2010年1月30日土曜日

湯顕祖の牡丹亭(12)

中国古典文学大系53戯曲集下還魂記(岩城秀夫訳)45頁
第12幕 夢のあとを尋ねる から

(柳夢梅の夢を見てから杜麗娘は眠れなく、食欲もありません、そこで夢をたどろうとひとりで花園へでかけます。)
夢の歓会の一転し
花に依り柳にそうて
重ねて来らん
昨日と今日と
眼に見しと心のうちと
陽台もたちまちに変じぬ
(一本の姿のよい梅の木を見つけて)
この梅の樹は依依としていて、人を喜ばせることですわ。
この杜麗娘が死んだ後、ここに葬ってもらえれば、幸いですわ。
いかで われ再び 
いかで われ再び 
この園に来らんや 
ただ夢か死のほかは
話は一転悲劇的な様相になってきます。。
食欲もなく眠れなくなるほどの恋の夢・・そんな夢を見てみたいわ、Margaretはいかが?

眠りといえば退思園には「眠雲亭」という名前の東屋があります、向かいのボートハウスから撮った写真です。



眠雲亭から見たボートハウス

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