2010年6月6日日曜日

「坂東玉三郎」歌舞伎座立女形への道

Margaretは何を読んでいるかしら?

歌舞伎座さよなら公演で 玉三郎さんの富姫、美女、妻菊、典侍の局、るん、八ッ橋、覚寿、巴御前、千代、揚巻を堪能したけれど ちょうどタイムリーに 中川右介著「坂東玉三郎」歌舞伎座立女形への道 が出版されたので読んでいるわ。

本人に取材しているのではなく書かれたものに取材していて いろいろな方が語る文章から玉三郎さんを想像できるし、玉三郎さんを取り巻いていた環境がどのようなものだったか理解できる。

森茉莉が三島由紀夫のエピソードとして文章にしたくだりの玉三郎さんの言葉はほんとうに印象的!

著者は本の「あとがき」で玉三郎さんのすばらしさを書いているけれど ほんとうにそのとおり!だと思うし、同時代に生きて歌舞伎座の立女形である玉三郎さんの生の舞台を観ることができる幸運と幸福を喜びたいわ。

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