2010年1月8日金曜日

湯顕祖の牡丹亭(1・2)

中国古典文学大系53戯曲集下還魂記(岩城秀夫訳)3頁・5頁から印象にのこる文を。

第1幕 標目 から
説明役登場
もし相思の人の相負(そむ)かずば 
牡丹亭に三世の縁(えにし)あらん
第2幕 懐いを言う から
柳夢梅(広州の果樹園で暮らしている)

半月ばかり前にふと夢を見ました。
夢の中で花園に行きますと、梅の花の下に一人の美人が立っておりました。
背は高からず低からず、送るがごとく迎えるがごとくで、その美女は

『柳さま、柳さま、わたしにお会いになりましたからは、姻縁の分、ご栄達の時がございましょう』

と申しました。わたしはこれをきっかけに、名を夢梅と改め春卿をあざなといたしました。

「夢の短きも夢の長きも ともにこれ夢 年来り年去る これ何れの年ぞ」
というものでございます。
Margaretへ 55幕もあるから少しづつ読むことにするね。

0 件のコメント: