国立能楽堂
江口 金剛流
前シテ 女 金剛永謹
後シテ 江口の君 金剛永謹
ツレ 遊女二名
ワキ 旅僧 福王茂十郎
遊女の江口の君が普賢菩薩になって象に乗って西方浄土へゆく終わりがどんなふうなのかみたかったのですが地謡が様子を謡うだけでした。
地謡一夜の宿を江口の君に断わられて西行法師は
思へば仮の宿に、心留むなと人をだに、諫めし我なり、これまでなりや帰るとて、即ち普賢菩薩と現れ、舟は白象となりつつ、光と共に白妙の白雲に打ち乗りて西の空に行き給ふ、有難くぞ覚えたる、有難くこそ覚ゆれ (プログラムより抜粋)
世の中を厭ふまでこそかたからめ仮の宿りを惜しむ君かな江口の君は答えます
世を厭ふ人とし聞けば仮の宿に、心留むなと思ふばかりぞ悟りに通じる仏教の世界を感じきれなかったです、機会があればもういちど観劇に挑戦します。
0 件のコメント:
コメントを投稿