんとても立派に舞台に立ってらして頼もしく感じました。

そして 今は八千代座へ向かう支度をしています、楽しくてふわっとした道行になりますように。

2018年10月23日火曜日

能 自然居士 古式 @観世流

2018.10.19
国立能楽堂
自然居士じねんこじ古式こしき
観世流
シテ 自然居士 観世清和
子方 童女   谷本康介
ワキ 人商人  森 常好
ワキツレ 人商人 舘田善博
笛  一噌隆之
小鼓 観世新九郎
大鼓 亀井広忠

説法が得意で人気のある美青年の自然居士が踊りをつくして 人買いに捕らわれた童女を救うお話でした。
能 自然居士も能面「喝食かっしき」もはじめてです、解説によれば能面「喝食」は観世流に伝わるとても古い面だそうです、時間を経ているせいか面の色が青みがかっていて江戸時代のお雛様のような細面で切れ長の目鼻立ちでした、でも横顔はふっくら少し受け口でいかにも若い青年で素敵でした。
烏帽子をつけた舞 船の由来を説く舞 数珠を簓ササラに見立てて舞う「簓の段」「鞨鼓」をつけた舞とたっぷり舞を楽しめます。
装束も青年らしい色合い(色を言葉で表すのはむずかしい・・ブルーグレーがかったブルーと黄色系の袴?)でした。
面白かったです。
古式というのは解説によると省かれることが多い自然居士の説法のところが加わっているのだそうです。
シテ 夫(それ)一代の教法は、五時八教をつくり、教内教外を分かたれたり。・・(中略)・かように思ひしより自然心得、今は山深きすみかを出て、かかる物狂ひとなり。
地謡 花洛の塵に交わり、かくかの波に裳裾をぬらし、・(中略)・・吹く風の寒き山とて入る月に、指をさしても求め難きは、つながぬ月日なりけりや、つながぬ月日なりけり。

2018年10月16日火曜日

蝠聚会ふくじゅかい@2018.9.7

2018.9.7
国立演芸場
蝠聚会《文楽座三味線弾きが語る素浄瑠璃の会》
絵本太功記
 夕顔棚の段
 尼ヶ崎の段
一谷嫩軍記
 脇ヶ浜宝引きの段

一谷嫩軍記といえば我が子を犠牲にするお話かと思っていたら 脇ヶ浜宝引きの段はとても面白い段なのね 皆さんの話芸がすばらしく感心しました。
 「蝠聚会」会の名前がいいわね 蝙蝠こうもりの手ぬぐいを買いました。 
 テレビで見るお笑いとはちがって 柔らかくて 気が利いた上方の文化が 素敵だなぁと思いました。
終いの手締めもシャンシャンシャンと賑やかな関東とは違って柔らかくていいなと思いました。

坂東玉三郎シャンソン スペシャル コンサート@2018.8.1


アントワーヌ・ブールデル アポロンと瞑想 走りよる詩神たち 

熱海のMOA美術館は初めて訪れました、台風で被害を受けた海沿いの国道135号線を走りました、途中磯料理屋で貝や魚づくしの料理を楽しみました。美術館は傾斜のきつい道を上ります、美術館に入ると好きなブールデルのレリーフが迎えてくれます、そして階段を海に向かって降りるのですが眺望のすばらしいこと!
能楽堂で津軽三味線と民謡・沖縄の唄三線、そして玉三郎さんのシャンソンを聴くコンサートはとても素敵な時間でした。
こちらの能楽堂でぜひ坂東玉三郎さんの能が観たいと思いました。

2018.8.1
MOA美術館能楽堂
坂東玉三郎
沢田成十朗 津軽三味線
玉城和樹 琉球古典音楽


津軽三味線 沢田成十朗
一、謙良節 青森県民謡
二、酒屋唄 秋田県
三、南部牛追い唄 岩手県
四、喜代節 秋田県民謡
五、江差追分 前唄 北海道
 
琉球古典音楽 玉城和樹 
一、子持ち節
二、島尻天川節
三、述懐節

シャンソン 坂東玉三郎
バラ色の人生
夢の中に君がいる
群衆
セントインザクラウン
枯葉
セシボン
私の心はヴァイオリン
妻へ
18歳の彼
ノスタルジア
人生は歌だけ
愛の讃歌

観劇予定@2018年11月12月・・

2018年10月
 芸術祭十月大歌舞伎 夜の部 
 能 自然居士
 能 竹生島

2018年11月
 八千代座 坂東玉三郎 映像x舞踊公演
 舞楽 陵王
 ゲースのピアノ
 能 小鍛冶
 映画 夢の女

2018年12月
 坂東玉三郎さんの阿古屋
 坂東玉三郎さんの岩永左衛門
 中村児太郎さんの阿古屋

2019年1月
 イアン・ボストリッジ来日
  東京文化会館
  トッパンホール
  王子ホール

2019年2月
 能の五番(道成寺)朝薫の五番(執心鐘入)
  新垣悟さんの中城若松

2018年10月4日木曜日

能 山姥 宝生流 @2018.7.7

2018.7.7
国立能楽堂
能 山姥 宝生流
 前シテ/女  金井雄資 面:曲見(しゃくみ)
 後シテ/山姥 金井雄資 面:山姥(やまんば)
 ツレ 百万山姥 高橋憲正 面:小面(こおもて)
 ワキ 従者 宝生欣哉
 笛  竹市 学
 小鼓 成田 達志
 大鼓 亀井 広忠

2回目の山姥鑑賞です、だいたい同じと思っていたのですが唐織は鳥の子色の地に雅楽の火焔太鼓の三つ巴 二つ巴 牡丹文様がちらしてあり 袴は黒地に大き目の金のダイナミックな稲妻文様で自然の大きさ力強さを感じました。
髪は長いとはいえない蓬白髪で面は山姥でしたが なぜだかより幽鬼に近い精神性を感じました。

初めて山姥を見たときは大自然の山神を感じ、そのとき「輪廻を離れぬ妄執の雲の、塵積もって山姥となれる、鬼女が有様」の「輪廻を離れぬ妄執」がちょっと解らなかったのです、今回は山姥というより鬼女の妄執を少しは感じられたかな。

けれどずっと「輪廻を離れぬ妄執」でいまでも山廻りをしているのかしら、大自然の春・花・秋・月・冬・雪の美しさだけが山姥を癒すのかしら、いやきっと癒しなど求めてはいないわね 大自然が山姥そのものなのだから。
機会があったらまた見に行こう。

2018年10月3日水曜日

能 葵上 能楽鑑賞教室 @2018.6.22

2018.6.22
国立能楽堂
能 葵上
 シテ 六条御息所の生霊 粟谷明生 面:泥眼・般若 
 ツレ 照日の巫女 佐藤陽

舞台には小袖が一枚畳んでおかれています、それが葵上が病床にあることを表すのですね。
照日の巫女が口寄せの術で葵上に何がおきているのか語ります、六条御息所の光源氏への強い想いが生霊になって葵上を襲っていたのです、巫女は声がとおって良かったです。

登場した六条御息所の生霊の怖いこと「泥眼」という面が恐ろしい、小さくぽっかり開いた眼や無表情の顔立ちはある一点に凝縮されています、無表情ではなくて心がうつろなような、葵上にたいする嫉妬で何も見えない 世界は存在しない ただただ焦がされてどうしようもない状態にみえました。

「泥眼」の面で同じ眼をする人を思い出した、妄想の世界に入ってしまうと「泥眼」と同じ顔に ぽっかり空いた小さな黒い穴の眼になって どうしようもなかった。。恐ろしい顔だったけれどそれはそれでつらいだろうに と思う。

お話しでは横川の聖に祈り伏せられ苦しみから逃れられるけれど現実にはどうしたらいいのでしょう。

2018年10月2日火曜日

台風一過@2018台風24号

台風24号 とても怖かったですー 
雨も打ち付けていましたが強風が物凄く吠えている感じでした、大きな音がするたびに何か飛んでくるかしらと緊張します、寝るに寝られずただ過ぎるのを待ちました。

翌日の快晴なこと、ようやくいい匂いで咲き始めた金木犀の花が半分以上散ってしまいました、8月に枝を剪定したので細かい小枝もドライヤーで飛ばされたようにたくさん落ちました。

彼岸花@近くの公園

2018.9.18
先入観があるのか突然生えてくるイメージでちょっとシュールな彼岸花、近くの公園脇の水路に沿って咲いていました。誰かが植えたのかしら?自生?球根?

2018年9月25日火曜日

さわぎ @ 端唄 初春


毎日毎晩家はさわぎでおおさわぎ

友がお師匠さまから新春にむけて「初春 騒ぎ入り」をいただいてきた。
なので毎晩三味線の練習に力を入れている 
チャンチャランチャ チャラララランがエンドレス‥
深夜までおおさわぎなの~!
さぁさ ういた ういた
やーと やーと やーと とね

2018年9月18日火曜日

能 遊行柳 観世流 @国立能楽堂

2018.6.15
国立能楽堂
遊行柳 青柳之舞 観世流
 前シテ 老人 坂井音重 面:三光尉(さんこうじょう)
 後シテ 老柳の精 坂井音重 面:石王尉(いしおうじょう)
 遊行上人 殿田健吉
 大鼓 亀井忠雄
 小鼓 観世新九郎

4月にみた西行桜の桜色ともいうべき舞台に感動したのと 柳が好きなので柳の精をみたくてチケットをとりました。

今にも朽ちそうな老柳(の精)が遊行上人から南無阿弥陀仏の念仏を十回唱えてもらい仏の世界へ成仏していくお話しでした。

老柳は誰も通わないふる路にあります、荒れ果てた風景を地謡がうたいます、
人跡絶えて荒れ果つる、葎(むぐら)蓬(よもぎ)生(う)刈萱(かるかや)も、乱れ合ひたる浅茅生(あさじう)や袖に朽ちにし秋の霜、露分け衣きて見れば、昔を残す古塚に、朽木の柳枝さびて、蔭踏む道は末もなく、風のみ渡る気色かな、風のみ渡る気色かな
(プログラムより)
深緑の絹に覆われて柳の枝葉が上部に置かれた作り物の中から老柳の精が登場します、その姿に衝撃を受けました、伸びた白髪に囲まれた面(石王尉)は老人というより血の気のない頬のこけたデスマスクのような面で それほど年老いてもまだ朽ちたままこの世にあって成仏できないということを一瞬にして理解できました。

遊行上人から有難い御法の念仏をいただいて老柳の精は喜び舞って成仏していきます。
教へ嬉しき法の道
青柳に鶯伝ふ、羽風の舞
柳の曲も歌舞の菩薩の、舞の袂を返す返すも、上人の御法を受け、喜ぶ
報謝の舞も、これまでなりと、名残りの涙の
暇もうさんと、木綿附(ゆうつけ)の鳥も啼き・・
(プログラムより)
老い 成仏 ・・ 「死」をこんなに軽々と越えていけたら。

2018年9月13日木曜日

このごろ@2018年8月から9月にかけて

風が変わり セミに代わって虫が鳴きます、案外秋の訪れは早かったわね。
散歩を再開しました、夕空がブルーとピンクだけだったので急いで携帯カメラを取りに帰った2・3分でこんなに暗い空になってしまった。。
ネコは昼寝というより一日中寝ているかな
 
建物が取り壊された跡地は草原になっていました
 芙蓉の花ってきれいなのね!
 友はお楽しみ会へ、すごく三味線が上達しているらしい
文楽好きの友の誘いで浄瑠璃を聴きに来ました
はじめて大阪の話芸を楽しみました

2018年9月12日水曜日

1956.9.12

1956年9月12日は 香港の大スター 故張國榮レスリーチャンのお誕生日です、亡くなって15年、存命であれば今日62才になります。。

いつもYoutubeで〝私はこんな張國榮レスリーチャンが好き” っていう動画を探すのですがどれもこれも素敵でしばらく幾つものレスリーに見入ってしまいます。

今年のレスリーのお誕生日に この動画を選びました。
Happy Birthday!

LeslieClub -YouTube
 Video from Leslie Cheung's Fansite: leslieclub.com 
His movies reached you 
 His music touched you 
 His charm attracted you 
His Passion affected you
Leslie Cheung - He is what he is !
(動画の説明より引用しました)

2018年9月4日火曜日

光と闇@幽玄

2018.9.3
歌舞伎座秀山祭夜の部 新作歌舞伎舞踊「幽玄」を待ちきれず見にいきました。
全力集中して観劇しました、ノックアウト状態は久しぶりで あぁなんと消耗したことか 台風が迫った蒸し暑い夜に家に辿り着く力が残っていてよかった。

光と闇の世界を堪能しました、光と闇といえば 壮大な宇宙まで連想してしまいました。

光の世界は清明な「羽衣」です、伯竜他釣り人たちは姿・服・仕草などとても品がよく 漁師というよりは釣りを楽しむ天上人であり そこへ一段上の天界からやってきた天女が現れます、天女というよりは菩薩だ・・すばらしい唐織の装束をまとい あの鳳凰の羽で織られたような長絹の黄金色は時に茜色にキラキラと輝きます、夕焼けの空じゃない?
唐織はすばらしい朱に金の青海波に松や梅の模様でした。

そして ずっと見たかったものをみることができました、能面を着けない能 それは玉三郎さんにしかできないと思います、面を着けないためにシテの詞章をはっきり聴けるのです、それもシャンソンコンサートで鍛えられた喉から発声されるすばらしい声です、舞はお手の物でほんとうにすばらしい舞台でした。

闇の世界は「道成寺」です、舞台がパッと明るくなるのは最後のところだけだったと思います、スポットの照明で表される情念や妄執がすごいです、今回作り物の出雲の大蛇ではなく 玉三郎さんは日本振袖始で演じるヤマタノオロチのいでたちで登場しました、その出が怖かったです、頭を覆った美しい糸巻模様の唐織の下はきっと般若の面、般若の面よね と集中していたらなんと隈取でオロチになっていました、そしてオロチが大見得を切ります。。

鼓童の太鼓は羽衣では大打ちするところがなく静かに囃子方に徹していたのですが「道成寺」では歌舞伎座の大空間に響き渡る大音響でした、ほんとうに消耗したのでございます。。

大団円の大人数の登場と鼓童が作り出す舞台は歌舞伎座でも狭いくらいで さらに大きな舞台がふさわしいかと思いました。

2018年8月21日火曜日

夏祭り 2018

やはりこれは欠かせません
三宅島神着神輿太鼓です 今年も見にきました
それにしてもすばらしい女性の打ち手だこと・・・!!
2018.8.4

そして氏神さまのお祭り
賑やかな宵宮です
2018.8.18
暗い鎮守の森と社に明るい屋台の灯り
携帯カメラで撮るのは難しい 

ひまわり

買い物途中 まるでゴッホの画から現れたようなひまわりをみかけて写真をとりました。
太陽にすっくと向い陽をいっぱいに浴びています
種になる部分?がいいわ
きれいな色!
2018.8.18

2018年8月20日月曜日

日台新作「繍襦夢」2018.6.9 & 6.17

2018.6.9
2018.6.17
横浜能楽堂
日台共同制作作品
繍襦夢(しゅうじゅむ)
鄭元和 温宇航
李亜仙(繍襦)劉珈后
三味線 常磐津文字兵衛(中棹)
    今藤美治郎(細棹)
唄   杵屋秀子
    今藤政貴
台湾国光劇団 昆笛 司鼓 笙 中胡 三弦 中阮

横浜能楽堂では理解のために Wifiで字幕情報を各々のスマホに用意してくれました。
昆劇の台詞や歌が進行にあわせて流れより深く理解できました(台湾や中国の方々には日本語の歌が理解できます?)それも無料でした、すばらしいなぁと思いました。

繍襦ではハッピーエンドになるのですが 新作の繍襦では李亜仙は傷ついた元和を助けながら 科挙に合格して義父に紹介されるはこびになったとき自ら身を引いていなくなってしまいます。

李亜仙形見の繍襦を羽織り 長い白い髭を生やした老人が昔を振り返るところ 愛情がありながら結ばれなかったところ 邦楽が見事に無常感を演奏していたと思います。
字幕で物語を深く理解ができてほんとうに泣きました、となりの友も泣きました。
すばらしい舞台でした。

昆劇 繍襦記 打子 2018.6.17

2018.6.17
横浜能楽堂
昆劇 繍襦記より打子
台湾国光劇団
鄭□  唐文華
鄭元和 温宇航
宗禄  華智暘

昆劇 繍襦記より打子 とは? フライヤーより引用します、
唐代の青年の鄭元和が妓女(遊女)の李亜仙と知り合い慕い合った後、一度は落ちぶれて乞食にまでなるが、再び出会った亜仙に助けられ出世を果たす。今回は、元和の情けない姿を見た父親が、親不孝者だと怒り棒で殴る場面の「打子」を抜粋上演する。
繍襦記がどんなお話しなのか・・図書館などで調べましたが資料がなく 当日プログラムや説明をきいて知りました。身を立てるのはどこでもたいへん、繍襦記では遊女の助けがあって最後はハッピーエンドになるのだそうです。
「繍襦」は字のとおり美しい刺繍が施された打掛で 遊女李亜仙が羽織っていましたが怪我をした元和に掛けられます、愛の象徴かな。

舞台上では元和の父が息子を怒りにまかせて打ち叩きます、立ち上がれないほどに。。

昆劇 牡丹亭・驚夢 2018.6.9

2018.6.9
横浜能楽堂
昆劇 牡丹亭・驚夢
台湾国光劇団
柳夢梅 温宇航
杜麗娘 劉珈后

久しぶりに昆劇牡丹亭驚夢をみました、懐かしい音曲 歌 にふれて嬉しかったです。
柳夢梅が柳の一枝を手に登場する場面 いいですね、頭のてっぺんに突き抜けるような発声も歩き方もなつかしい、ただ 能舞台なので足袋で登場です、厚底の例の履物ではなかったです。 

夢で恋に落ちるロマンチックなお話し。。
坂東玉三郎さんの牡丹亭は好きで何度も見ました、パリでは閻魔様まで登場しました。 玉三郎さん演じる杜麗娘のすばらしい歌(台詞)をまた聴きたくなりました。
 

能 船弁慶 観世流 2018.5.30

2018.5.30
国立能楽堂
外国人のための能楽鑑賞教室
船弁慶 観世流
前シテ/静 上田公威(きみたけ)
後シテ/平知盛の怨霊 武田章志(あきゆき)

前に平安神宮や博多座などで坂東玉三郎さんの船弁慶を観ていましたが 能で観たくて売り出されていたチケットを購入しました、外国人ではないけれどいままで能に接してこなかったのでほとんど外国人と同じかな。

う~む 
舞台の大きさのせいか歌舞伎の船弁慶のほうがダイナミックでしたし、静の登場も坂東玉三郎さんではまったく「面」が必要ないのですから人物を直接に感じることができます、すばらしいことだなぁ、坂東玉三郎さんの船弁慶をまた観たい!
 

2018年8月7日火曜日

ネコが熱中症

ネコがだるいようす
ごはんを食べない
よだれがでる
口が気持ちわるそう
暑いのに涼しいところを嫌う

そんな日が二日 三日目に動物病院へ行きました。
肩甲骨のあたりの皮をねじって持ち上げ戻りをみます
戻りが悪い → 脱水
血液検査 → 肝 腎 はOK 白血球も正常

たぶん熱中症だということで 輸液をしました
血管からでなく 背中の皮を持ち上げブスリと針をさしそのまま液を落とします、あっという間に終わるのでびっくりしました、しかし背中に入った水分は下のお腹にぼこっとたまるので二度びっくりです。
三日輸液に通い今は元気になりました。。ほんとうにたいへんな夏です。

2018年8月6日月曜日

トンボ

近づいても動かない
たぶん羽化したて?
しばらく休んでいたけれど
そのうちいなくなってたわ

追記:友がトンボの名を教えてくれました
「コオニヤンマ」だそうです

2018梅干し完成

2018.7.21 第一弾
2018.7.22 第二弾
今年もたくさん梅干しができました
完熟し自然落下した梅でつくりました
皮は柔らかくジューシーな仕上がりです
老木だし こちらもね・・いつまでできるかな

雨ひめさま@シュトルム


前の投稿で 酷暑から童話にでてくる火鬼を思い出したのですが「氷の女王」と思い込んでいましたが 全然ちがっていました、童話はシュトルムの「雨ひめさま」(植田敏郎訳)で火鬼は火男?でした。

井戸の奥 洞窟の奥で眠っていた雨ひめさまを起こしにいく物語で霧がながれて雲になっていくようすがとても印象的なお話でした。

あまりに昔なことでごっちゃになっていました、図書館からシュトルムの「みずうみ」「雨ひめさま」「たるの中から生まれた話」を借りてきました。
ほんとうは昔読んだ訳の「世界童話文学全集7ドイツ編」を読みたかったのですが。。