2010年1月17日日曜日

湯顕祖の牡丹亭(9)

中国古典文学大系53戯曲集下還魂記(岩城秀夫訳)
第9幕 静かな庭園(32頁)から

春香 
お嬢さまは「毛詩」の「窈窕たる淑女は、君子の好逑」をお読みになりましたところ すっかり淋しい気持になられまして、書物も手にとらず、「聖人のお心は、みんなここにあらわれています。昔も今も思いは同じこと、そうじゃないかしら」といって、溜息をつかれました。(中略)
(花守に)お嬢さまが三日後に花園を見にいらっしゃるので、道のお掃除ををよくしておいて頂戴。

こうして杜麗娘と春香は気晴らしに後花園にでかけるのですね、坂東玉三郎さんの牡丹亭は第1幕が遊園となっていますが内容は戯曲集の第10幕「夢に驚く」にあたるようです、つぎにとりあげるねMargaret。

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